風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第34話 あらすじ/ネタバレ
含嘉倉(がんかそう)の惨劇
神都の食料庫である含嘉倉(がんかそう)が爆発炎上。神都の民と皇室の命運を左右する大惨事となった。含嘉倉(がんかそう)の惨状を目の当たりにした李訳忱(りやくしん)は、神都の混乱を危惧する。
皇帝は武慎行(ぶしんこう)と武攸決(ぶゆうけつ)に事件の調査を命じ、各地の監察官に新たな食料の調達を急がせる。一方、高秉燭(こうへいしょく)と百里弘毅(ひゃくりこうき)は爆発前に伏火雷霆(ふくからいてい)が隠されていた場所を訪れていたことが判明。
内衛は武思月(ぶしげつ)の行方を突き止め、武攸決(ぶゆうけつ)は含嘉倉(がんかそう)へと急行する。高秉燭(こうへいしょく)もまた、安白檀(あんびゃくだん)から武思月(ぶしげつ)の消息を聞き、含嘉倉(がんかそう)へと向かう。
掌秋使(ひらきみおくり)の最期
含嘉倉に到着した高秉燭(こうへいしょく)は、惨状を目の当たりにする。武思月(ぶしげつ)の姿は見当たらず、絶望に打ちひしがれる。
掌秋使(ひらきみおくり)は、他の伏火雷霆(ふくからいてい)の隠し場所が露見したことを知り、掌春使(しょうしゅんし)を問い詰める。掌春使(しょうしゅんし)は掌秋使(ひらきみおくり)の短絡さを嘲笑し、皇帝の暗殺は目のではないと告げる。掌秋使(ひらきみおくり)は掌春使(しょうしゅんし)を殺そうとするが、部下たちは掌秋使(ひらきみおくり)に刃を向ける。抵抗虚しく、掌秋使(しょうしゅうし)は捕縛される。
百里弘毅(ひゃくりこうき)の悲しみ
百里弘毅(ひゃくりこうき)は申非(しんひ)の遺体を屋敷に連れ帰り、芸芝(うんし)と柳然(りゅうぜん)は悲しみに暮れる。百里弘毅(ひゃくりこうき)は申非(しんひ)との思い出を胸に、深い悲しみに沈む。柳然(りゅうぜん)は五叔(ごしゅく)に百里弘毅(ひゃくりこうき)を癒す薬を頼む。
武思月(ぶしげつ)の救出と李北七(りほくしち)の死
李北七(りほくしち)は武思月(ぶしげつ)を救出するため、含嘉倉に現れる。武思月(ぶしげつ)は簪を使って縄を解き、李北七(りほくしち)と激闘を繰り広げる。内衛が駆けつけ、李北七(りほくしち)は討ち取られる。武攸決(ぶゆうけつ)は李北七(りほくしち)の死を目の当たりにし、複雑な思いに駆られる。
百里弘毅(ひゃくりこうき)と掌春使(しょうしゅんし)の邂逅
悲しみに暮れる百里弘毅(ひゃくりこうき)の前に、掌春使(しょうしゅんし)が現れる。百里弘毅(ひゃくりこうき)は掌春使(しょうしゅんし)が兄の百里寬仁であることに気づくが、百里寬仁はそれを否定する。百里弘毅(ひゃくりこうき)は百里延(ひゃくりえん)の死を問い詰めるが、百里寬仁は否定する。百里寬仁は逍遥子(しょうようし)との出会いから春秋道(しゅんじゅうどう)への加入までの経緯を語り、百里弘毅(ひゃくりこうき)に春秋道(しゅんじゅうどう)への参加を勧誘する。含嘉倉の爆発は、彼の大きな計画の一部に過ぎなかった。
掌春使(しょうしゅんし)は掌秋使(しょうしゅうし)を捕らえ、百里弘毅に父親の仇を討つよう迫る。百里弘毅は躊躇するが、掌春使(しょうしゅんし)は掌秋使(しょうしゅうし)を殺害する。
武思月(ぶしげつ)の決意
武攸決(ぶゆうけつ)は幼い頃から育ててきた李北七(りほくしち)の裏切りに心を痛める。武思月(ぶしげつ)もまた、かつての仲間の死を目の当たりにして深い悲しみに暮れる。
高秉燭(こうへいしょく)は瓦礫の中で武思月(ぶしげつ)を見つけ、二人は再会を喜ぶ。武攸決(ぶゆうけつ)もその様子を温かく見守る。裴諫(はいかん)は高秉燭(こうへいしょく)を捕らえようと現れるが、武攸決(ぶゆうけつ)が庇い、裴諫(はいかん)は引き下がる。
武思月(ぶしげつ)は含嘉倉に残って手がかりを探そうとするが、武攸決(ぶゆうけつ)は李純(りじゅん)に護衛を命じて見守る。武思月は高秉燭(こうへいしょく)に李北七(りほくしち)の裏切りを明かし、悲しみに暮れる。高秉燭(こうへいしょく)は武思月を慰める。
新たなる展開
皇帝は楊煥(ようかん)と武慎行(ぶしんこう)の失態を叱責し、真犯人の究明を急ぐ。武慎行(ぶしんこう)は責任を李訳忱(りやくしん)に転嫁し、武攸決(ぶゆうけつ)を後任に推挙する。皇帝は楊煥(ようかん)に武攸決(ぶゆうけつ)を呼び寄せ、聯昉(れんほう)の主事に任命する。
第34話の感想
第34話は、含嘉倉の爆発という衝撃のな事件から始まり、様々な登場人物の思惑が交錯するスリリングな展開が続きました。
特に印象のだったのは、掌秋使(しょうしゅうし)と掌春使(しょうしゅんし)の対決です。掌秋使(しょうしゅうし)は掌春使(しょうしゅんし)を裏切り者として糾弾しますが、掌春使はそれを嘲笑し、彼の真の目のは皇帝の暗殺ではないことを明かします。掌秋使は掌春使の計画を阻止しようとしますが、部下たちに裏切られ、命を落とします。
また、百里弘毅と掌春使の対峙も注目すべき点です。百里弘毅は掌春使が兄の百里寬仁であることに気づきますが、百里寬仁はそれを否定します。百里弘毅は百里延(ひゃくりえん)の死を問い詰めますが、百里寬仁は否定し、春秋道(しゅんじゅうどう)への参加を勧誘します。百里弘毅は春秋道(しゅんじゅうどう)の真の目のを知り、衝撃を受けます。
第34話は、今後の展開を予感させる衝撃のな内容でした。春秋道(しゅんじゅうどう)の真の目のとは何か?掌春使の真の狙いとは?武思月と高秉燭(こうへいしょく)の運命は?様々な謎が残り、今後の展開が楽しみです。
つづく