風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第37話 あらすじ/ネタバレ

武攸決(ぶゆうけつ)の策略

武攸決(ぶゆうけつ)は百里寛仁(ひゃくりかんじん)を牢獄に閉じ込め、高秉燭(こうへいしょく)が取り戻した食料を民に分配した。彼は皇帝に罪を認め、百里寛仁(ひゃくりかんじん)を見逃したことでこのような事態を招いたと謝罪する。皇帝は百里寛仁(ひゃくりかんじん)の逮捕を評価し、俸禄1年の減俸のみで済ませた。武攸決(ぶゆうけつ)は皇帝に感謝し、民心を鼓舞するために開倉式を執り行うことを提案。皇帝は快諾し、早急に準備を進めるよう命じた。

高秉燭(こうへいしょく)の任務

高秉燭(こうへいしょく)は聯昉(れんほう)に戻ると、李譯忱(りえきしん)が刺された資料と含嘉倉(がんかそう)が爆破された記録が消えていることに気づく。聯昉(れんほう)内部に再び内通者がいるのではないかと疑う声が上がる。

武攸決(ぶゆうけつ)は高秉燭(こうへいしょく)を呼び出し、李譯忱(りえきしん)が定めた七情六欲を断つという掟を破るよう命じる。武思月(ぶしげつ)への想いを大切にすべきだと諭し、不良井(ふりょうせい)への食料配布と春秋道(しゅんじゅうどう)から押収した食料の警備を任せる。そして、内衛の兵力を動かすことができる内衛令牌を授ける。

不良井(ふりょうせい)での歓迎

高秉燭(こうへいしょく)は不良井(ふりょうせい)に食料を届け、人々は皇帝の恩に感謝する。白浪(はくらん)は人々の笑顔を見て高秉燭(こうへいしょく)を称賛するが、高秉燭(こうへいしょく)は何かがおかしいと感じていた。一連の出来事が順調に進みすぎるからだ。丑じい(ちゅうじい)は高秉燭(こうへいしょく)に感謝し、人々は彼を英雄と呼び、故郷への帰還を歓迎する。高秉燭(こうへいしょく)は感動の涙を流す。武思月(ぶしげつ)も遠くからその様子を見守り、心を動かされる。

百里弘毅(ひゃくりこうき)の決意

百里弘毅(ひゃくりこうき)は百里寛仁(ひゃくりかんじん)に会いに行くことを決意するが、武攸決(ぶゆうけつ)はそれを許さない。しかし、百里弘毅(ひゃくりこうき)は連座を恐れることなく牢獄を訪れる。百里寛仁(ひゃくりかんじん)は彼の質問に答えず、目のを明かそうとしない。

宇文佩佩(うぶんはいはい)の最期

裴諫(はいかん)は宇文佩佩(うぶんはいはい)の行方を追うが、彼女は師匠の青夜(せいや)のもとを訪れていた。神都を離れたいと訴える宇文佩佩(うぶんはいはい)に、青夜(せいや)は郎君にとりなすことを約束する。柳沣(りゅうほう)は宇文佩佩(うぶんはいはい)に化粧品を買いに胭脂鋪を訪れる。宇文佩佩(うぶんはいはい)は彼を見かけ声をかけようとするが、青夜(せいや)に背後から殺されてしまう。

武攸決(ぶゆうけつ)の過去

武攸決(ぶゆうけつ)は牢獄で百里寛仁と将棋を指し、最後の対局を振り返る。六指のために官職に就けなかった百里寛仁は、逍遥子(しょうようし)の影響を受けて世の中を批判する文章を書き、朝廷の怒りを買った。武攸決(ぶゆうけつ)は百里寛仁を捕らえるよう命じられ、護衛を離して将棋を指す。百里寛仁は優れた棋士だったが、この日は精神のに不安定だったため敗北する。武攸決(ぶゆうけつ)は彼に、天下を征服するには至高の権力を握る必要があると諭す。

武攸決(ぶゆうけつ)の正体

武攸決は自分が帰蔵鳳であることを明かし、百里寛仁と手を組んで大業を成し遂げようと提案する。百里寛仁は彼に心酔し、武攸決は成功の暁には彼を有名にして歴史に名を刻むと約束する。

武攸決の病

武攸決の体調は悪化し、咳が止まらない。武思月(ぶしげつ)は心配するが、武攸決は気にするなと慰める。武思月(ぶしげつ)と武攸決は幼い頃から苦労を共にしてきた。武姓の傍系である彼らは蔑まれてきたため、武攸決は皇帝の毒見役である尚膳奉御になることを決意した。しかし、その結果として病気を患ってしまった。武攸決は武思月(ぶしげつ)にこの話を蒸し返さないよう注意する。武思月(ぶしげつ)は神都の騒動が落ち着いたら、武攸決を江南に連れて行って療養させたいと考えているが、武攸決はすぐに神都を離れることはできない。

百里寛仁の処刑

百里寛仁は罪状により、午時に斬首刑に処せられる。

第37話の感想

第37話は、怒涛の展開が続く回でした。武攸決の正体が明らかになり、百里寛仁との共謀が明らかになりました。また、宇文佩佩の悲劇のな最期も描かれ、視聴者に衝撃を与えました。

武攸決は、これまで謎に包まれていた人物でしたが、その正体は帰蔵鳳であり、百里寛仁と手を組んで大業を成し遂げようとしていました。この展開は予想外であり、今後のストーリーがますます気になります。

宇文佩佩の最期は、あまりにも悲惨でした。彼女は柳沣(りゅうほう)を愛しており、神都を離れたいと願っていましたが、青夜(せいや)に殺されてしまいました。彼女の死は、この物語の悲劇性を象徴していると言えるでしょう。

つづく