風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

百里弘毅(ひゃくりこうき)の失踪と柳然(りゅうぜん)の不安

百里弘毅(ひゃくりこうき)が遅くまで帰ってこず、柳然(りゅうぜん)は心配でたまらない。探し人を派遣するも、見つからず、百里五加(ひゃくりごか)も捜索を続ける。柳襄(りゅうじょう )は柳然(りゅうぜん)に家に帰るよう説得するが、柳然(りゅうぜん)は百里府に残り、弘毅が帰ってくるまで百里延(ひゃくりえん)の遺体を守り続ける。

裴諫(はいかん)の不良井(ふりょうせい)封鎖と民衆の不満

弘毅は一晩中眠らずに霊を弔い、百里五は弘毅を休ませようとする。一方、裴諫(はいかん)は不良井(ふりょうせい)を封鎖し、民衆の不満が高まる。王登成(おうとうせい)は情けを請うが、裴諫(はいかん)は聞き入れない。柳然(りゅうぜん)は葬儀の準備に忙しく、屋敷の装飾を変えている。

高秉燭(こうへいしょく)の捕縛と裴諫(はいかん)の脅迫

裴諫(はいかん)は高秉燭(こうへいしょく)を積善博坊(せきぜんばくぼう)で捕らえようとするが、窈娘(ようじょう)は高秉燭(こうへいしょく)の隠れ家を否定し、裴諫(はいかん)は何も得られずに高秉燭(こうへいしょく)に捕らえられる。高秉燭(こうへいしょく)は10日で事件を解決する約束をし、裴諫(はいかん)に不良井(ふりょうせい)の住民を大切に扱うよう求める。窈娘(ようじょう)は危険を冒さないよう忠告するが、高秉燭(こうへいしょく)は5年前の事件を追求することを決意する。

西市码頭での戦い

西市码頭で、高秉燭は荷運びの労働者に扮して船に乗り込み、偽の仲間の罠を見破り、仮面の男に追われる。船上で激しい戦いが繰り広げられ、双方に怪我を負う。仮面の男は海に飛び込み、高秉燭は追いかける。

百里延(ひゃくりえん)の死の謎

百里(ひゃくり)家の葬儀の日、弘毅は父・百里延(ひゃくりえん)の胸に異常な赤い発疹があることに気づく。詳しく調べたところ、百里延(ひゃくりえん)は毒殺された後に刺されたことが判明する。ゴミ箱から毒入りの銀耳蓮子羹が見つかり、謎が深まる。

高秉燭の絶望と決意

高秉燭は岸に上がると、仮面の男が死んでいるのを発見し、手戟(しゅげき)が落ちていた。彼は兄弟に別れを告げ、その家族を世話した後、自決することを誓う。不良井に戻ると、罪を認めるが、住民に追い出され、お金を残される。

公子楚(こうしそ)の疑念と高秉燭の推理

公子楚(こうしそ)は高秉燭の危険を知り、聯昉(れんほう)に内通者がいるのではないかと疑い、情報を封鎖する。高秉燭は事件を振り返り、手戟(しゅげき)の謎に気づき、自分が騙されたことに気づく。真犯人は別の人物だ。夜に百里府を訪れると、弘毅はすでに準備をしており、二人は対峙する。

第4話「風起洛陽」の感想

第4話は、物語が大きく動き出す重要な回だった。百里弘毅(ひゃくりこうき)の失踪、高秉燭の捕縛、そして百里延(ひゃくりえん)の死の謎が明らかになり、事件は新たな展開を迎えた。

特に印象のだったのは、高秉燭の決意と行動だ。裴諫(はいかん)に捕らわれた後も、10日で事件を解決する約束をし、不良井の住民を救うために奔走する姿は、彼の正義感と責任感の強さを表している。また、仮面の男との戦いで負傷しながらも、真相を突き止めるために追いかける姿には、彼の強い意志を感じた。

一方で、百里弘毅(ひゃくりこうき)の失踪と柳然(りゅうぜん)の不安も描かれ、事件の背後に潜む闇の深さが感じられた。百里延(ひゃくりえん)の死の謎も気になるところで、次回の展開が楽しみだ。

つづく