風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第8話 あらすじ/ネタバレ
高秉燭(こうへいしょく)と武思月(ぶしげつ)
高秉燭(こうへいしょく)は酔っ払って墓地で眠り込んでしまった。目を覚ますと、武思月(ぶしげつ)は亡くなった仲間たちのために木製の墓標を作っていた。高秉燭(こうへいしょく)は感動し、武思月(ぶしげつ)の指示に従って墓標を立てた。
高秉燭(こうへいしょく)は黄安が生前に残した密書を武思月(ぶしげつ)に渡した。武思月(ぶしげつ)は百里延(ひゃくりえん)の事件の裏に柳襄(りゅうじょう )がいると疑っていた。高秉燭(こうへいしょく)は柳襄(りゅうじょう )が周山に参禅に行くことを突き止め、柳府に潜入して帳簿を盗む計画を立てた。武思月(ぶしげつ)は柳府の厳重な警備を心配し、高秉燭(こうへいしょく)に地図を調達する。
百里弘毅(ひゃくりこうき)と柳然(りゅうぜん)
百里弘毅(ひゃくりこうき)も柳襄(りゅうじょう )に直接会いたいと考え、申非(しんひ)の提案に従って柳然(りゅうぜん)を連れて柳府に帰ることにした。柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)のために胡辣湯を作り、百里弘毅(ひゃくりこうき)はそれを飲みながら柳府に帰ることを提案した。柳然(りゅうぜん)は快諾した。
翌日、百里弘毅(ひゃくりこうき)は柳然(りゅうぜん)を連れて柳府を訪れた。柳襄(りゅうじょう )は参禅を取りやめ、柳然(りゅうぜん)のために料理を用意した。食事中、柳襄(りゅうじょう )は百里延(ひゃくりえん)がかつて百里弘毅(ひゃくりこうき)と同じ場所に座っていたことを話し、3年の服喪期間が終わったら百里弘毅(ひゃくりこうき)に役職を与える約束をした。百里弘毅(ひゃくりこうき)は柳襄(りゅうじょう)に百里延(ひゃくりえん)に何を言いたかったのかと問い詰めたが、柳襄(りゅうじょう)は答えることができなかった。百里弘毅(ひゃくりこうき)は柳然(りゅうぜん)の説得を無視して席を立った。
武思月(ぶしげつ)と高秉燭(こうへいしょく)
武思月(ぶしげつ)は柳府の地図を手に入れ、高秉燭(こうへいしょく)に渡した。高秉燭(こうへいしょく)は地図の信憑性を疑い、武思月(ぶしげつ)に地図の入手先を問い詰めた。武思月(ぶしげつ)は聯昉(れんほう)の韓冬青(かんとうせい)から地図を手に入れたことを認め、聯昉(れんほう)の監視能力を使って高秉燭(こうへいしょく)の居場所を把握していたことも明かした。武思月は百里弘毅(ひゃくりこうき)と柳然(りゅうぜん)が柳府を訪れていることを知り、高秉燭に今日の行動を控えるように忠告した。しかし、高秉燭は百里弘毅の性格を考慮し、危険を冒して助けに行くことを決意した。
百里弘毅の危機
百里弘毅は柳府内で帳房を見つけ、柳襄(りゅうじょう)に見つかってしまった。百里弘毅は好奇心で来たと説明したが、柳襄(りゅうじょう)は護衛の鸢飛(いとうび)に百里弘毅を殺すように命じた。柳然(りゅうぜん)が百里弘毅を庇い、道に迷っただけだと説明したが、柳襄(りゅうじょう)は聞く耳を持たず、擅入した者は殺すというルールを適用しようとした。柳然(りゅうぜん)は柳襄に連れ去られてしまった。
武思月と柳然の策略
武思月は柳然のもとを訪れ、百里弘毅を助けるために柳然を利用した。武思月は柳然の名義を使って百里弘毅を柳府から呼び出し、百里弘毅は危機一髪で難を逃れた。武思月は百里弘毅を内衛の茶屋に連れて行き、高秉燭と合流させた。
高秉燭は百里弘毅が柳府に証拠を探しに行ったことを責めたが、百里弘毅は納得しなかった。武思月は2人に手を組んで真相を解明するよう説得し、まずは柳襄の罪を証明するために垂柳行の帳簿を見つけることを提案した。高秉燭は百里弘毅に地図上で帳房の位置を特定させた。
3人は作戦を立てた。翌日、永川郡主(えいせんぐんしゅ)・李鹿(りろく)の誕生日であることを利用して、百里弘毅は柳襄を東宮に足止めし、高秉燭は柳府に潜入して帳簿を盗むことにした。
李鹿(りろく)の誕生日
李鹿(りろく)の誕生日に、柳然と百里弘毅は東宮を訪れた。武思月は楊煥(ようかん)を連れて後から合流した。東川(とうせん)王王・李訳忱(りやくしん)と柳襄も相次いで東宮に到着し、李鹿(りろく)は武思月を部屋に連れ出して歓談した。
高秉燭は柳府の外で柳襄の出発を見届け、柳襄が府を離れたことを確認してから柳府に侵入して帳房を探し始めた。しかし、柳襄は帳房に罠を仕掛け、高秉燭を待ち構えていた。
東宮での宴
洛陽の伝統的な流水席で、賓客たちはテーブルを囲み、流れてくる水に乗って運ばれてくる料理や点心を自由に選んで楽しんだ。李鹿(りろく)は宴を満喫し、追加の酒や料理を注文して盛り上がった。酒が進むにつれて、李訳忱(りやくしん)と柳襄は酔いを理由に退席しようとしたが、武思月は李鹿に彼らを挽留させて点心を勧め、柳襄は仕方なく席に戻った。
高秉燭の決断
高秉燭は柳襄が百里弘毅に本当の帳房の場所を教えないと判断し、地図上の候補を絞り込んで帳房の位置を特定した。高秉燭は柳府の護衛に変装して帳房に近づき、施錠された扉を目の当たりにした。
一方、柳襄は府のことが気になり、改めて李鹿に退席を申し出た。百里弘毅は柳襄を挽留し、棗酥を勧めた。
第8話の感想
第8話は、緊迫感とハラハラドキドキの展開が続く、見応えのあるエピソードでした。高秉燭と武思月のコンビネーションは相変わらず抜群で、柳襄の悪事を暴こうとする姿に思わず応援したくなります。
特に、高秉燭が柳府に潜入するシーンは手に汗握る展開でした。柳襄の罠を掻い潜り、無事に帳簿を手に入れることができるのか、最後まで目が離せませんでした。
また、百里弘毅と柳然の夫婦関係も描かれており、複雑な心情が伝わってきました。柳然は柳襄の娘でありながら、高秉燭や百里弘毅と協力して真相を解明しようとする姿は、見ていて胸が痛くなりました。
つづく