風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms- 第3話 あらすじ/ネタバレ

陳恭(ちんきょう)の秘密調査と郭剛(かくごう)の報告

陳恭(ちんきょう)は屋内で軍情の記録を密かに調べていると、郭剛(かくごう)が部屋に入ってくる。陳恭(ちんきょう)は糜冲(びちゅう)に疑われているため、失火事件を自ら調査していると説明し、郭剛(かくごう)はそれを信じる。郭剛(かくごう)は、蜀漢の新しいスパイ、荀ク(じゅんく)が天水に到著したという情報を陳恭(ちんきょう)に伝える。

荀ク(じゅんく)への危険と谷正(こくせい)の調査

司聞曹内部にスパイがいることを悟った陳恭(ちんきょう)は、荀ク(じゅんく)に危険を知らせ、身を隠すよう命じる。しかし、谷正(こくせい)が荀ク(じゅんく)と接触しようとしていることを知り、谷正(こくせい)を新たな調査対象とする。

李厳(りげん)の圧力と楊儀(ようぎ)の訪問

李厳(りげん)は司聞曹を掌握し、白帝(はくてい)の仮逆を理由に馮膺(ふうよう)に圧力をかける。楊儀(ようぎ)は馮膺(ふうよう)を訪ね、荀ク(じゅんく)を派遣したのは陳恭(ちんきょう)を救うためだと知る。馮膺(ふうよう)は功臣を汚名から守りたいという私心を認める。

谷正(こくせい)の決意と荀ク(じゅんく)の試練

谷正(こくせい)は糜冲(びちゅう)の監視をかわして赤帝(せきてい)に情報を伝え、妻に漢中まで情報を届けるよう託す。荀ク(じゅんく)は谷正(こくせい)を試すため、毒を塗った匕首を用意し、林青に金隊長への連絡を命じる。

曹軍の追跡と金侍衛(きんじえい)の犠牲

曹軍が荀ク(じゅんく)を追跡し、金侍衛(きんじえい)たちは包囲される。金侍衛(きんじえい)たちは林良(りんりょう)を逃がすため、命を落としてしまう。

谷正(こくせい)との接触と疑念

荀ク(じゅんく)は谷正(こくせい)と老街で接触する。谷正(こくせい)は荀ク(じゅんく)の身元を確認するが、荀ク(じゅんく)の香りのせいで正体がバレてしまう。荀ク(じゅんく)は衛兵がまだ到著していないことを明かし、谷正(こくせい)は荀ク(じゅんく)を信じる。二人は街亭事件の疑点について話し合う。谷正(こくせい)は情報に誤りがあるのではないかと疑い始める。

誤解と犠牲

谷正(こくせい)はスパイと誤解され、自害してしまう。陳恭は荀ク(じゅんく)の無事を喜ぶ一方で、谷正(こくせい)の死を悲しむ。彼は表面上は麻雀をしているが、内心は複雑な思いを抱いている。荀ク(じゅんく)は無事に逃げ延びたものの、下線の犠牲により、今後の任務はより困難になることを痛感する。

第3話の感想

第3話は、緊迫した展開と犠牲が印象的なエピソードでした。陳恭は秘密裏に情報を集め、郭剛(かくごう)の報告に驚き、荀ク(じゅんく)の危険を察知します。李厳(りげん)の圧力と楊儀(ようぎ)の訪問は、司聞曹内の緊張感を高め、馮膺(ふうよう)の葛藤が描かれます。

谷正(こくせい)は家族への愛情と国家への忠誠の間で葛藤し、荀ク(じゅんく)を疑いながらも真実を求める姿が印象的でした。金侍衛(きんじえい)たちの犠牲は、荀ク(じゅんく)の任務の困難さを浮き彫りにしました。

荀ク(じゅんく)と谷正(こくせい)の対面は、緊張感と信頼が入り混じったシーンでした。しかし、誤解によって谷正(こくせい)は命を落とし、陳恭は複雑な思いを抱えます。荀ク(じゅんく)は無事に逃げ延びたものの、下線の犠牲と今後の困難さを痛感するラストは、今後の展開への期待を高めました。

つづく