ユン・シャン伝 ~江湖(こうこ) 復讐の嵐~ 第1話 あらすじ/ネタバレ
江湖(こうこ)に伝わる隠世の門派「千門(せんもん)」。その門徒は才知に優れ、国を安んじ民を護る力を持つ。しかし、強大すぎる力は時に災いをもたらす。千門(せんもん)は朝廷の怒りを買い、武を尊ぶ「凌淵(りょうえん)」と商売に生きる「雲台(うんたい)」に分裂し、百年もの間争い続けてきた。
数ヶ月前、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は「千門(せんもん)」の教えに従い、滅ぼされた一族の仇を討つため江湖(こうこ)に降り立った。しかし、恩人である聞聰(ウェン・チョン)が白駒鎮の塩場で服役していると知り、単身で向かう。朝廷の海禁令により漁師たちの生活は苦しくなり、白駒鎮を牛耳る官匪は緑林の好漢を追い払い、塩商を殺害していた。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は緑林の仲間たちと協力し、官匪を罠にはめて一網打尽にする。
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は匪首から黒幕が厳駱望(イエン・ルオワン)であることを知る。厳駱望(イエン・ルオワン)は官職を利用して私腹を肥やし、匪賊を討伐する名目で緑林の好漢を殺害していた。雲襄(ユン・シャン)は厳駱望(イエン・ルオワン)がよく行く賭博場に赴き、侠女・舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)と出会う。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は厳駱望のイカサマを暴き、手下と戦い、窓から飛び降りて逃げる。
翌日、雲襄(ユン・シャン)は柴 (チャイ)掌柜を訪ね、雲台(うんたい)の過去について尋ねる。聞聰(ウェン・チョン)の入獄については、柴 (チャイ)掌柜は詳しく語らなかった。雲襄(ユン・シャン)は舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)のことを思い出し、白駒鎮に他の門徒がいるかどうか尋ねるが、いないという答えを得る。柴 (チャイ)掌柜から厳駱望が漕幫と結託していることを知るが、帳簿は完璧に作られており、官府の目を逃れている。雲襄は厳駱望の家に忍び込み、帳簿を探すが、再び舒亜男(シュー・ヤーナン)と遭遇する。二人は厳駱望が来る前に梁の上に隠れるが、危うく見つかりそうになる。しかし、なんとか厳駱望と漕幫の取引内容を聞くことができた。
二人は厳府を後にし、雲襄は舒亜男(シュー・ヤーナン)が聞聰(ウェン・チョン)の義理の娘であることに気づく。雲襄は聞聰を救出するため、手を組むことを提案し、十割の成功を約束する。誠意を示すため、雲襄は帳簿を舒亜男(シュー・ヤーナン)に渡す。舒亜男は雲襄の提案を受け入れ、協力して行動することを決める。
計画の第一段階として、雲襄は再び鴻運賭博場を訪れ、厳駱望に勝負を挑む。厳駱望は雲襄を覚えており、疑念を抱きながら勝負を受ける。雲襄は巧みな手さばきで嚴駱望を翻弄し、彼がサイコロに水銀を仕込んでいることを暴く。激怒した厳駱望は雲襄を牢獄に閉じ込める。
塩鉱の牢獄は暗く、絶望的な叫び声と悪臭が充満していた。厳駱望は雲襄の前に立ち、彼を苦しめ続けると宣言する。
果たして、雲襄は牢獄から脱出できるのか? そして、聞聰を救出することはできるのか?
第1話の感想
第1話は、復讐に燃える青年・雲襄の物語の序章として、見事にその世界観と物語の展開を描き出しています。
雲襄は、恩人であり師匠でもある聞聰を救うため、江湖に降り立ちます。しかし、その道は困難に満ちています。朝廷の海禁令により漁師たちの生活は苦しくなり、白駒鎮を牛耳る官匪は緑林の好漢を追い払い、塩商を殺害していました。雲襄は緑林の仲間たちと協力し、官匪を罠にはめて一網打尽にします。
また、雲襄は侠女・舒亜男と出会い、彼女と協力して黒幕である厳駱望に立ち向かいます。しかし、雲襄は厳駱望に捕らえられてしまい、塩鉱の牢獄に閉じ込められてしまいます。
つづく
蘇鳴玉の想い人
蘇鳴玉(スー・ミンユー)は、ついに念願の連升坊を手に入れました。彼は姉である蘇懷柔(スー・ホアイロウ)に、柯夢蘭(コー・モンラン)への想いを打ち明けます。蘇懷柔(スー・ホアイロウ)は最初は反対していましたが、蘇鳴玉(スー・ミンユー)の成長と意志の強さを見て、二人の仲を認めることにしました。ただし、蘇(スー)家は事業を継ぐことを条件としています。