ユン・シャン伝 ~江湖(こうこ) 復讐の嵐~ 第25話 あらすじ/ネタバレ

葉梟(イエ・シャオ)の最期、新たな陰謀の始まり

画舫の外から声が聞こえてきた葉梟(イエ・シャオ)は、形勢不利と判断し、手下たちに銀両をすべて川に沈めるよう命じます。しかし、そこに柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)が部下を連れて乗り込んできて、現行犯で逮捕されてしまいます。葉梟(イエ・シャオ)は必死に抵抗して川に飛び込み、逃走します。

上陸した葉梟(イエ・シャオ)は、人目を避けるため市場に潜伏します。しかし、明珠(ミンジュー)郡主は人混みの中でも葉梟(イエ・シャオ)を見つけ出し、彼の居場所を暴露してしまいます。官兵に追われた葉梟は、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の厳しい追及を逃れるため、凌淵(りょうえん)流の掟に従い、毒を飲んで自害します。

康喬(カン・チャオ)は、葉梟の死を雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)に報告します。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の助言がなければ、葉梟を捕らえることはできなかったでしょう。しかし、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は康喬(カン・チャオ)に、舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の動向を影の者に監視させるよう命じます。

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)と康喬(カン・チャオ)は、広彙庄を訪れます。莫不凡(モー・ブーファン)は、失った銀両を惜しんで酒に溺れています。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は莫不凡(モー・ブーファン)の苦しみを理解し、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)と協力して真犯人を炙り出す計画を打ち明けます。

舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が連昇坊を去った後、济善堂を訪れます。莫不凡(モー・ブーファン)と雲襄(ユン・シャン)の尽力により、多くの孤児たちが救われ、济善堂も再建されました。金彪(ジン・ビャオ)と天胡(ティエンフー)が子供たちの面倒を見ており、蘇鳴玉(スー・ミンユー)も時折授業を行っています。

子供たちが幸せに暮らせるようになったことを喜ぶ舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、玲児(リンアル)に髪を結いながら、別れを告げます。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は、この地を離れる決意をしていたのです。

一方、明珠(ミンジュー)郡主は柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)と凌淵(りょうえん)と雲台(うんたい)の百年続く確執について話し合います。凌淵(りょうえん)は、乱党の汚名を著せられてきました。明珠(ミンジュー)郡主は、雲襄(ユン・シャン)に会うため、連昇坊で莫大な金を賭けて勝負し、わざと負け続けます。

彼女の行動に気づいた雲襄(ユン・シャン)は、明珠(ミンジュー)郡主を雅間に案内します。明珠(ミンジュー)郡主は、雲襄(ユン・シャン)が昨夜画舫の銀両を見張っていた理由を問い詰めますが、雲襄(ユン・シャン)は巧みに質問をかわします。

柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)が現れ、雲襄と二人きりで話したいと申し出ます。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は、雲襄の罪を暴く証拠を握っていることをほのめかし、取引を持ちかけます。雲襄は、水鬼劫銀事件の解決に協力する代わりに、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)と手を組むことを提案します。

柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は、雲襄の言葉を疑いながらも、彼の自信と誠意に動かされ、手を組むことを承諾します。

一方、金彪(ジン・ビャオ)は舒亜男(シュー・ヤーナン)の様子がおかしいことに気づきます。舒亜男(シュー・ヤーナン)は、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)たちを見かけると、金彪(ジン・ビャオ)を連れて木の後ろに隠れます。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は、明珠郡主に対して、今後雲襄と個人的に会うことを禁じます。金彪(ジン・ビャオ)は、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)が有名な江南神捕であることを知り、舒亜男(シュー・ヤーナン)にそのことを伝えます。

新たな陰謀の始まり

葉梟の死によって、事件は解決したかに見えましたが、新たな陰謀が動き出そうとしています。舒亜男(シュー・ヤーナン)の真の目的とは何か?そして、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)と雲襄は真犯人を捕らえることができるのか?

次回、第26話にご期待ください!

第25話の感想

第25話では、ついに葉梟が自害し、事件は大きな転換点を迎えました。しかし、舒亜男(シュー・ヤーナン)の真の目的や、新たな陰謀の始まりなど、謎が深まる展開となりました。

個人的に印象的だったのは、舒亜男の玲児(リンアル)とのシーンです。玲児(リンアル)に髪を結いながら、別れを告げるシーンは、とても切なく、舒亜男の決意の強さを物語っていました。また、明珠郡主が雲襄に取引を持ちかけるシーンも興味深かったです。明珠郡主は、雲襄に特別な思いを抱いているのでしょうか?

つづく