ユン・シャン伝 ~江湖(こうこ) 復讐の嵐~ 第28話 あらすじ/ネタバレ

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の悲しみと計画

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は近頃、悲しみに暮れ、酒に溺れていた。ある朝、彼は自分が丹精込めて作った模型を誤って壊してしまう。彼は後悔と落胆に苛まれる。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)のもとを訪れ、押送官兵の行方を尋ねるが、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は唐家老号の解封と事業の引き継ぎを唐突に持ち出す。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の酔った様子を訝しがる。そのとき、明珠(ミンジュー)郡主が現れ、雲台(うんたい)の弟子として自堕落すべきではないと雲襄(ユン・シャン)を叱責する。雲襄(ユン・シャン)は彼女の言葉を理解し、官兵は南都城東郊の雲港之秘に拘束されていることを明かす。

雲襄(ユン・シャン)と蘇鳴玉(スー・ミンユー)は莫不凡(モー・ブーファン)らを集めて対策を練る。莫不凡(モー・ブーファン)は雲襄(ユン・シャン)の真の目的が唐家の事業を奪うことにあると見抜くが、蘇鳴玉(スー・ミンユー)は雲襄(ユン・シャン)の策略を称賛する。雲襄は賭けで唐咲(タン・シャオ)を出し抜き、官府の力を借りて唐家を徐々に解体する計画を立てていたのだ。しかし、商会会長である蘇鳴玉(スー・ミンユー)は、唐家の事業を直接乗っ取れば非難を浴びることを懸念する。莫不凡(モー・ブーファン)も同意する。雲襄は、2人の協力があれば唐家をスムーズに掌握できると自信を見せる。柯夢蘭(コー・モンラン)は手作りの甘いスープを持ってきて、莫不凡(モー・ブーファン)は雲襄の前でわざとスープを褒め、彼の心を慰めようとするが、雲襄は苦咲する。

唐家の事業の乗っ取り

柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は押送官兵を捕らえ、尋問の結果、彼らは待ち伏せに遭い、気を失っている間に官銀が盗まれたことを知る。彼らは仕方なく海賊に投降したという。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は、使用された薬が凌淵(りょうえん)特有の龍鱗香であると推測する。雲襄はこれを利用して、蘇鳴玉(スー・ミンユー)が商会で唐咲(タン・シャオ)の罪を公表し、主人失踪により事業が放置される可能性があると主張する。莫不凡(モー・ブーファン)は適宜に事業を引き継ぐ意思を表明し、一連の芝居の後、唐家の事業は名実ともに莫不凡の手に渡る。

莫不凡の疑惑

莫不凡は、蘇鳴玉(スー・ミンユー)が雲襄の真髄を学び、老成持重でありながら善意を失っていないことを高く評価する。しかし、彼は雲台(うんたい)門内での出来事にも疑問を抱く。彼は雲襄に、雲襄の行動を監視するよう命じられていたが、私的な親交があるため明言できなかったと打ち明ける。今、雲台(うんたい)からの返事が途絶え、莫不凡は門主がすべてを知っているのではないかと心配する。

さらに不安なのは、雲台(うんたい)の近年における行動がますます秘密主義になってきていることだ。朝廷との関係が緩和されているにもかかわらず、現門主の行方はますます分からなくなっている。彼は凌淵(りょうえん)の技術が雲台(うんたい)内部から伝授されたもので、両派の境界を曖昧にすることを目的としているのではないかと疑う。雲襄は沈思する。

寇家の野望と南宮放(ナンゴン・ファン)の企み

一方、寇顔(コウ・イエン)は寇元傑(コウ・ユエンジエ)の野心を察知し、武力による決闘で閣主の座を奪おうとする。寇元傑(コウ・ユエンジエ)は寇顔(コウ・イエン)に恨みを抱いており、彼の側近を殺害してしまう。

舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は南宮放(ナンゴン・ファン)と同行し、南宮放(ナンゴン・ファン)は南都三大勢力である蘇(スー)家、広匯庄、雲台雲襄を攻撃する計画を明かす。門の利益を守るため、舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は南宮放(ナンゴン・ファン)に協力し、雲襄の動向を探る。

雲襄の悲しみと柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の決意

雲襄は悲しみと堕落に浸り続け、頻繁に酒を飲み、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)に3つ目の取引の進捗状況を尋ねる。雲襄がなぜ官府を利用して凌淵(りょうえん)に対抗することにこだわるのか、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は理解できない。雲襄は駱家庄の門の模型を取り出し、その血なまぐさい事件について熱く語る。柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の心を打つ。最終的に、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は3つ目の取引を引き受け、雲襄のために駱家庄の真相を明らかにすることを約束し、将来、雲襄が自分を助けてくれることを期待する。2人は官府の牢獄に向かうと、官兵が月烏(ユエウー)の自殺を阻止しようとしており、緊張した状況だった。

金彪(ジン・ビャオ)と天胡(ティエンフー)の想い

一方、金彪(ジン・ビャオ)と天胡(ティエンフー)は済善堂で子供たちの世話をしており、2人の間に恋心が芽生える。天胡(ティエンフー)は金彪(ジン・ビャオ)の傷を丁寧に手当てし、金彪(ジン・ビャオ)は穏やかな生活への憧れを語る。夜、金彪(ジン・ビャオ)は連昇坊に戻ると、雲襄が酔っ払っているのを見かける。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)との間に何があったのかは分からないが、それでも彼は雲襄を説得し、平穏な生活への願いを共有する。

第28話の感想

第28話は、雲襄の悲しみと復讐への決意が描かれた、感情的な起伏に富んだエピソードでした。雲襄は酒に溺れ、自暴自棄になっていましたが、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)との会話の中で、骆家庄の事件の真相を明らかにし、凌淵(りょうえん)に復讐するという決意を新たにしました。

一方、唐家の事業を巡る駆け引きも描かれました。雲襄は蘇鳴玉(スー・ミンユー)と莫不凡を利用して、巧妙に唐家の事業を手に入れました。このエピソードは、雲襄の策略と人心掌握の能力を浮き彫りにしています。

また、寇家と南宮放(ナンゴン・ファン)の企みも明らかになり、物語はさらに複雑さを増しました。寇顔(コウ・イエン)と寇元傑(コウ・ユエンジエ)の対立、舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)と南宮放の協力関係など、今後の展開が気になります。

つづく