ユン・シャン伝 ~江湖(こうこ) 復讐の嵐~ 第31話 あらすじ/ネタバレ
複雑な商戦の渦中
南宮放(ナンゴン・ファン)は、蘇(スー)家の蝉翼織技術を手に入れることで勢力を拡大しようと企てていました。しかし、蘇鳴玉(スー・ミンユー)は屈することなく、妥協を拒否します。僵持状態に陥った南宮放(ナンゴン・ファン)は、福王に助けを求め、王室の力を借りて蘇(スー)家を屈服させようとします。
その策略は、福王を利用して市場の取り締まりを命じ、蘇(スー)家を一時的に営業停止に追い込み、財力と忍耐力を消耗させるというものでした。
南宮放(ナンゴン・ファン)の狡猾な罠
潜在的なライバルである莫不凡(モー・ブーファン)らの妨害を避けるため、南宮放(ナンゴン・ファン)は洋州から巨額の資金を調達し、皇商選で勝利を確実なものにしようとします。しかし、福王は資金の移動が注目を集めることを理由に、洋州の資産を一元管理することを提案します。これは、地方経済の安定を維持し、不必要な非難を避けるという名目でしたが、実際には南宮放(ナンゴン・ファン)に対する牽製の意味も含まれていました。
雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の逆襲
しかし、这一切は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の予測通りでした。雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は南宮放の企みを知っており、福王と協力して罠を仕掛けます。南宮放が資金調達のために福王府に入れば、まず自腹を切らなければならず、徐々に基盤が弱体化していくというものでした。
明珠(ミンジュー)郡主は雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の知恵に感心し、南宮放の身元や背景に疑問を抱いていたこともあり、最終的には福王を説得して雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)との協力を継続し、南宮放の野心に立ち向かうことを決意します。
洋州への旅
南宮放は表面上は承諾しますが、その狡猾な本性は変わらず、万全の準備をしていました。雲襄(ユン・シャン)は重要な帳簿を入手するためには洋州に行く必要があることを知っており、危険な旅になることを覚悟していました。
彼はまず、用心深く、正邪両方に通じる寇元傑(コウ・ユエンジエ)に協力を依頼し、閣主の地位を餌に引き入れることに成功します。しかし、寇元傑(コウ・ユエンジエ)が裏切ることを防ぐため、雲襄(ユン・シャン)は忠実な金彪(ジン・ビャオ)にも同行を依頼し、高額の報酬を支払います。このことで二人の関係はさらに深まり、金彪(ジン・ビャオ)は雲襄(ユン・シャン)の知られざる過去と秘密を知るようになります。
柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の動き
一方、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)は外地から戻るとすぐに、隠退した7人の言官の動向を調査し始めます。その目的は不明ですが、現在の状況と無関係ではないことは明らかです。
莫不凡(モー・ブーファン)と康喬(カン・チャオ)は雲台(うんたい)に帰還し、同門の顧月塵(グー・ユエチェン)と出会います。同門全員が急遽召集されたことを知り、雲台(うんたい)内部で大きな変化が起きようとしていることを予感します。鍾北斗(ショウ・ホクト)は康喬(カン・チャオ)の成長を喜び、門主の真意への好奇心と期待を語ります。
洋州での攻防
洋州に到著した雲襄(ユン・シャン)、金彪(ジン・ビャオ)、寇元傑(コウ・ユエンジエ)は表面上は協力関係を保っていますが、それぞれが別の思惑を抱いています。寇元傑(コウ・ユエンジエ)は燕三(イェンサン)を内通者として利用しようとしますが、彼は欲深く、最終的には裏切ります。寇元傑(コウ・ユエンジエ)は躊躇することなく燕三(イェンサン)を殺害し、その冷酷な手段に金彪(ジン・ビャオ)は驚きを隠せません。
明珠(ミンジュー)郡主は蘇(スー)家を助けるため、銀票を持って蘇(スー)家を訪れますが、拒否されます。蘇鳴玉(スー・ミンユー)と柯夢蘭(コー・モンラン)は原則を貫き、福王の駒になることを拒否します。その気高さに感銘を受けた明珠(ミンジュー)郡主は、雲襄(ユン・シャン)と福王の協力関係の詳細を明かし、蘇(スー)家を救うための計画があることを示唆しますが、具体的な計画は秘密のままです。
南宮放の真意
福王と雲襄の密約を知った南宮放は、表面上は驚きを装いますが、実は別の計画を立てています。彼はすべての資源を舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)に託し、洋州に行って帳簿を破棄するように命じますが、実際には別の企みがあります。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は騙されていますが、南宮放の真意は徐々に明らかになっていきます。
次回予告
洋州で雲襄と南宮放の直接対決が勃発します。果たして、勝利を手にするのはどちらなのか?そして、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の真の目的とは?次回、第32話「洋州決戦」をお楽しみに!
第31話の感想
第31話は、雲襄と南宮放の対立がさらに激化し、物語が大きく動き出した回でした。
雲襄は、福王と協力して南宮放を追い詰める策略を立てます。しかし、南宮放も狡猾な人物であり、雲襄の策略を察知して対抗策を講じます。
洋州での攻防では、雲襄と南宮放の直接対決が勃発します。雲襄は、金彪(ジン・ビャオ)や寇元傑などの仲間たちの助けを借りて、南宮放に立ち向かいます。
一方、柳公チュエン (リウ・ゴンチュエン)の動きも気になります。彼は、隠退した7人の言官の動向を調査しており、その目的は不明です。
つづく