ユン・シャン伝 ~江湖(こうこ) 復讐の嵐~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

追い詰められた柯夢蘭(コー・モンラン)

柯夢蘭(コー・モンラン)は追い詰められ、自らの顔を傷つけることで命を繋ごうとする。しかし、唐咲(タン・シャオ)は動揺することなく、柯夢蘭(コー・モンラン)が実際に手を出さないことを確信していた。その瞬間、金彪(ジン・ビャオ)がよろめきながら現れ、柯夢蘭(コー・モンラン)たちの前に立ちふさがる。まだ酔いが醒めていない金彪(ジン・ビャオ)は、朦朧とした意識の中で彼女たちの逃亡時間を稼ごうとする。唐咲(タン・シャオ)の手下である2人の高手に苦戦しながらも、金彪(ジン・ビャオ)は一歩も引かなかった。

舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の苦戦と雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の登場

舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)は駆けつけ、負傷を理由に弱みを見せようとするが、相手の武術は予測不可能なものであり、金彪(ジン・ビャオ)と共に徐々に不利な状況に陥っていく。柯夢蘭(コー・モンラン)は弓矢を取り出して媚珠(メイジュ)を牽製し、時間稼ぎをする。そこに雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)が駆けつけるが、状況は依然危機的だった。舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)たちは砧板の魚のように、唐咲(タン・シャオ)の思うままにされる。唐咲(タン・シャオ)は戚天風(チー・ティエンフォン)と手を組み、その背後にある強大な勢力を誇示する。

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)の活躍と唐咲(タン・シャオ)の敗北

雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)は絶体絶命の状況で、得意技の「逃十息(とうじゅっそく)」を繰り出す。わずか10秒の間に2人の高手からの攻撃を避け、唐咲に2発の平手打ちを食らわせる。唐咲は狼狽しながらその場を去るが、雲襄(ユン・シャン)/駱文佳(ルオ·ウェンジア)はこれが一時的な勝利に過ぎないと理解していた。

戚天風(チー・ティエンフォン)の闇躍と雲襄(ユン・シャン)の懸念

戚天風(チー・ティエンフォン)は南都の生糸不足を利用して買い占めを行い、市場に混乱と価格高騰を引き起こす。唐咲は銀貨を持って交換に訪れ、雲襄(ユン・シャン)の武術を褒め称えるが、その裏には嫉妬心が隠されていた。戚天風(チー・ティエンフォン)は雲襄(ユン・シャン)の武術の特徴を指摘し、唐咲は自分が騙されていたことに気づく。そして、雲襄(ユン・シャン)の抹殺を命じる。

雲襄(ユン・シャン)の治療と舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の告白

雲襄は舒亜男(シュー·ヤーナン)/寇蓮衣(コウ・リエンイー)の深刻な負傷を知り、治療を口実に左肩の傷の由来を巧妙に探る。そして、特製の薬を服用させ、彼女の全身の経絡を一時的に封じて安全を確保する。雲襄の追及を受け、舒亜男(シュー・ヤーナン)は盗聴と康喬(カン・チャオ)への襲撃を告白する。彼女は雲襄の真意を知りたいと願っていた。雲襄は莫不凡(モー・ブーファン)との同盟の目的が戚天風(チー・ティエンフォン)との戦いにあることを改めて説明し、舒亜男(シュー・ヤーナン)の衝動的な行動を心配しつつ、彼女への深い関心を示す。

金彪(ジン・ビャオ)の自責と蘇鳴玉(スー・ミンユー)の懇願

金彪(ジン・ビャオ)は昨夜の出来事で自責の念に駆られ、第一刀客の名を汚したと落ち込む。蘇鳴玉(スー・ミンユー)の叱責が追い打ちをかけ、2人は衝突しそうになる。その瞬間、柯夢蘭が蘇鳴玉(スー・ミンユー)をその場から連れ出す。天胡(ティエンフー)は金彪(ジン・ビャオ)に感謝の言葉を述べる。

雲襄の分析と蘇(スー)家の危機

雲襄は蘇鳴玉(スー・ミンユー)を南都の糸市場に連れて行き、迫り来る危機と放火犯の真の目的を明かす。それは、糸の価格を操作して蘇(スー)家や南都商会全体を打撃することだった。雲襄の鋭い分析に感銘を受けた蘇鳴玉(スー・ミンユー)は、彼を親友と認め、蘇(スー)家の危機を救うために協力を求める。しかし、蘇(スー)家の頭脳である銭栄(チェン・ロン)は、雲襄が戚天風の陰謀を見抜いていることを示唆し、蘇懷柔(スー・ホアイロウ)に代わって蘇鳴玉(スー・ミンユー)の要求を拒否する。最終的に、雲襄は蘇鳴玉(スー・ミンユー)に姉の指示に従い、安静にするよう説得する。

金彪(ジン・ビャオ)と舒亜男(シュー・ヤーナン)の疑惑

一方、金彪(ジン・ビャオ)は済善堂の異変に気づき、小雨(シャオユー)の失踪や賈長安(ジャー・チャンアン)夫婦の不審な行動から、自分が支援している慈善団体に何か隠されているのではないかと疑う。彼は字が読めないため、舒亜男(シュー・ヤーナン)を連れて真相を確かめることにする。済善堂内の様々な状況は金彪(ジン・ビャオ)の推測を裏付けるものであり、特に夫婦の繊細な肌は身分不相応で、疑惑を深める。金彪は自ら後院を探る決意をし、舒亜男(シュー・ヤーナン)は前院で帳簿を調べる。2人は協力して、済善堂の背後にある秘密を暴こうとする。

第7話の感想

第7話は、緊迫感とアクションが満載の素晴らしいエピソードでした。柯夢蘭が自らを傷つけようとするシーンは、彼女の絶望と決意が伝わってくるものでした。金彪の登場は、彼女たちに希望の光を与えましたが、彼の苦戦は見ていてハラハラしました。

舒亜男と金彪の共闘シーンも迫力満点でした。しかし、2人の苦戦は、唐咲と戚天風の圧倒的な力を示していました。雲襄の登場は、まさにヒーローの登場でした。彼の「逃十息(とうじゅっそく)」は、敵を翻弄する見事な技でした。

戚天風の闇躍は、物語をさらに複雑なものにしました。彼は、南都の経済を混乱させることで、雲襄たちを追い詰めようとしています。雲襄は、戚天風の陰謀を暴くことができるのでしょうか?

金彪と舒亜男の済善堂での調査は、新たな謎を提起しました。果たして、済善堂の背後にはどのような秘密が隠されているのでしょうか?

つづく