狂飆<きょうひょう>-End of the Beginning- 第11話 あらすじ/ネタバレ

安欣(アン・シン)と馮大壮

病院で点滴を受けている安欣(アン・シン)は、馮大壮に黄翠翠(ホアン・ツイツイ)の事件について尋問する。馮大壮は、徐江(ジョコウ)が黄翠翠(ホアン・ツイツイ)に高官との接待をさせたこと、黄翠翠(ホアン・ツイツイ)がその様子を録音したこと、馮大壮が2千元で解決しようとしたが黄翠翠(ホアン・ツイツイ)が20万元を要求したこと、馮大壮が怒って黄翠翠(ホアン・ツイツイ)を殴り、その後徐江(ジョコウ)に引き渡したことなどを証言する。事件後のことは知らないと主張し、罪に問われることを恐れて自首したことを明かす。

安欣(アン・シン)は馮大壮の証言を李響(リー・シャン)に伝え、徐江(ジョコウ)の殺人罪が確定したことを知る。安欣(アン・シン)は逮捕に参加したいと申し出るが、怪我のため叶わず焦燥に駆られる。李隊長は犯人の護送を手伝うことを約束し、李響(リー・シャン)は喜ぶ。しかし、その直後馮大壮の携帯電話が鳴り、相手は徐江(ジョコウ)だった。李響(リー・シャン)はすぐに曹闖に連絡する。

曹闖と徐江(ジョコウ)

曹闖は部下を連れて徐江の自宅に急行するが、すでに徐江の姿はなかった。

高家兄弟

一方、高啓強(ガオ・チーチャン)は弁護士に自首した場合の刑期を尋ねる。弁護士は最低でも10年と答えると、高啓強(ガオ・チーチャン)は愕然とする。彼は酒に溺れ、酔った状態で帰宅する。高啟蘭(ガオ・チーラン)と鉢合わせになり、高啓盛が呼び戻したことを知る。兄弟は口論になるが、高啟蘭(ガオ・チーラン)が泣き出すと口を閉ざす。高啓強(ガオ・チーチャン)は国境付近で商売を始めることを告げ、高啓盛は高啟蘭(ガオ・チーラン)の生活費を増額することを提案する。高啟蘭(ガオ・チーラン)はようやく笑顔を見せる。

白江波(バイ・ジャンボー)の遺体発見

郭振(グオ・ジェン)は警察を率いて白江波(バイ・ジャンボー)の埋葬地を発見する。安長林も現場に駆けつけ、遺体を掘り起こし、孟德海(モン・ドーハイ)に報告する。徐江の逮捕命令が出されるが、徐江は行方をくらませていた。

陳書婷(チェン・シューティン)と高家兄弟

陳書婷(チェン・シューティン)は高家兄弟を捕らえ、高啓盛が情報を漏らしたことを白状させる。激怒した陳書婷(チェン・シューティン)は高啓強(ガオ・チーチャン)の首を絞めるが、安欣(アン・シン)が駆けつけて高啓強(ガオ・チーチャン)が白江波(バイ・ジャンボー)の遺体発見に協力したことを説明すると、陳書婷(チェン・シューティン)は手を離す。

安欣と高啓強

安欣は高啓強と過去について語り、徐雷(シュー・レイ)の死は事故だったことを明かす。高啓強は安堵する。安欣は高啓強に自首を勧めるが、高啓強は弟のために家に帰って料理を作りたいと拒否し、安欣を家に招待する。安欣はそれを断る。

徐江の逃亡と趙立冬(ジャオ・リードン)の登場

徐江は指名手配され、ヨットに乗っていた役人たちは次々と自首する。安欣は徐江の後ろ盾を探ろうとするが、その人物はなんと市政法委書記の趙立冬(ジャオ・リードン)だった。趙立冬(ジャオ・リードン)は徐江に仕事について話し合うために会いに行っただけだと軽く言い放ち、安欣は怒りを爆発させる。孟德海(モン・ドーハイ)と安長林は慌てて取りなそうとするが、趙立冬(ジャオ・リードン)は記者を連れてきて、きれいごとを並べて立ち去る。

安欣の苦悩と陳金黙(チェン・ジンモー)の再登場

安欣は悔しさを胸に、徐江を絶対に捕まえると誓う。追い詰められた徐江は陈泰(チェン・タイ)に助けを求めるが、陈泰(チェン・タイ)は相手にしない。趙立冬(ジャオ・リードン)は裏で手を回し、刑警隊の隊員一人一人に250元の罰金を課す。隊員たちは安欣に不満を募らせる。

陳金黙(チェン・ジンモー)は模範囚として刑期を短縮し、出所する。彼は安欣に会いに行くが、不在だったため門衛に証明書を預ける。娘の瑶瑶に会いに行くが、祖母に追い出されてしまう。陳金黙(チェン・ジンモー)は工事現場で働こうとするが、誰も雇ってくれない。そんな中、小虎(シャオフー)が陳金黙(チェン・ジンモー)を見つけ、高啓強のもとに連れて行く。高啓強は陳金黙(チェン・ジンモー)の事情を知り、魚屋の仕事を手伝うように指示する。陳金黙(チェン・ジンモー)は感謝の気持ちでいっぱいになる。

第11話の感想

第11話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。

  • 馮大壮の証言: 馮大壮の証言により、徐江の殺人罪が確定しました。安欣の執念が実を結び、徐江の悪事が暴かれ始めました。
  • 高啓強の苦悩: 高啓強は自首するか否かで苦悩し、葛藤が描かれています。彼は罪を償うべきか、家族を守るべきか、難しい選択を迫られています。
  • 陳金黙(チェン・ジンモー)の出所: 陳金黙(チェン・ジンモー)の出所は、物語に新たな展開をもたらします。彼は高啓強と出会い、どのような道を歩むのか注目されます。
  • 趙立冬(ジャオ・リードン)の登場: 市政法委書記·趙立冬(ジャオ・リードン)の登場は、物語に大きな影響を及ぼすでしょう。彼は徐江の後ろ盾であり、安欣にとって大きな壁となります。
  • 安欣の決意: 悔しさを胸に、徐江逮捕を誓う安欣の姿は感動的です。彼の正義感と執念は、物語をさらに盛り上げていくでしょう。

つづく