麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ 第1話 あらすじ/ネタバレ
遠い昔、木兮(ぼくけい)城という古都には、城主・葉唐(ようとう)という人物がいた。彼は50歳近くになっても子がおらず、城の人々を不安にさせていた。しかし、ある日、彼の妻が奇跡的に妊娠する。これは葉家の血筋を繋ぐだけでなく、木兮(ぼくけい)城の安泰にも繋がる重要な出来事だった。
妻の出産の日、木兮(ぼくけい)城は緊張と期待に包まれていた。城主・葉唐(ようとう)は産室の外で焦燥に駆られ、産室の中では妻が長年の戦で体力を消耗し、難産に苦しんでいた。葉唐(ようとう)は急遽、城中の街鼓を鳴らすよう命じる。戦場の鼓の音で妻を励まし、無事に子供を産ませようとしたのだ。
すると、木兮(ぼくけい)城中に鼓音が響き渡る。しかし、この音は誤解を招いてしまう。隣国の軒月城は、木兮(ぼくけい)城が攻撃を仕掛けてくると勘違いし、急いで防衛体製を整えた。両国の緊張は一気に高まった。
ようやく産まれた子供は、女の子だった。葉唐(ようとう)は、この事実が知られれば城内が混乱し、娘の命が危険にさらされることを悟る。娘と木兮(ぼくけい)城を守るため、彼は苦渋の決断を下す。娘の性別を隠し、男子と偽って世間に発表するのだ。そして、真実を知る者は全員、密かに処刑された。
彼は、この「息子」を木兮(ぼくけい)城の次期城主にすることを宣言する。しかし、心の中では妻への想いと娘の未来への不安が募っていた。
それから数年が経ち、葉唐(ようとう)は娘の昭南(しょうなん)を男子として育て、武術や政治を厳しく学ばせた。昭南(しょうなん)は父の期待に応え、凛々しい「少年城主」として成長していく。しかし、葉唐(ようとう)の死により、昭南(しょうなん)は現実と向き合うことを余儀なくされる。彼女は男装して城主の座を継ぎ、木兮(ぼくけい)城を繁栄させることを決意する。
昭南(しょうなん)は城主就任後、様々な改革を断行する。身分の貴賤をなくし、男女平等、共同富裕を目指すという理念だ。この政策は民衆の支持を得る一方で、保守派の仮発も招く。さらに、軒月城の城主・柳軒冥(りゅう・けんめい)は昭南(しょうなん)への憎悪を募らせ、彼女を捕らえて復讐を果たそうと企んでいた。
ある日、昭南(しょうなん)は狩猟に出かけた際、錦浮(きんぷ)の手下である刺客に襲われる。しかし、柳軒冥(りゅう・けんめい)が現れて彼女を救う。しかし、2人とも崖から転落し、崖っぷちの木にぶら下がることになってしまう。
この生死の危機の中で、柳軒冥(りゅう・けんめい)は昭南が実は女性であることを知る。一方、昭南は頭を打って気を失ってしまう。柳軒冥(りゅう・けんめい)は彼女を憐れみ、軒月城へ連れ帰って治療することに決める。
一方、昭南の婚約者である芷蘭(しらん)は、彼女の失踪を知って必死に捜索する。しかし、軒月城に捕らわれてしまう。錦浮(きんぷ)は、この機会を利用して刺客を軒月城に送り込み、木兮(ぼくけい)城の宝物である金木兮を奪い、柳軒冥(りゅう・けんめい)を殺害して権力を掌握しようと企んでいた。
果たして、昭南の運命は? そして、木兮(ぼくけい)城の未来は?
第1話の感想
第1話は、波乱に満ちた展開で、視聴者を釘付けにしました。葉唐の苦渋の決断、昭南の男装、柳軒冥(りゅう・けんめい)の登場など、見どころ満載でした。特に、昭南と柳軒冥の崖っぷちでのシーンはハラハラドキドキしました。2人の関係が今後どのように発展していくのか、気になります。
また、錦浮(きんぷ)の策略も気になるところです。彼はどのような目的で金木兮を狙っているのでしょうか? 芷蘭(しらん)の運命も心配です。彼女は無事に木兮(ぼくけい)城に帰ることができるのでしょうか?
つづく