麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ 第14話 あらすじ/ネタバレ
易阳君(えきようくん)の策略
易阳君(えきようくん)は錦浮(きんぷ)に関三妹(かんさんまい)を殺害するようけしかける。それは葉昭南(よう・しょうなん)の指示だった。易阳君(えきようくん)は錦浮(きんぷ)が天幕城への忠誠心から関三妹(かんさんまい)を殺してしまうのではないかと懸念するが、葉昭南(よう・しょうなん)は錦浮(きんぷ)の賢さを理解しており、そんなことはしないと確信していた。
錦浮(きんぷ)の驚き
錦浮(きんぷ)は葉昭南(よう・しょうなん)と易阳君(えきようくん)を上房へ案内し、休息を取るよう促す。しかし、葉昭南(よう・しょうなん)は芷蘭(しらん)の墓参りを優先する。芷蘭(しらん)は軒月城で葉昭南(よう・しょうなん)と出会い、義姉妹の契りを交わした仲だった。芷蘭(しらん)はしばしば、葉昭南(よう・しょうなん)が自分の亡き夫にそっくりだと語っていたという。葉昭南(よう・しょうなん)は錦浮(きんぷ)に面紗を外すように求め、錦浮(きんぷ)は葉昭南(よう・しょうなん)と瓜二つの顔を見て言葉を失ってしまう。
棺桶の中の駆け引き
葉昭南(よう・しょうなん)と易阳君(えきようくん)は錦浮(きんぷ)の屋敷に滞在する。葉昭南(よう・しょうなん)は休息に入るや否や、髪飾りを取り外して男装に著替える。易阳君(えきようくん)は錦浮(きんぷ)を引き留めようと、わざと時間を稼ぐ行動に出る。易阳君(えきようくん)は錦浮(きんぷ)の帯を手に取り、錦浮(きんぷ)は不審に思い、急いで葉昭南(よう・しょうなん)の遺体を確認しに行く。葉昭南(よう・しょうなん)は棺桶の中でギリギリまで時間を稼ぎ、錦浮(きんぷ)が到著する直前に棺桶に戻る。錦浮は老関(ろうかん)たちに部屋から出るよう指示し、自ら棺桶を開けて中の葉昭南(しょうなん)を確認して安堵する。葉昭南(しょうなん)は錦浮の足音が遠ざかったのを確認して棺桶から出ようとするが、錦浮がまだ疑っていることに気付き、再び棺桶に戻る。
錦浮の疑念
錦浮は依然として疑念を抱き、老関(ろうかん)、趙精(ちょうせい)、馮雷(ふうらい)の3人を別々に尋問する。錦浮は3人が関三妹(かんさんまい)と葉昭南(しょうなん)をどのようにして知ったのか、なぜこれほどまでに瓜二つの女性が存在するのかを問い詰める。3人は事前に綿密に嘘のストーリーを作り上げており、錦浮を欺くことに成功する。
客芊月(かくせんげつ)の逃亡と柳軒冥(りゅう・けんめい)の登場
客芊月(かくせんげつ)は逃亡中に本物の錦亭(きんてい)と遭遇する。錦亭(きんてい)は錦府から脱走した直後に客芊月(かくせんげつ)に捕らえられ、暴行を受ける。客芊月(かくせんげつ)は錦府に忍び込むが、新しい使用人として雑用を押し付けられる。客芊月(かくせんげつ)は雑用が上手くできず、再び暴行を受ける。
柳軒冥(りゅう・けんめい)は葉昭南(しょうなん)の身を案じて木兮(ぼくけい)城へと急ぐ。2人は錦府に潜入しようとする2人の密偵と遭遇し、密偵の身代わりに舞女の衣装を身につける。柳軒冥(りゅう・けんめい)は葉昭南(しょうなん)にサプライズをしようと意気込む。
易阳君(えきようくん)の報告と錦浮の決意
易阳君(えきようくん)は葉昭南(しょうなん)のもとを訪れ、錦浮が趙精(ちょうせい)たちを尋問したことを報告する。3人の証言に矛盾はなかったが、錦浮は依然として関三妹(かんさんまい)の正体を突き止めようとしているという。
錦浮は関三妹(かんさんまい)と老関(ろうかん)、馮雷(ふうらい)、趙精(ちょうせい)の3人を引き合わせ、事前に打ち合わせをした通りの芝居を演じさせる。3人は自然な振る舞いで、錦浮を欺くことに成功する。しかし、錦浮は依然として不安を抱き、葉昭南(しょうなん)の正体を確かめるために最後の手段に出ることを決意する。
錦浮は関三妹(かんさんまい)を葉昭南(しょうなん)の棺桶の前に連れてくる。関三妹(かんさんまい)が葉昭南(しょうなん)に価ているという噂を聞いた錦浮は、関三妹(かんさんまい)に本物の葉昭南(しょうなん)の姿を見せることにしたのだ。
第14話 感想
第14話は、緊迫感とサスペンスに満ちた展開が印象的な回でした。易阳君(えきようくん)の策略と錦浮の疑念が絡み合い、物語は予想外の方向へと進んでいきます。
特に、葉昭南(しょうなん)が棺桶の中でギリギリまで時間を稼ぐシーンは手に汗握るものでした。錦浮の疑念が晴れるのか、それとも葉昭南(しょうなん)の正体が暴かれてしまうのか、最後まで目が離せませんでした。
また、客芊月(かくせんげつ)の逃亡と柳軒冥(りゅう・けんめい)の登場も物語に新たな展開をもたらしました。客芊月(かくせんげつ)の不運な遭遇と柳軒冥(りゅう・けんめい)の奮闘は、今後のストーリーにどのような影響を与えるのでしょうか。
つづく