麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ 第15話 あらすじ/ネタバレ
関三妹(かんさんまい)と葉昭南(よう・しょうなん)、瓜二つの容姿
錦浮(きんぷ)は関三妹(かんさんまい)の正体を確かめるため、彼女を葉昭南(よう・しょうなん)の棺の前に連れて行く。しかし、関三妹(かんさんまい)は慌てる様子もなく、棺の中にいるはずがないと主張する。
錦浮(きんぷ)が棺を開けようとすると、関三妹(かんさんまい)は錦浮(きんぷ)を弑主だと責め立てる。易阳君(えきようくん)も加勢し、早く棺を開けて葉昭南(よう・しょうなん)の姿を確認するよう促す。関三妹(かんさんまい)と易阳君(えきようくん)の言葉に押され、錦浮(きんぷ)は棺の中に亡くなった母親が入っていると説明する。
易阳君(えきようくん)と関三妹(かんさんまい)は目的を果たし、錦浮(きんぷ)は棺を厳重に封鎖し、趙精(ちょうせい)たちに誰にも近づけないように命じる。
葉昭南(よう・しょうなん)の替え玉探し
易阳君(えきようくん)と関三妹(かんさんまい)は、棺をこのままにしておくのは危険だと考える。しかし、簡単に燃やすと錦浮(きんぷ)に疑われるため、死亡時期が近い人物の遺体を替え玉にすることを思いつく。遺体は数日で腐敗するため、錦浮(きんぷ)も疑わないだろうと考える。
錦浮(きんぷ)の宴と馮雷(ふうらい)の恐怖体験
錦浮(きんぷ)は関三妹(かんさんまい)と易阳君(えきようくん)を宴に招き、歌姫たちを呼んで盛り上げる。関三妹(かんさんまい)は歌姫の中に柳軒冥(りゅう・けんめい)を見つけ、驚きを隠せない。
錦浮(きんぷ)は歌姫たちに酒を飲ませ、姚虎(ようこ)を自分の隣に呼ぶ。柳軒冥(りゅう・けんめい)は関三妹(かんさんまい)のもとに向かうが、途中で易阳君(えきようくん)に呼び止められ、彼の元へ行くことになる。
馮雷(ふうらい)は一人で遺体を探しに行くことになるが、怖がってなかなか義荘に入れない。そんな中、気絶している錦亭(きんてい)を発見し、義荘に行く必要がなくなる。
一方、拷問を受けていた客芊月(かくせんげつ)は逃げ出そうとするが、馮雷(ふうらい)に気絶させられてしまう。馮雷(ふうらい)は闇闇の中で客芊月(かくせんげつ)を錦亭(きんてい)と間違え、連れて帰ってしまった。
目を覚ました錦亭(きんてい)は再び逃げ出す。
錦浮(きんぷ)と易阳君(えきようくん)は美女たちと楽しんでいるが、関三妹(かんさんまい)には男娼を用意する。関三妹(かんさんまい)は柳軒冥(りゅう・けんめい)を見ながらため息をつき、錦浮(きんぷ)が軒月城を滅ぼすと言ったことに激怒する。
錦浮は「私が持っているもの、あなたが持っていないもの」というゲームを提案し、葉昭南(よう・しょうなん)と一緒にお風呂に入ったことがあると主張する。さらに、城主を殺したことがあると告白し、自分が日落城の城主を殺したことを明かす。
悲しみに暮れる趙精(ちょうせい)と錦浮の企み
趙精(ちょうせい)は芷蘭(しらん)の遺品を見て悲しみに暮れるが、もう彼女に会うことはできない。
葉昭南(よう・しょうなん)と錦浮は酒に酔い、柳軒冥(りゅう・けんめい)は我慢できずに錦浮に詰め寄ろうとする。易阳君(えきようくん)は柳軒冥(りゅう・けんめい)の正体がバレるのを防ぐため、錦浮に柳軒冥(りゅう・けんめい)を自分に下賜するよう頼み、彼を連れ去る。
馮雷(ふうらい)は客芊月(かくせんげつ)を連れて遺体を交換し、棺を完全に封鎖する。
退屈になった錦浮は、葉昭南(よう・しょうなん)のもとを訪れて一緒に酒を飲む。葉昭南(よう・しょうなん)は酔ったふりをする。
一方、千恵柔(ちえろう)が木兮(ぼくけい)城に到著する。
錦浮は葉昭南(よう・しょうなん)を部屋に送り届け、眠っている彼女に悪意を抱く。
第15話の感想
第15話は、緊張感と驚きが続く展開で、目が離せない内容でした。特に、関三妹と葉昭南(よう・しょうなん)の正体をめぐる駆け引きはハラハラドキドキさせられました。錦浮の疑心深さと、易阳君(えきようくん)と関三妹の機転の良さが際立っていました。
また、柳軒冥(りゅう・けんめい)と姚虎(ようこ)の登場も物語に彩りを添えていました。柳軒冥(りゅう・けんめい)の錦浮への怒りと、姚虎(ようこ)の錦浮への忠誠心が対照的で、今後の展開が気になります。
一方で、趙精(ちょうせい)の悲しみや、馮雷(ふうらい)の恐怖体験など、シリアスな場面も印象的でした。これらの場面は、物語に深みを与えていたと思います。
つづく