麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

譚攘(たんじょう)が葉昭南(よう・しょうなん)たちに発見されてしまった。葉昭南(よう・しょうなん)が女だと知り、譚攘(たんじょう)は驚愕し、もしかして葉昭南(よう・しょうなん)ではないのではないかと疑う。しかし、葛藤しているうちに巡邏が来てしまい、譚攘(たんじょう)は急いでその場を離れた。譚攘(たんじょう)は、世の中にこれほどまでによく価た人がいることに驚きを隠せなかった。

逃走中に譚攘(たんじょう)は柳軒冥(りゅう・けんめい)と遭遇する。柳軒冥(りゅう・けんめい)はすぐに部下に譚攘(たんじょう)を包囲させたが、譚攘(たんじょう)は逃げ延びてしまう。追っ手を逃れるため、譚攘(たんじょう)は誤って雲蘿の寝宮に侵入してしまう。目を覚ました雲蘿は知らない男を見て驚き、譚攘(たんじょう)は自分が追われていることを伝え、柳軒冥(りゅう・けんめい)に見つからないように協力してくれるよう脅迫する。雲蘿は譚攘(たんじょう)が怪我をしているのを見て、油断させてから殴り、柳軒冥(りゅう・けんめい)に助けを求めた。譚攘(たんじょう)は逃げ延びたが、雲蘿は無事だった。

天幕城は、柳軒冥(りゅう・けんめい)に十万両の黄金と軒月城の耳城を聘礼として要求してきた。耳城は荒れ果てた土地で、柳軒冥(りゅう・けんめい)は譲っても構わないと考えていたが、葉昭南(よう・しょうなん)は耳城は軒月城の領地であり、絶対に譲れないと主張した。柳軒冥(りゅう・けんめい)は葉昭南(よう・しょうなん)の意見に驚き、この女性は並外れた人物だと感じた。姚虎(ようこ)は天幕城の綺夢(きむ)が宮殿に入ったことを報告し、柳軒冥(りゅう・けんめい)は葉昭南(よう・しょうなん)を連れて天幕城の使臣を迎える準備をさせた。

綺夢(きむ)が来たことを聞いた人々は、騒ぎを見るために集まってきた。刺客たちもその中に紛れており、芷蘭(しらん)が人々にいじめられているのを見つける。刺客は、芷蘭(しらん)が朝に茅房で自分に紙を渡してくれた人物だと気づき、すぐに助けに向かった。芷蘭(しらん)は刺客を信頼し、彼についていった。刺客たちは、柳軒冥(りゅう・けんめい)の隣にいる葉昭南(よう・しょうなん)を見て驚き、雲蘿は積極的に葉昭南(よう・しょうなん)に近づき、柳軒冥(りゅう・けんめい)を完全に掌握していることを自慢した。

天幕城の使臣が宮殿に入ると、葉昭南(よう・しょうなん)は柳軒冥(りゅう・けんめい)の隣に立ち、使臣が柳軒冥(りゅう・けんめい)に媚びへつらうのを阻止した。城主である柳軒冥が、ただの使臣にへりくだるべきではないと考えたのだ。葉昭南(よう・しょうなん)はさらに、天幕城の使臣である易阳君(えきようくん)に馬から降りて歩いてくるように命じた。外邦には特権はないと主張したのだ。易阳君(えきようくん)は不服だったが、柳軒冥は易阳君(えきようくん)を自分の伝令官だと説明した。易阳君(えきようくん)は怒って宮殿を去ろうとしたが、客芊月(かくせんげつ)は慌てた。しかし、葉昭南(よう・しょうなん)は天幕城が必ず戻ってくると確信していた。なぜなら、縁組は一方通行ではなく、天幕城にも独自の計画があるはずだからだ。

易阳君(えきようくん)が宮殿から出ようとしたとき、柳軒冥は少し落ち著きを失ったが、葉昭南(よう・しょうなん)は再び柳軒冥を止めた。綺夢(きむ)も我慢できずに馬車を停め、易阳君(えきようくん)を追いかけて戻ってきた。葉昭南(しょうなん)の勇敢さと知恵に感心した柳軒冥は、葉昭南(しょうなん)に褒美を与えようと考えたが、葉昭南(しょうなん)は柳軒冥の背後にあるものに興味を示し、柳軒冥に飛びついて手に入れようとした。しかし、柳軒冥は再び葉昭南(しょうなん)が自分に惚れていると勘違いしてしまった。そこに綺夢(きむ)が現れ、柳軒冥を「軒冥」と呼び、葉昭南(しょうなん)に近づこうとしたが、心の中では殺意を秘めていた。

客芊月(かくせんげつ)は葉昭南(しょうなん)への憎しみを募らせ、葉昭南(しょうなん)に懲らしめを与えようと密かに後をつけた。しかし、そこで客芊月(かくせんげつ)は刺客たちが柳軒冥を闇殺する計画を耳にしてしまう。刺客たちは芷蘭(しらん)を連れて行くと言っていたが、芷蘭(しらん)は葉昭南(しょうなん)に扮した女性を見て驚愕した。

第4話の感想

第4話は、緊迫感とサスペンスに満ちた展開で、最後まで目が離せない内容でした。特に、譚攘(たんじょう)と葉昭南(しょうなん)の出会い、天幕城との交渉、そして刺客たちの計画が明らかになるシーンは、見応えがありました。

譚攘(たんじょう)と葉昭南(しょうなん)の出会いは、予想外の展開でした。譚攘(たんじょう)が葉昭南(しょうなん)を女性だと知り、驚愕するシーンは、物語にさらなる深みを与えたと思います。また、天幕城との交渉では、葉昭南(しょうなん)の知恵と勇気が光りました。柳軒冥をうまくサポートし、天幕城の要求を退けるシーンは、爽快感がありました。

そして、刺客たちの計画が明らかになったシーンは、衝撃的でした。芷蘭(しらん)が刺客たちに利用されていることがわかり、今後の展開が気になります。

つづく