麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

柳軒冥(りゅう・けんめい)と葉昭南(よう・しょうなん)の愛憎劇

柳軒冥(りゅう・けんめい)と葉昭南(よう・しょうなん)の誤解と葛藤は、第7話で新たなクライマックスを迎える。柳軒冥(りゅう・けんめい)は葉昭南(よう・しょうなん)に刀を差し出し、一見彼女に決著をつける機会を与えたように見えるが、実際には心理的な駆け引きだった。葉昭南(よう・しょうなん)は刀を振るうことはなく、涙を流しながら柳軒冥(りゅう・けんめい)への深い愛情を訴え、老関(ろうかん)ら3人を証人として呼び寄せた。3人は息を合わせて葉昭南(よう・しょうなん)の純粋さと無念を訴え、姚虎(ようこ)の割り込みも柳軒冥(りゅう・けんめい)に一蹴され、場は混乱と滑稽さに包まれた。

雲蘿と譚攘(たんじょう)の駆け引き

一方、雲蘿と譚攘(たんじょう)の駆け引きも続いている。譚攘(たんじょう)は雲蘿の支配から逃れようとするが、再び彼女の罠に陥ってしまう。雲蘿は自分の喘息を利用して同情を誘い、最終的に2人は微妙な均衡を保ち、一時休戦することに決めた。しかし、譚攘(たんじょう)が目覚めると失明していることに気づき、2人の関係はさらに複雑になる。

柳軒冥(りゅう・けんめい)の誤解と葉昭南(よう・しょうなん)の葛藤

柳軒冥(りゅう・けんめい)は1人になると、葉昭南(よう・しょうなん)の絵を見つめ、絵の中の涙は葉昭南(よう・しょうなん)が自分を想って流したものだと勘違いする。しかし、実際には芷蘭(しらん)が絵を描いたときの感情の表れだった。一方、葉昭南(よう・しょうなん)は驚きのあまり倒れた老関(ろうかん)の世話をしながら、柳軒冥(りゅう・けんめい)への疑いと感謝が入り混じった思いを抱いていた。

綺夢(きむ)の策略と葉昭南(よう・しょうなん)の危機

その頃、綺夢(きむ)は柳軒冥(りゅう・けんめい)と葉昭南(よう・しょうなん)の情報を得るために、客芊月(かくせんげつ)に大金を渡して天幕城の馬を使って葉昭南(よう・しょうなん)に不利な状況を作り出すように指示する。葉昭南(しょうなん)は戦馬を検査しているときに襲撃を受け、馬は驚いて暴走し、柳軒冥(りゅう・けんめい)は彼女を助けるために一緒に川に落ちてしまう。2人は川辺で火を起こして暖をとり、微妙で気まずい雰囲気になる。葉昭南(しょうなん)の弱さに柳軒冥(りゅう・けんめい)は同情する。

雲蘿の接近と葉昭南(しょうなん)の決意

雲蘿は薬を持って再び譚攘(たんじょう)を訪れ、2人の間の信頼関係を修復しようとする。譚攘(たんじょう)は警戒しているものの、最終的には雲蘿を信じることに決める。一方、葉昭南(しょうなん)は空腹のため、柳軒冥(りゅう・けんめい)が摘んだキノコのスープを食べるが、キノコは毒があり、幻覚を見て柳軒冥に対して一連の奇妙な行動をとってしまう。柳軒冥は苦笑するしかない。

翌日、葉昭南(しょうなん)と柳軒冥の「密会」が噂となり、葉昭南(しょうなん)は柳軒冥の子を身ごもったという噂まで広まり、葉昭南(しょうなん)は屈辱を感じて酒に溺れる。易阳君(えきようくん)の登場が彼女に慰めをもたらし、2人は酔っ払った中で共感し合う。

綺夢(きむ)は葉昭南(しょうなん)に対する策略を諦めず、客芊月(かくせんげつ)に再び葉昭南(しょうなん)に毒を盛るように唆す。葉昭南(しょうなん)はそれが罠だと知りながらも、そのお茶を飲み幹してしまう。彼女の行動の背後にはどのような意図が隠されており、柳軒冥、綺夢(きむ)、客芊月(かくせんげつ)との複雑な関係にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まる。

第7話の感想

第7話は、麗しの城主様~恋の宮廷騒乱記~ の物語が大きく動き出す重要な回でした。柳軒冥と葉昭南(しょうなん)の愛憎劇は新たな局面を迎え、雲蘿と譚攘(たんじょう)の駆け引きもますます複雑さを増しています。

特に印象に残ったのは、柳軒冥と葉昭南(しょうなん)のシーンです。柳軒冥が葉昭南(よう・しょうなん)に刀を差し出し、一見彼女に決著をつける機会を与えたように見える場面は、心理的な駆け引きが巧みに描かれていました。また、川辺で火を起こして暖を取るシーンは、微妙で気まずいながらも、2人の心の距離が近づいていることを感じさせるものでした。

一方で、雲蘿と譚攘(たんじょう)のシーンは、緊張感と不気味さが漂っていました。雲蘿が自分の喘息を利用して同情を誘い、譚攘(たんじょう)を再び支配下に置こうとする様子は、彼女の狡猾さを際立たせていました。

つづく