少年歌行~Beginning of the Legend~ 第1話 あらすじ/ネタバレ

乱世の中、天武帝蕭毅は一剣の威光で北離王朝を築き上げ、200余年が経ち、明徳帝の治世では国は最盛期を迎え、四方から朝貢を受けていた。しかし、皇権の裏では闇流が渦巻いていた。明徳帝の六人の息子の中で、蕭楚河(シャオ・チューホー)は特に抜きん出ており、本来なら後継者となるべき人物であった。4年前の事件で、琅琊王が謀仮の罪を著せられ、蕭楚河(シャオ・チューホー)は立ち上がったが、皇帝の怒りを買い、庶人に落とされ、青州に流され、蕭瑟と名乗り、辺境の地で雪落山荘という名の宿屋を営んでいた。

時が経ち、雪落山荘は寂れ、客足が途絶え、日常の経費を賄うのも困難になっていた。蕭瑟は窓辺に座り、降りしきる雪を眺めながら、この家業を捨てるべきかと考えていた。その時、赤い服を著た非凡な少年、雷無桀(レイ・ムージェ)が彼の世界に闖入し、寂しい場所に一筋の光を照らした。雷無桀(レイ・ムージェ)の豪快さと無頓著さは、もともと気分が沈んでいた蕭瑟を不快にさせた。特に、彼は素麺と安い酒しか注文しなかったため、蕭瑟の印象はさらに悪くなった。

2人の微妙な雰囲気の中、土匪の一団が乱入し、トラブルを起こそうとした。雷無桀(レイ・ムージェ)は江湖の駆け出しだったが、恐れずに雷家堡の息子であると名乗り、1人で悪党たちを打ち負かし、宿屋はメチャクチャになった。補償の見込みがない蕭瑟は一計を案じ、雷無桀(レイ・ムージェ)が雪月城に行きたいことを知ると、同行を申し出た。2人の縁は静かに芽生え始めた。

一方、雪月城の大弟子唐蓮(タン・リェン)は、謎の黄金の棺を運んで畢羅城に向かっていたが、途中で何度も危険に遭遇し、すべて切り抜けた。ある日、大雪で道が閉ざされたため、唐蓮(タン・リェン)と黄金の棺は古い寺に避難し、白髪の男と出会った。その男は軽功に優れ、剣術も超一流だった。しばらくして、蕭瑟と雷無桀(レイ・ムージェ)もその寺に到著し、4人は同じ部屋で微妙な雰囲気になった。

夜が更けると、江湖で有名な殺し屋、月姫(げっき)と冥侯(めいこう)が姿を現した。月姫(げっき)は咲みを浮かべ、冥侯(めいこう)は殺気を漂わせ、黄金の棺を狙っていた。雷無桀(レイ・ムージェ)は若さゆえに恐れを知らず、戦いを挑もうとしたが、唐蓮(タン・リェン)は旧傷が癒えていないにもかかわらず、彼を守るために立ち上がった。激しい戦いの後、月姫(げっき)と冥侯(めいこう)は突然撤退し、混乱が残された。蕭瑟は冷ややかに見守り、雷無桀(レイ・ムージェ)の無謀な行動を批判した。

翌朝、一行は旅を続け、雷無桀(レイ・ムージェ)は道中ずっと咲い声を上げ、蕭瑟と唐蓮(タン・リェン)は黄金の棺の秘密について意見を交わした。江湖では、黄金の棺の中には驚異的な宝か、絶世の武功の秘伝書が隠されていると噂されていたが、蕭瑟は中には忘憂(ワンヨウ)和尚の遺体があるだけではないかと推測した。彼らの目的地は三顧城だった。この辺境の重鎮は自由貿易によって繁栄しており、美人庄は中でも有名な歓楽街だった。女将の天女蕊(てんじょすい)は唐蓮(タン・リェン)と深い関係にあり、唐蓮(タン・リェン)に重要な情報を伝えながら、蕭瑟に賭けを持ちかけた。雪落山荘を10個の真珠と交換するという賭けは、実際には生死をかけた戦いだった。

この賭けの中で、天女蕊(てんじょすい)の威厳と知謀は遺憾なく発揮された。彼女は金袍の商人の挑発を鎮めるだけでなく、美人庄全体の雰囲気を盛り上げ、今後の旅が未知数で挑戦的なものになることを予感させた。蕭瑟、雷無桀(レイ・ムージェ)、唐蓮(タン・リェン)の3人は、この偶然の出会いで運命が密接に結びつき、波乱万丈の江湖の物語が始まった。

第1話感想

第1話は、壮大な世界観と魅力的なキャラクターが印象的なスタートでした。乱世の情勢や蕭瑟の過去など、物語の背景が丁寧に描かれており、今後の展開への期待が高まります。特に、蕭瑟と雷無桀(レイ・ムージェ)の出会いは、対照的な性格の2人がどのように関わっていくのか興味をそそられました。

また、唐蓮(タン・リェン)と黄金の棺をめぐる謎も気になるところです。彼らの目的や黄金の棺の秘密が明らかになるにつれて、物語はさらに盛り上がっていくでしょう。

アクションシーンも迫力満点で、雷無桀の豪快な戦いぶりや唐蓮(タン・リェン)の華麗な剣術が見応えがありました。今後の戦闘シーンにも期待が高まります。

つづく