少年歌行~Beginning of the Legend~ 第15話 あらすじ/ネタバレ
白王蕭崇(シャオ・チョン)は九弟の蕭瑾瑕(シャオ・ジンシエ)と合流しようとするが、蕭瑾瑕(シャオ・ジンシエ)は先に闇河の領域に入り、逆流を遡って幽闇な場所で傘を持ち黒い服を著た謎の男に出会う。その男は蕭瑾瑕(シャオ・ジンシエ)を闇河の最高権力者である蘇昌河(スー・チャンホー)のもとへ案内する。蕭瑾瑕(シャオ・ジンシエ)はかつての皇子・蕭楚河(シャオ・チューホー)の名を出し、協力関係を提案する。二人の会話は闇流が渦巻き、それぞれ思惑を巡らせている。
一方、雷無桀(レイ・ムージェ)は蕭瑟を連れて望城山へ向かい、隠居している趙玉真(チャオ・ユーチェン)を山から降ろし、李寒衣(リー・ハンイー)と会わせようとする。趙玉真(チャオ・ユーチェン)は聽雨剣の異変から李寒衣(リー・ハンイー)が来たと勘違いするが、来たのは雷無桀(レイ・ムージェ)で、知らない蕭瑟を連れていたことに驚く。実は李寒衣(リー・ハンイー)は近年何度も山に登ろうとしたが、長老たちに様々な理由で止められており、趙玉真(チャオ・ユーチェン)だけが何も知らなかったのだ。
雷無桀(レイ・ムージェ)が目的を説明すると、趙玉真(チャオ・ユーチェン)は少し考えてから詩を詠み、再び山に残ることを決意する。雷無桀(レイ・ムージェ)と蕭瑟は困惑し、その意味がわからない。その後、二人は李凡松(リー・ファンソン)に別れを告げ、雷家へ向かう旅を続ける。しかし、途中で闇河の殺し屋に襲撃される。殺し屋は皆、殺し屋ランキング上位の強者だった。雷無桀(レイ・ムージェ)は奮闘するが、敵が多すぎて苦戦する。危急の際、蕭瑟は軽功で逃げ出し、司空千落(スコン・チエンルオ)が迷霧弾で助けてくれる。
逃げ出した後、雷無桀(レイ・ムージェ)は司空千落(スコン・チエンルオ)の突然の出現に疑問を抱くが、司空千落(スコン・チエンルオ)は追跡を否定する。一方、傘を持った鬼の蘇暮雨(スー・ムーユー)と謝家当主の謝七刀(シエ・チーダオ)は、李寒衣(リー・ハンイー)の北上を阻止しようとしており、三つ巴の戦いが繰り広げられている。
雷無桀(レイ・ムージェ)一行は疲弊して九霄城に入る。城内は炊煙が立ち上り、香ばしい匂いが漂っているが、雷無桀(レイ・ムージェ)の財布を落としてしまったため、困窮してしまう。蕭瑟は文句を言いながらも、雷無桀(レイ・ムージェ)を責めることはなく、むしろ解決策を考えるように促す。その時、花売りの少女が現れ、蕭瑟に「気前が良い」チャンスを与える。彼は破格で花束を買い、司空千落(スコン・チエンルオ)にプレゼントする。司空千落(スコン・チエンルオ)は内心喜ぶ。
旅費を稼ぐため、雷無桀(レイ・ムージェ)は渾身の力を尽くし、火薬を使ったパフォーマンスで人々を集め、銀を稼ぐことに成功する。一方、玄武使の唐怜月(タン・リンユエ)は蕭瑟に関する情報を受け取り、険しい表情を浮かべる。唐蓮(タン・リェン)と葉若依は報告に来るが、葉若依が唐門の治療法を隠れ蓑にして別の目的を持っていることがわかる。唐怜月(タン・リンユエ)はすべてを見抜き、唐門が白王蕭崇(シャオ・チョン)に買収され、雪月城を裏切る恐れがあることを唐蓮(タン・リェン)に伝える。
唐蓮(タン・リェン)と葉若依は立ち去ることを決意するが、途中で唐門の老爺に阻まれる。しかし、唐怜月(タン・リンユエ)の面子で二人は無事に逃げ出す。一方、九霄城では、雷無桀は金欠のため、蕭瑟と司空千落に質素な陽春麺を注文するしかない。蕭瑟の寛容さに雷無桀は驚く。食事中、雷無桀は情義と責任について熱く語る。蕭瑟は巧みに仮論し、守るべき人が兄弟を傷つけようとした場合、どうすべきかと問う。微妙な雰囲気の中、三人は突然体調不良に陥る。実は、近くにいた黒衣の男は闇河の慕家の慕嬰(ムー・イン)であり、凝水訣と弾指醉を組み合わせて、彼らに影響を与えていたのだ。新たな危機が静かに訪れる。
第15話感想
第15話は、展開が早く、緊張感溢れる内容でした。蕭瑾瑕(シャオ・ジンシエ)と蘇昌河(スー・チャンホー)の対峙は、それぞれの思惑が交錯し、今後の展開を予感させるものでした。また、雷無桀と蕭瑟の望城山での趙玉真(チャオ・ユーチェン)とのやりとりは、それぞれのキャラクターの個性を際立たせており、見応えがありました。
特に印象に残ったのは、唐門の唐蓮(タン・リェン)と葉若依のシーンです。唐門が白王蕭崇(シャオ・チョン)に買収され、雪月城を裏切る可能性があるという衝撃的な事実が明らかになり、今後の展開が気になります。
また、闇河の慕嬰(ムー・イン)が蕭瑟たちに仕掛けた新たな危機も気になるところです。第16話では、この危機をどのように乗り越えるのか、そして唐門の動向が明らかになるのか、目が離せません。
つづく