少年歌行~Beginning of the Legend~ 第19話 あらすじ/ネタバレ

雷門と闇河の決戦

雷門と闇河の戦いは、雷門を奈落の底に突き落とすかのような、息苦しい戦いとなりました。唐老太爷と闇河の共闘は、雷門を危機に陥れます。雷千虎(ライ・センコ)は、寒毒に侵されながらも、五雷天罡拳の最高峰である九重を無理やり発動します。拳風は凄まじく、威力は倍増しますが、同時に彼の命も尽きようとしていました。慕雨墨(ムー・ユーモー)の嘲りにも屈せず、彼は闘誌を燃やします。しかし、その一撃は天地を揺るがすものの、彼の最後の力を使い果たしてしまいます。そして、雷門門主の座を雷轟(レイ・ホン)に託し、息を引き取ります。

雷雲鶴(レイ・ユンホー)と雷轟(レイ・ホン)は、唐老太爷と蘇昌河(スー・チャンホー)の猛攻に苦戦を強いられます。彼らの技は強力ですが、唐老太爷の深い内力には敵いません。雷無桀(レイ・ムージェ)、司空千落(スコン・チエンルオ)、葉若依らも加勢しますが、戦況は好転せず、唐蓮(タン・リェン)は命の危機に陥ります。

蕭瑟の登場

この絶体絶命の状況で、蕭瑟が流転の術を駆使し、無極棍を振るって登場します。唐老太爷は驚きを隠せません。蘇昌河(スー・チャンホー)は形勢不利と見て、唐老太爷を闇殺し、蕭瑟に罪を著せようとします。しかし、無心(ウー・シン)と李寒衣(リー・ハンイー)が駆けつけ、蕭瑟を守ります。李寒衣(リー・ハンイー)は、趙玉真(チャオ・ユーチェン)への復讐を果たすべく、蘇昌河(スー・チャンホー)を追いかけます。

唐老太爷の死

唐老太爷の死により、唐門は現実を受け入れざるを得なくなります。彼らは、雷雲鶴(レイ・ユンホー)と取引をし、宴席の客の毒を解く代わりに、雷老太爷は闇河との戦いで死んだと発表することで、双方の面目を保ちます。雷雲鶴(レイ・ユンホー)は納得できませんでしたが、数百人の命を救うために、苦渋の決断を下します。

朝堂の動き

朝堂では、大監瑾宣(キン・セン)が国師・斉天塵(セイ・テンジン)に、明徳帝が誰を後継者に考えているのかを探ります。斉天塵(セイ・テンジン)は、16字の箴言で答えます。赤王・蕭羽(シャオ・ユー)は気にしませんが、白王・蕭崇(シャオ・チョン)は、これは単なる助言ではなく、未来への警告だと考えます。

雷無桀(レイ・ムージェ)の覚醒

雷無桀(レイ・ムージェ)が目を覚ますと、仲間たちは無事でしたが、蕭瑟の怪我は深刻でした。三日丸は一時的に心臓を保つことができますが、長続きしません。司空長風(スコン・チャンフォン)と華錦(カ・キン)が駆けつけ、華錦(カ・キン)は蕭月離(ショウ・ゲツリ)の助けを得て、なんとか間に合います。

雷家堡への襲撃

雷家堡の外では、正体不明の軍隊が突然包囲し、緊張が高まります。雷無桀(レイ・ムージェ)は、一騎当千の活躍で、敵軍を食い止めます。葉啸鷹(ヨウ・ショウヨウ)の登場で、事態はさらに混迷を極めます。雷無桀(レイ・ムージェ)は、葉啸鷹(ヨウ・ショウヨウ)の正体を知ると、態度が一変し、敬意を表します。この変化に雷雲鶴(レイ・ユンホー)は戸惑いますが、葉若依の登場で、その理由が明らかになります。

第19話の感想

第19話は、雷門と闇河の決戦というクライマックスを迎える重要なエピソードでした。雷千虎(ライ・センコ)の壮絶な最期、雷門の窮地、そして蕭瑟の登場と、見どころ満載の展開に目が離せませんでした。

特に印象に残ったのは、雷千虎(ライ・センコ)の死です。寒毒に侵されながらも、雷門のために最後まで戦い抜く姿は感動的でした。また、唐老太爷との戦いで命を落とすという結末は、雷門にとって大きな痛手となるでしょう。

蕭瑟の登場も、このエピソードの大きな転換点となりました。流転の術を使い、無極棍を振るう姿はまさに主人公の貫禄。蘇昌河(スー・チャンホー)の策略に嵌められながらも、無心(ウー・シン)と李寒衣(リー・ハンイー)に助けられるシーンは、今後の展開を期待させるものでした。

一方で、唐老太爷の死によって唐門が窮地に陥る展開は、今後のストーリーに大きな影響を与えそうです。雷門との取引によって面目を保つことができましたが、唐門の今後がどうなるのか気になるところです。

つづく