少年歌行~Beginning of the Legend~ 第21話 あらすじ/ネタバレ

觀潮客棧、名は雅なるも、実態は破敗冷清。蕭瑟は不満げに、雷無桀(レイ・ムージェ)は漁家女・珍珠と出会い、青州沐家が奇薬を求め勇士を募っていることを知る。

一行は港へ到著。壮漢が金線毒蛇と闘う様子を目撃する。唐蓮(タン・リェン)は、その蛇が猛毒を持つ危険な存在だと指摘。壮漢は黒衣人に救われるも、考核失敗。雷無桀(レイ・ムージェ)は沐家が金で命を買おうとすることに憤慨し、毒蛇を撃退。

中年管家が現れ、船上へ案内。華服の青年・沐春風(モク・シュンフォン)は、青州沐家三公子。蕭瑟らの偽名(蕭無心(ウー・シン)、雷陣雨、唐十三少)を見抜くも、怒るどころか歓待する。

沐春風(モク・シュンフォン)は、頑疾を治すために三種の毒蛇胆が必要だと語る。蕭瑟は協力の代わりに、三蛇島探検を提案。沐春風(モク・シュンフォン)は承諾するが、小舟を預け7日間待機するよう要求。蕭瑟らの説得により、3日後に短縮。

蕭瑟、雷無桀(レイ・ムージェ)、唐蓮(タン・リェン)は下船。沐春風の純粋さと寛大さに感心する。雷無桀(レイ・ムージェ)は租船費が浮いたことを喜び、青斑石魚を提案。

一方、李寒衣(リー・ハンイー)は情に溺れ、雷轟(レイ・ホン)兄弟を殺そうとする。無心(ウー・シン)が現れ、危機を救う。李寒衣(リー・ハンイー)は正気に戻り、無心(ウー・シン)を見直す。無心は、李寒衣(リー・ハンイー)が父を殺した犯人ではないと確信し、真相を追う決意を固める。

雪月城では、司空長風(スコン・チャンフォン)が李寒衣(リ・ルンイ)たちの安否を気遣う。しかし、雪月城三尊主として軽率な行動はできない。雪月城は盟友に頼れず、雷家堡は重傷、温家は超然としている。雪月城は天啓の碁盤の駒のように、苦境に立たされている。

李寒衣(リ・ルンイ)が帰還。司空長風(スコン・チャンフォン)は、内力が大きく損なわれていることを診断し、剣仙境への回復は難しいと告げる。

蕭瑟らは、瑾威(キン・イ)と遭遇。沐春風が危機を救う。蕭瑟は瑾威(キン・イ)と3日後に会う約束をするが、密かに船で出発。司空千落(スコン・チエンルオ)が追いかける。

数日後、三蛇島が近づいてくる。沐春風は歓送会を開く。蕭瑟は感謝の気持ちと共に、六皇子・蕭楚河(シャオ・チューホー)であることを明かす。沐春風は驚愕する。

この旅は、単なる薬探しではなく、身分と運命が交錯する物語。それぞれの胸には、秘めた秘密と使命が隠されている。

第21話の感想

第21話は、物語が大きく動き出す重要な回だった。雷無桀(レイ・ムージェ)の活躍、沐春風の純粋さ、李寒衣(リ・ルンイ)の苦悩など、見どころ満載だった。

特に印象に残ったのは、雷無桀(レイ・ムージェ)の金線毒蛇退治のシーンだ。雷無桀は、沐家が金で命を買おうとすることに憤慨し、毒蛇を撃退した。このシーンは、雷無桀の正義感と勇気を表しており、彼の魅力が十分に発揮されていた。

また、沐春風の純粋さも印象的だった。沐春風は、蕭瑟らの偽名を見抜くも、怒るどころか歓待した。さらに、三蛇島探検への協力を快諾し、小舟を預けるよう要求した。沐春風の寛大さは、彼の心の広さを表しており、好感の持てるキャラクターだった。

さらに、李寒衣の苦悩も描かれていた。李寒衣は、情に溺れ、雷轟(レイ・ホン)兄弟を殺そうとした。しかし、無心が現れ、危機を救った。李寒衣は正気に戻り、無心を見直した。このシーンは、李寒衣の葛藤と成長が描かれており、彼女の深みを感じさせるものだった。

つづく