少年歌行~風雲再起~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

武功を失った蕭瑟は、非凡な軽功で司空千落(スコン・チエンルオ)と互角に渡り合うものの、最終的には製圧されてしまう。一方、雷無桀(レイ・ムージェ)は不屈の意誌で登天閣14階を突破。唐蓮(タン・リェン)から氷清水を受け取るが、これは一般の人間にとっては緻死性の寒毒。しかし、火灼術を修める雷無桀(レイ・ムージェ)にとっては護心脈の妙薬であり、寒さを克服する助けとなる。

瑾仙(ジン・シエン)公公は国師に謁見し、王朝の未来を探ろうとする。国師は天道の深遠さを説き、一度知ってしまえばその流れを変えてしまうため、軽々しく口に出すべきではないと忠告する。天とは無数の可能性の中の1つであり、既定事実ではないのだ。この言葉は蕭瑟の信念をさらに強固なものにする。彼は飛軒(フェイ・シュエン)に国運を占うことを拒否し、自分の力だけで運命を変えることを決意する。

夜が訪れ、蕭瑟は雷無桀(レイ・ムージェ)を東歸酒肆に連れ出し、百裏東君(バイリ・ドンジュン)と酒を酌み交わす。酒には人々の様々な思いが込められているが、雷無桀(レイ・ムージェ)の烈酒への渇望を満たすことはできない。しかし、3杯飲んだ後、雷無桀(レイ・ムージェ)の火灼術はなんと3段階も突破するという奇跡が起こる。これは蕭瑟が3年間の修行で予想していた速度をはるかに超えるものだった。

食事の後、司空長風(スコン・チャンフォン)は李寒衣(リー・ハンイー)に雷無桀(レイ・ムージェ)に会うべきだと伝え、趙玉真(チャオ・ユーチェン)の弟子が雪月城に到著したことも伝える。百裏東君(バイリ・ドンジュン)は究極の酒造りを目指し、孟婆湯の最後の材料を求めて海外の仙山へ向かうことに。出発前に酒肆を蕭瑟に託す。

目覚めた雷無桀(レイ・ムージェ)は、百裏東君(バイリ・ドンジュン)に直接お礼を言えなかったことを残念に思うが、蕭瑟の盛大な歓迎でその失落も一時的に忘れられる。

雷無桀(レイ・ムージェ)の登天閣への挑戦は続く。15階の守閣長老が自分の師叔である雷雲鶴(レイ・ユンホー)であることに気づく。雷雲鶴(レイ・ユンホー)は趙玉真(チャオ・ユーチェン)に敗れ、右腕を失い、境界が大きく低下したため、雪月城に身を隠していた。かつての強者である雷雲鶴(レイ・ユンホー)に何度も敗北する雷無桀(レイ・ムージェ)だが、決して諦めない。彼の粘り強さと豪快さは、雷雲鶴(レイ・ユンホー)に若い頃の姿を思い出させる。そして、雷無桀(レイ・ムージェ)の激励を受けた雷雲鶴(レイ・ユンホー)は自信を取り戻し、雷無桀を破るだけでなく、逍遥天境に復帰するという意外な展開に。九天驚雷が再び江湖に姿を現す。

下の階で様子を見ていた蕭瑟たちは、感慨に浸る。雷雲鶴の去りゆく姿は、まるで黄鶴が西へ去っていくようで、一抹の寂しさを残す。雷無桀はそのまま登天閣の頂上へ飛び上がり、雪月城に問剣を挑む。しかし、李寒衣(リー・ハンイー)が現れないため、決闘は不透明なまま。雷無桀が何度も名前を呼ぶと、ようやく李寒衣(リー・ハンイー)が現れ、一振りで登天閣を真っ二つにする。司空長風(スコン・チャンフォン)の痛惜の声が響き渡る。

雷無桀は一撃で倒されるものの、剣仙の真の力を目の当たりにする。再戦しようとすると、李凡松(リー・ファンソン)が現れ、状況はさらに複雑になる。2人の少年は力を合わせ、火紋剣と桃木剣が交錯し、再び李寒衣(リー・ハンイー)に挑む。この突然の連携攻撃に、李寒衣(リー・ハンイー)は冷咲し、月夕花晨の妙技を繰り出す。満開の茶花が舞い上がり、花びらが舞う中で登天閣は跡形もなくなり、花びらがゆっくりと舞い落ちる様子が、この息を呑むような戦いの証となる。

第8話の感想

第8話は、雪月城を舞台に、様々なキャラクターの成長と葛藤が描かれた見応えのあるエピソードでした。

蕭瑟は、武功を失ったにも関わらず、司空千落(スコン・チエンルオ)と互角に渡り合うなど、非凡な才能を垣間見せてくれました。また、雷無桀は、火灼術の限界を突破し、さらなる成長を遂げました。

一方で、雷雲鶴の苦悩や李寒衣(リ・ルンイ)の葛藤など、キャラクターの心の内側が描かれており、ドラマ性を高めていました。特に、雷雲鶴が過去の栄光を取り戻し、九天驚雷として再登場するシーンは感動的でした。

また、李寒衣(リ・ルンイ)と雷無桀の問剣も迫力満点でした。李寒衣(リ・ルンイ)の圧倒的な強さと、雷無桀の不屈の精神がぶつかり合う、見応えのあるバトルシーンでした。

つづく