楽遊原(らくゆうげん)第11話あらすじ/ネタバレ

崔璃(さいり)は崔琳(さいりん)と通じていると疑い、捕らえようとします。そこに柳承鋒が駆けつけます。崔璃(さいり)は柳承鋒に、崔琳(さいりん)という裏切り者を捕らえたと報告しますが、柳承鋒は崔璃(さいり)が持っている証拠は桃子(ももこ)が作った偽物だと見破ります。崔琳(さいりん)と柳承鋒の計画通り、崔璃は軍権を剝奪されます。

孫靖(そんせい)は李嶷(りぎょく)を牽製するため、李嶷(りぎょく)の兄2人を解放して争いを起こさせ、漁夫の利を得ようとします。しかし、李嶷(りぎょく)はあっさりと兄たちに洛陽城を譲り、峝関を攻める奇策に出ます。峝関は戦略的に重要な地であり、これを製すれば西長安への侵攻も容易になります。

こうして、鎮西軍と崔家軍は別々の地へ向かいます。崔琳は郊外で夜を過ごし、李嶷から贈られた幹し果を味わいます。李嶷も崔琳に手紙を送り、幹し果と果脯を一緒に食べると美味しいと伝えます。崔琳も試してみて、その美味しさに納得します。

李嶷は裴源(はいげん)と共に六日間戦い、ついに峝関を攻略します。その後、李嶷は兄たちに手紙を送り、一緒に西長安を攻めようと誘います。しかし、これは兄たちの力を借りるためではなく、彼らの勝手な行動を防ぐための策略でした。案の定、兄たちは李嶷の誘いを拒否しますが、崔璃の策略を信じて、彼女たちと協力することにします。

西長安からの使者は、鎮西軍に三日以内に峝関から撤退しなければ梁王府を破壊すると通告します。李嶷は孫靖(そんせい)も洛陽城に同じ使者を送ったと予測します。兄たちは孝心を示すために洛陽城から撤退を決意し、鎮西軍は峝関を明け渡すか不孝の汚名を著るかの選択を迫られます。

困り果てた李嶷のもとに顧婉娘が現れ、自分が西長安に行って孫靖(そんせい)と交渉し、梁王を救出すると提案します。彼女は鎮西軍の名を借りて京の旧臣や宮中の老人たちと協力し、梁王を救出する計画を立てますが、危険なため李嶷は仮対します。

一方、李嶷の手紙は蕭氏のもとに届きます。手紙には多くを語っていませんが、蕭氏は李嶷が協力の意思を示していることを理解し、手紙通りに蘭の花を窓辺に置きます。

第11話の感想

第11話は、策略と駆け引きが満載の回でした。李嶷の巧妙な作戦によって、崔璃は失脚し、孫靖の企みも失敗に終わりました。

特に印象に残ったのは、李嶷と崔琳のやり取りです。二人は手紙を通じて、さりげなく情報を伝え合い、互いの信頼関係を深めていきます。また、李嶷が兄たちを出し抜くシーンも痛快でした。

一方で、顧婉娘の決意には胸を打たれました。彼女は危険を顧みず、梁王救出のために奔走します。彼女の勇気と忠誠心は、物語に新たな展開をもたらすでしょう。

蕭氏もまた、重要な役割を果たすことが示唆されました。彼女は李嶷の意思を理解し、協力の意思を示しました。今後の展開に期待が高まります。

つづく