楽遊原(らくゆうげん) 第21話 あらすじ/ネタバレ

崔家軍の勢力拡大に危機感を抱いた新皇は、李嶷(りぎょく)に長州への出兵を命じる。しかし李嶷(りぎょく)は病を理由に拒否。李俊(りしゅん)は李嶷(りぎょく)を厳罰するよう進言するが、新皇は李嶷の才能を認め、李嶷の弟・李崃(り らい)を説得に向かわせる。李崃(り らい)の説得により、李嶷は軍糧の供給を条件に出兵を承諾する。

一方、柳承鋒は草原で負傷し、掲碩首領・烏洛(うらく)に救われる。傷が癒えた柳承鋒は精鋭部隊を率いて長州に潜入し、崔琳(さいりん)を毒殺しようと企てる。しかし、桃子(ももこ)の活躍により崔琳(さいりん)は危機を免れる。李嶷は崔琳(さいりん)を慰め、二人の絆は深まる。

薬の苦さに悩む崔琳を心配した李嶷は、自ら薬を飲んで見せようとする。しかし、李嶷は突然倒れ、崔琳は狼狽する。その直後、崔倚が部下を連れて乱入し、李嶷を水牢に幽閉、崔琳を軟禁する。

李嶷を救うため、崔琳は桃子(ももこ)に謝長耳を呼ぶよう指示する。夜闇の中、哨音が響くが、謝長耳は現れない。絶望に包まれる中、侍衛の姿で現れたのは、苦労の末に崔府に潜入した謝長耳だった。崔琳は侍衛の服を著て謝長耳と共に地牢に潜入し、李嶷を救出する。

しかし、地牢を出た直後に崔倚と遭遇する。崔倚は李嶷の才能を認め、長州の支配を諦めて崔家に入婿し、崔家軍を継ぐことを条件に崔琳との結婚を認める。しかし、李嶷は忠義を重んじ、この提案を拒否する。崔倚は李嶷の誠実さを称賛するものの、擅自崔府に侵入した罪を問う。烈日のもと、李嶷は崔倚の前で鞭打ちの刑を受ける。

目覚めた崔琳は、機に伏せて眠る李嶷の姿を見て心を痛め、そっと外套をかける。背中の傷の痛みで目を覚ました李嶷は、崔琳の前で痛みを隠そうと明るく振る舞う。李嶷の優しさに心を打たれた崔琳は、彼の傷跡を発見し、二人の絆はさらに深まる。

第21話の感想

第21話は、緊張感と感動が入り混じった非常にドラマチックな展開でした。李嶷と崔琳の絆が深まる一方、崔倚との確執が激化し、今後の展開が気になります。

特に印象に残ったのは、李嶷が崔琳のために自ら薬を飲もうとしたシーンです。李嶷の優しさと勇気には心を打たれました。また、李嶷が崔倚から鞭打ちの刑を受けるシーンは、見ていて辛かったですが、李嶷の忠義と信念の強さを感じました。

崔琳と李嶷の恋の行方も気になります。崔琳は李嶷を救うために必死になっており、二人の絆はますます強くなっているように感じます。しかし、崔倚の仮対は大きく、二人の未来は不透明です。

つづく