楽遊原(らくゆうげん) 第28話 あらすじ/ネタバレ

崔琳(さいりん)が新皇に謁見するかどうかで、六部が揉めている。兵部は崔家軍が前線で奮戦していることを理由に謁見を主張し、礼部は前例がないとして仮対する。戸部は崔家軍の軍需が平涼と蔚陽の税から賄われていると指摘し、複雑な状況となっている。

李嶷(りぎょく)は、かつて女性が政治に関与した例があること、崔琳(さいりん)の母が女傑だったことを挙げ、崔琳(さいりん)の謁見を支持する。顧丞相(こしょう)は李嶷(りぎょく)の真意を理解し、顧婉娘に李嶷(りぎょく)を手放すように勧める。しかし、顧婉娘は李嶷(りぎょく)への想いを断ち切れず、自分が李嶷(りぎょく)を支えるべきだと考える。

そんな中、崔琳(さいりん)の謁見が許可される。李嶷は礼部で奔走し、崔琳(さいりん)の謁見実現に尽力する。崔琳は李嶷の気持ちに感謝し、心を動かされる。

謁見の日、李嶷は期待に胸を膨らませて朝堂へ入る。崔琳は父に代わって崔家軍の功績を述べ、国泰民安となった今、洛陽を朝廷に返還する意思を表明する。新皇は喜び、崔琳を宴席に招き、功績を称えると共に、京城的女性たちに崔琳の姿を見せる機会とする。

宴席では、女装姿の崔琳が人々を魅瞭する。李俊(りしゅん)は崔琳の気を引こうと積極的に話しかけるが、皇后は興を添えるために奪彩戯を提案する。李俊(りしゅん)は崔琳の隣に座り、得意げに振る舞う。李嶷は複雑な気持ちを抱えながらも平静を装い、李俊(りしゅん)と共に舞台に上がる。李俊(りしゅん)は李嶷の威圧感に怯えながらも、面子を潰したくないと躊躇する。崔琳は李俊(りしゅん)の窮地を救い、一緒に舞台に立つことを申し出る。顧婉娘も李嶷のチームに加わり、4人で競い合うこととなる。

舞台上、李俊(リージュン)と顧婉娘は徐々に脇役に回っていく。李嶷と崔琳は互角の勝負を繰り広げる。突然、幕が下り、2人を包み込む。崔琳は李嶷にそっとキスをし、勢いを利用して押し倒し、勝利を収める。崔琳は皇后から賜った簪を半分に割り、李嶷と顧婉娘にそれぞれ贈り、その度量と知恵を称賛される。

宴席の後、複雑な気持ちを抱えた李嶷は席を立つ。顧婉娘は李嶷を追いかけようとするが、阻まれる。崔琳も李嶷の後を追う。李俊(リージュン)も追いかけようとするが、こちらも阻まれる。崔琳は李嶷に感謝するが、李嶷は国事を優先し、淡々と対応する。崔琳は李嶷の真面目さに思わず咲ってしまう。

宴が終わり、李俊(リージュン)は崔琳を家に送り届け、翌日慈恩寺で会う約束をする。翌日、李俊(リージュン)は約束通り慈恩寺に向かうが、崔琳の姿はない。李嶷が先に崔琳を探しに行ったことを知る。崔琳は李嶷の突然の訪問に驚きながらも喜び、身分を忘れて一緒に過ごすことを提案する。李嶷は快諾し、2人は市井を散策し、楽遊原で遊び、魚を捕まえ、景色を楽しみ、楽しい時間を過ごす。

第28話の感想

第28話は、崔琳の謁見問題を中心に、複雑な人間関係が描かれていました。李嶷は崔琳を想う気持ちから、謁見実現のために尽力し、顧婉娘は李嶷への想いを断ち切れずに苦悩する姿が印象的でした。

崔琳の女装姿は美しく、宴席での奪彩戯はハラハラドキドキする展開でした。李嶷と崔琳の息の合った戦い、李俊(リージュン)と顧婉娘のサポートなど、見どころ満載でした。

崔琳の機転で李俊の窮地を救ったシーンは、崔琳の優しさと知恵を感じさせる場面でした。また、李嶷と崔琳が簪を半分ずつ分け合うシーンは、2人の絆の深さを表す素敵なシーンでした。

宴席後の李嶷と崔琳の会話は、2人の複雑な気持ちを垣間見ることができ、今後の展開が気になります。李嶷と顧婉娘の恋の行方も見逃せません。

つづく