楽遊原第4話 あらすじ/ネタバレ
柳承鋒 (りゅう しょうほう)と崔琳(さいりん)は幼馴染で、柳承鋒 (りゅう しょうほう)にとって崔琳(さいりん)は唯一無二の存在だった。幼い頃から崔琳(さいりん)は柳承鋒 (りゅう しょうほう)に特別な感情を抱いていたが、柳承鋒 (りゅう しょうほう)は彼女の気持ちに気づくことができず、自分の気持ちを伝えることができなかった。ある日、崔琳が桃子(ももこ)に捕らえられたという知らせを受け、柳承鋒 (りゅう しょうほう)は病を押して崔琳を追いかける。
一方、郭直(かくちょく)率いる大軍が望州城に迫り、城は危機に陥っていた。裴源(はいげん)は兵力の差を考慮し、やむなく城を放棄することを決断する。崔琳は最後まで城を守り抜こうとするが、力尽きて倒れてしまう。李嶷(りぎょく)は崔琳を助けて医者を呼び、薬を煎じて看病する。
夜、崔琳は幼い頃に追われた記憶を夢に見る。彼女は無力な自分を責め、母親を亡くした悲しみを思い出す。目を覚ますと、李嶷(りぎょく)が薬を塗ってくれていた。彼の不器用ながらも優しい仕草に、崔琳は警戒心を解く。
月明かりの下、二人は語り合う。崔琳は助けられなかった老夫婦への後悔を口にし、辺境で戦った女性たちの勇気を語る。特に、城が破られた時に残って戦った母親の犠牲と勇気を忘れないと誓う。彼女は生き延びることで、母親の遺誌を継ぎ、多くの人々を救うことができると考える。
旅を続ける中で、二人は流民の苦しみを目の当たりにする。鎮西軍が敗北し、望州城が陥落したという知らせが届く。李嶷(りぎょく)は蜜餞を使って崔琳に近づき、並州奪還の策を練る。
並州の韓立(かんりつ)は狡猾な人物で、叛将の孫靖(そんせい)と通じている。彼は並州と建州の二つの城を治めているが、この二つの城は水路の要衝であり、戦略的に重要な位置にある。李嶷は韓立(かんりつ)の長孫の洗児宴を利用して、韓府に潜入し、虎符を奪うことを計画する。
二人は夫婦を装い、乳母の徐娘子を通じて韓府に近づく。崔琳は妊婦のふりをして、布で体を隠し、李嶷と一緒に徐娘子の豆乳屋で夫婦の芝居を演じる。崔琳は機転と口達者さで徐娘子の信頼を得て、韓府や洗児宴に関する情報を聞き出す。韓立(かんりつ)の長孫が病気をしていることを知った崔琳は、薬に詳しいことを利用して韓府に潜入し、計画を実行するチャンスを伺う。
精心策划された潜入作戦が始まろうとしている。一見不釣り合いな二人組である崔琳と李嶷は、知恵と勇気で戦局を覆すための網を静かに織り上げている。
第4話の感想
第4話は、緊張感と感動が入り混じった見応えのある内容でした。柳承鋒 (りゅう しょうほう)と崔琳の幼馴染としての絆、崔琳の過去と決意、李嶷の優しさ、そして並州奪還に向けた計画など、見どころ満載でした。
特に印象に残ったのは、崔琳の夢のシーンです。幼い頃に追われた記憶と、母親を失った悲しみが描かれており、彼女の心の傷が伝わってきました。しかし、彼女は生き延びることで母親の遺誌を継ぎ、多くの人々を救うことを誓います。このシーンは、彼女の強さと優しさを表現しており、とても感動的でした。
また、李嶷と崔琳のコンビも魅力的でした。一見不釣り合いな二人ですが、知恵と勇気で困難を乗り越えていきます。特に、韓府に潜入する計画はハラハラドキドキさせられました。
つづく