蓮花楼 第21話 あらすじ/ネタバレ
喬婉娩(きょわんべん)は、肖紫矜(しょうしきん)が李相夷(りしょうい)についての噂話を流していることを知り、彼を問い詰めます。肖紫矜(しょうしきん)は最初は否定しますが、喬婉娩(きょわんべん)はすでに真実を知っていました。彼女は、自分が愛する人が尊敬する先輩を裏切っていたことにショックを受けます。
肖紫矜(しょうしきん)は、自分の不満と李相夷(りしょうい)に対する嫉妬を打ち明けます。彼は、自分も同じく四顧門の盟主でありながら、喬婉娩(きょわんべん)の心の中では李相夷(りしょうい)に勝てないと感じていました。
喬婉娩(きょわんべん)は、肖紫矜(しょうしきん)が四顧門を継いだのは武林のためではなく、個人的な勝ち負けのためだったことに気づきます。彼女は、彼と距離を置くことを決意します。
一方、方多病(ほうたへい)は、特別なパーティーを企画します。蘇小慵(そしょうよう)は、肖紫矜(しょうしきん)が李相夷(りしょうい)のように四顧門の茶会を開催することを知ります。李蓮花 (りれんか)(李相夷(りしょうい)の偽名)は、それを聞いても気にしません。
茶会で、肖紫矜(しょうしきん)は李相夷(りしょうい)と単孤刀(ぜんことう)の過去の話を大げさに語り、李相夷のイメージを落とそうとします。方多病(ほうたへい)は、我慢できずに仮論しますが、相手は証拠を突き付けて李相夷の罪を証明しようとします。
その場にいた喬婉娩(きょわんべん)は、人々を追い出し、肖紫矜と対峙します。彼女は、彼に改心するよう説得しようとしますが、彼は聞く耳を持ちません。失望した喬婉娩(きょわんべん)は、彼との婚約を解消します。
その後、喬婉娩は蓮花楼に駆け込み、李蓮花 (りれんか)に肖紫矜と正面衝突しないように懇願します。李蓮花 (りれんか)は、蘇小慵(そしょうよう)と一緒に方多病(ほうたへい)のもとへ向かいます。そこで、方多病(ほうたへい)が笛飛声(てきひせい)のために薬を煎じていることを知ります。
翌日、李蓮花 (りれんか)、方多病(ほうたへい)たちは、玉楼春(ぎょくろうしゅん)の主人が用意した馬車に乗って目的地に向かいます。途中で、彼らは船に乗り、見知らぬ人と出会い、漫山紅を目指します。知人の案内で、一行は目的地である女の家に到著します。
方多病(ほうたへい)は、李蓮花 (りれんか)が沐浴更衣することを知り、興味津々になります。そして、玉楼春(ぎょくろうしゅん)の秘密を探る旅が始まります。
第21話の感想
第21話は、蓮花楼の物語が大きく動き出す重要な回でした。喬婉娩と肖紫矜の夫婦関係の破綻、肖紫矜の李相夷に対する執念、方多病の李相夷への忠誠心など、様々な人間模様が描かれました。
特に印象的だったのは、喬婉娩の決意です。彼女は、肖紫矜の真の姿を知り、彼との婚約を解消しました。これは、彼女が自分の信念を貫き、自立した女性であることを示しています。
また、方多病の李相夷への忠誠心も感動的でした。彼は、李相夷が濡れ衣を著せられていることを知り、彼を庇うために立ち上がりました。これは、彼が李相夷を心から尊敬していることを表しています。
つづく