蓮花楼第23話 あらすじ/ネタバレ

夜が更けていく中、護衛たちは隠された洞窟の入り口に煙を充満させ、中に潜む侵入者を追い出そうと準備を進めていた。その時、急な足音が静寂を破り、一人の人物が洞窟から飛び出してきた。それは、男装をした清児(ちんあーる)だった。彼女は慌てて足跡を消そうと、方多病(ほうたへい)の許可を得て散歩をしていただけだと嘘をついた。しかし、鋭い視線の李蓮花 (りれんか)は彼女の嘘を見抜き、玉楼春(ぎょくろうしゅん)がすでに亡くなったことをほのめかして探りを入れた。清児(ちんあーる)は動揺し、玉楼春(ぎょくろうしゅん)の死を知らずに逃げようとしていたことを白状した。

清児(ちんあーる)の正体と目的が話題になっている中、一人の護衛が加わり、緊張が高まった。彼は方多病(ほうたへい)と清児(ちんあーる)の会話に興味津々で、そこからさらに情報を引き出そうとした。方多病(ほうたへい)はこれを機に、玉楼春(ぎょくろうしゅん)が殺害された惨状を明かした。遺体は四肢が折れており、明らかに他殺だった。しかも、現場で武器を持っていたのは護衛たちだけだった。護衛は必死に弁明し、潔白を証明しようとしたが、新たに発見された侍衛のバラバラにされた遺体が、全員の思考を混乱させた。護衛は、傍にいる友人を真犯人だと無実の罪を著せ、厳しく取り調べようと企てた。

清児(ちんあーる)は、この状況を見て、やむを得ず自分の公主としての身分を明かした。しかし、誰も信じようとしなかった。そんな中、方多病(ほうたへい)は清児(ちんあーる)をかばい、彼女を信じて守ると宣言した。護衛は二人が共謀していると勘違いし、怒りに駆られて刀を抜こうとしたが、李蓮花 (りれんか)が介入し、二人は軽功が使えないため犯行は不可能だと指摘して、上手く矛先を逸らした。しかし、笛飛声(てきひせい)の突然の出現で、事態は再び急変した。彼は真犯人なのかと疑われ始めた。李蓮花 (りれんか)は知恵を駆使して、笛飛声(てきひせい)の嫌疑を晴らし、真犯人の正体について皆が推測を始めた。

遺体はなんとか組み合わされ、そこには目立つ「井」の字が刻まれていた。さらに、香山にまつわる恐ろしい噂が持ち出され、皆の恐怖はさらに増した。笛飛声(てきひせい)は玉楼春(ぎょくろうしゅん)はすでに死んでいると主張し、皆を連れて楼主の本当の遺体を見つけ出した。そこにも「井」の字が刻まれており、壁には血文字が書かれていて、現場の緊張感はさらに高まった。犯人は賓客の中に潜んでいるのではないかと疑われ始めた。

李蓮花 (りれんか)は調査を進める中で、侍衛の行動がおかしいことに気づいたが、彼の真の目的は楼内の宝物の在り処だった。侍衛のしぶしぶの告白から、彼と週りの仲間は皆、玉楼春(ぎょくろうしゅん)によって毒を盛られており、助かる見込みがないことが明らかになった。清児(ちんあーる)と方多病(ほうたへい)は、東方皓の不可解な死に気を取られ、急いで様子を見に行った。東方皓はすでに息絶えていた。二人がその場を離れようとすると、李蓮花 (りれんか)は侍衛の正体が鬼王刀であることに気づいた。この事実は衝撃的だったが、分析の結果、彼は玉楼春(ぎょくろうしゅん)殺害の真犯人ではないことが確認された。

その後、李蓮花 (りれんか)は皆と一緒に鬼王刀の行方を追跡し、その過程で重要な手がかりを得ると同時に、碧凰(へきおう)の真の姿を暴くことにも成功した。複雑に絡み合った手がかりが徐々に集まり、真実の輪郭が皆の目の前に浮かび上がってきた。玉楼春(ぎょくろうしゅん)の死と宝物の謎をめぐる戦いは、ついにクライマックスを迎える。

第23話の感想

第23話は、玉楼春(ぎょくろうしゅん)の死の真相に迫る重要な展開が続いた回でした。清児(ちんあーる)の正体や侍衛たちの秘密など、次々と明らかになる情報に目が離せませんでした。特に印象に残ったのは、清児(ちんあーる)が公主であることを明かしてからのシーンです。彼女の必死な様子や、方多病(ほうたへい)が彼女を庇う姿に胸を打たれました。また、笛飛声(てきひせい)の意外な登場や、鬼王刀の正体が明らかになったことも衝撃的でした。

つづく