蓮花楼 第26話 あらすじ/ネタバレ
夜闇に包まれた客栈
墨のような夜に、笛飛声(てきひせい)は客栈の前に立ち、壁にびっしりと貼られた符呪を見つめる。彼の心には、鬼魅の存在に対する疑念が浮かぶ。その瞬間、不気味な音が彼の思考を中断した。李蓮花 (りれんか)はそれに気づき、笛飛声(てきひせい)と方多病(ほうたへい)を連れ、この不吉な場所から退散しようとする。しかし、方多病(ほうたへい)は慌てふためく中で隠された隠し扉を見つけ、近づこうとするが、李蓮花 (りれんか)に引き止められる。李蓮花 (りれんか)はすでに地面に不審な足跡があることに気づいており、危険を察知していたのだ。
謎の刺客と村長の登場
3人は素早く仮応し、振り返った瞬間、闇闇から刺客が飛び出してくる。一戦交えた後、刺客は隙を見て逃走し、呆然とする一行を残した。李蓮花 (りれんか)は冷静に追跡を製止し、罠に陥ることを防ぐ。その時、村長と名乗る老婆が現れ、別の場所に案内することを申し出る。方多病(ほうたへい)はすぐに承諾するが、李蓮花 (りれんか)は疑念を抱きながらも何も言わない。
聖女の怒りと黒衣人の企み
一方、黒衣人の任務失敗の知らせはすぐに聖女・角麗譙(かくれいしょう)のもとに届く。彼女は笛飛声(てきひせい)の存在と彼の記憶喪失を知り、黒衣人に弄ばれたことに激怒する。彼女が復讐のために外に出ようとした瞬間、黒衣人が現れ、すべてを告白し、李蓮花 (りれんか)が失踪した李相夷(りしょうい)本人であることを明かす。角麗譙(かくれいしょう)の注意をそらし、氷片を探す計画を加速させようとするのだ。しかし、角麗譙(かくれいしょう)は操られることを拒否し、黒衣人を倒すことを誓う。
客栈での不穏な動き
客栈に戻った一行は、長老の案内で食事を取り、10年前の客栈の怪事件について尋ねる。食事の後、方多病(ほうたへい)たちは客栈のいたるところに奇妙な様子を感じ、長老が真実を隠しているのではないかと疑う。しかし、いくら探しても何も見つからず、一行は警戒を強め、夜が来るのを待つことにする。すると、村長が深夜に動き出す。李蓮花 (りれんか)はそれに気づき、わざと燭台の火を消し、様子を伺う。
毒と誘拐、そして新たな嵐
方多病(ほうたへい)と笛飛声(てきひせい)は部屋の中で会話をしているうちに、燭台の仕掛けに触れてしまい、毒ガスを吸い込んで倒れてしまう。部屋の外では、村長の動きが激しくなる。李蓮花 (りれんか)はそれを見て、もう我慢できず、覆面をして棍棒を手に、敵と激しく戦う。方多病(ほうたへい)は体力が尽きているにもかかわらず、李蓮花 (りれんか)が李相夷(りしょうい)の秘伝の武術を使っているのを目撃し、ますます疑念を深める。少し体力が回復した彼は急いで部屋に戻ると、李蓮花の姿は消えていた。
その頃、怪物たちは仲間を集め、客栈内外を襲撃する。方多病(ほうたへい)はわざと挑発し、李蓮花の真の実力を引き出そうとするが、彼はわざと弱そうに振る舞い、怪物に連れ去られてしまう。一行はすぐに集まり、傷の手当てをした後、手がかりを探し続ける。そして、息の合った連携で、ついに隠し扉の秘密の入り口を見つける。
闇闇の洞窟と不穏な影
闇闇の通路を進み、笛飛声(てきひせい)は雷のような勢いで頭目を倒し、李蓮花の行方を問いただす。そして、深い崖の洞窟の中で、昏睡状態の李蓮花を発見する。その隣には、静かに様子を伺う謎の人物が立っていた。新しい嵐が近づいているのかもしれない……。
第26話:迷霧深き客栈
第26話は、物語の緊張感が高まり、謎がさらに深まる展開となりました。李蓮花 (りれんか)と笛飛声(てきひせい)の過去が明らかになりつつある一方で、新たな敵の出現や、村長の正体など、多くの疑問が残されています。
特に印象的なシーンは、李蓮花 (りれんか)が村長と戦う場面です。彼の圧倒的な武術の腕前と、謎めいた行動は、彼の過去と現在の関係をより複雑なものにしています。また、方多病(ほうたへい)と笛飛声(てきひせい)が毒ガスを吸い込んで倒れるシーンは、物語の緊迫感を高め、今後の展開に期待を持たせるものでした。
つづく