蓮花楼 第27話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、李蓮花 (りれんか)は背後に気配を感じ、素早く身をかわした。その瞬間、彼の友人は驚きと信じられない様子で、彼らに向かって走ってくる人物を認めた。それは、彼らが昼夜探し求めていた兄弟だった。

実は、この不速の客は、李蓮花 (りれんか)が腰に下げている酒壺を見て、彼が探している人物と何らかの関係があることに気づいていた。そのため、手下には殺さずにとどめておいたのだ。

山洞での恐怖の一夜を思い出す。金兄(きんけい)の守護は銅壁鉄壁のように李蓮花 (りれんか)を守ってくれた。さらに、李蓮花 (りれんか)を驚かせたのは、あの不可解な怪人たちが、なぜか炎を恐れていたことだった。それを利用して、彼は巧みに炎の光の中に身を置き、恐ろしい敵を一人一人檻の中に閉じ込めた。

疲れた李蓮花 (りれんか)は、少し休もうとしたが、方小宝(ほうしょうほう)一行が突然現れて、静寂を破った。

金兄(きんけい)の案内で、一同は山洞に戻り、調査を進めたところ、南夷に関連する手がかりを発見した。彼らが立ち去ろうとしたその時、一人の長老が突然現れ、人頭煞の解毒剤は存在しないと衝撃的な発言をした。この言葉に、一同は驚愕したが、少数はそれを信じ、金兄(きんけい)の本来の顔を回復させる希望を求めて、天涯海角を旅することを誓った。

一同を見送った後、李蓮花 (りれんか)は兄弟たちと話し合い、新たに発見した手がかりから、南夷の後継者たちは毒薬を製造することに成功しなかっただけでなく、氷片を使って武林を支配しようとしているのではないかと推測した。

重要な局面で、李蓮花 (りれんか)は長老に重要な図面を見せたが、長老は密かに金鴛盟に情報を流してしまった。この事態により、笛飛声(てきひせい)の持病が悪化し、無心槐の毒が再び襲ってきた。李蓮花 (りれんか)はすぐに彼を連れてその場を離れ、治療法を探した。

懸命な努力の末、笛飛声(てきひせい)は危機を脱したが、金鴛盟の追っ手が迫ってきた。方多病(ほうたへい)たちは立ち上がり、敵と激しく戦った。角麗譙(かくれいしょう)は冷ややかに様子を見ていたが、方多病(ほうたへい)が命を落とす寸前、李蓮花 (りれんか)は偽装を解き、李相夷(りしょうい)として姿を現し、一撃で敵を倒した。角麗譙(かくれいしょう)は驚きながらも、李蓮花の正体を確信し、両者は激しく言い争った。

しかし、勝利の喜びは長くは続かなかった。李蓮花 (りれんか)は内力を使いすぎたため、笛飛声(てきひせい)の連れ去りを見届けると、血を吐いて倒れてしまった。方多病(ほうたへい)は驚き、李蓮花を介抱した後、彼の正体を隠していたことを怒って問い詰め、彼が持っていた剣の秘密を暴露した。友人の非難に、李蓮花 (りれんか)は言い返すことができず、二人の関係は闇雲に包まれた。

一方、角麗譙(かくれいしょう)の“世話”を受けている笛飛声(てきひせい)は、彼女の真意と背後にある陰謀を知り、漁夫の利を得ようと密かに計画を立てた。一方、方多病(ほうたへい)は一人普渡寺(ふどじ)を訪れ、大師に助言を求めたが、門前払いされてしまい、仕方なく門前で待つしかなかった。

寺の中では、金鴛盟の挑発と扇動により、李蓮花の正体と行方について様々な憶測と疑念が浮上し、李蓮花に対する闇流が静かに渦巻いていた。これらの出来事は、今後の道のりがさらに険しくなり、一人一人の知恵と勇気が試されることを予感させた。

第27話の感想

第27話は、衝撃的な展開が続いた回でした。

まず、李蓮花 (りれんか)が探していた兄弟がついに登場し、再会を果たしたことは大きな驚きでした。しかし、その直後に金鸳盟(きんえんめい)の陰謀が明らかになり、物語は一気に緊迫感に包まれました。

金鸳盟(きんえんめい)は、南夷の後継者たちが毒薬を製造することに成功しなかっただけでなく、氷片を使って武林を支配しようとしていることが判明しました。李蓮花 (りれんか)はこの陰謀を阻止するため、兄弟たちと協力して戦います。

つづく