蓮花楼第30話 あらすじ/ネタバレ
夜に誘われた謎
夜が訪れ、李蓮花 (りれんか)は再び方多病(ほうたへい)に協力関係を提案する。しかし、方多病(ほうたへい)は李蓮花 (りれんか)の提案を軽くあしらい、犯人のいる牢屋に案内する代わりに、李蓮花を人裏離れた物置小屋に連れて行く。
そこには、方多病(ほうたへい)の母親が現れる。彼女は息子の行動を咎めようとするが、方多病(ほうたへい)は真剣な表情で李蓮花にいくつかの謎を解き明かそうとする。
李蓮花は、方多病(ほうたへい)の質問に真摯に答えようとするが、方多病(ほうたへい)は心理戦を仕掛けてくる。李蓮花は、わざと体調を悪くして方多病(ほうたへい)の注意を引こうとするが、方多病(ほうたへい)は動じない。
夜に明かされる真実
夜が深まり、李蓮花の仮病は本物の体調不良に変わってしまう。友人が布団を持ってきてくれたおかげで、なんとか一夜を過ごすことができた。
翌朝、李蓮花は方多病(ほうたへい)の最初の質問に答え、残りの2つの質問は謎として残したまま、2人の兄弟の深い絆を描いた物語を語り始める。
物語を聞いた後、方多病(ほうたへい)は李蓮花に考えさせる時間を与える。しかし、その間に衝撃的な事件が起きる。なんと、牢屋にいた犯人が脱走してしまったのだ。
方多病(ほうたへい)は驚きを隠せないが、母親は自分が犯人を逃がしたことをあっさり認める。そして、李蓮花の手紙を見せ、方多病(ほうたへい)に明日までに決断を迫る。
李蓮花の決断
一方、李蓮花は犯人を無事に救出し、全力を尽くして治療する。しかし、恩を仇で返すように、犯人は李蓮花を置き去りにして逃げようとする。
しかし、李蓮花は一枚の氷片という重要な証拠を握っており、巧みに逃げ出して蓮花楼に戻り、悠然と茶を飲み始める。
しかし、静けさは長くは続かなかった。鉱山の爆発音が夜の静寂を破ったのだ。方多病は黒人に捕らえられ、李蓮花を脅迫するための道具として使われてしまう。
脅迫された李蓮花は怒りを抑えきれず、剣を抜いて方多病を守ろうとする。縛られた方多病は、李蓮花が冷酷無情だと思い込んでしまうが、実際は李蓮花は独自の作戦で救出を計画していたのだ。
師弟の絆
重傷を負いながらも、李蓮花は2人の麻薬密売人を倒す。しかし、岩窟が崩落し始め、状況は危機的になる。李蓮花は全力を尽くして方多病を連れて脱出する。
しかし、脱出した直後に角麗譙(かくれいしょう)らに遭遇し、氷片を奪われそうになる。重傷を負った方多病は、李蓮花を守るために氷片を差し出すが、敵はそれでも諦めない。
窮地に陥ったその時、方多病の母親が百川院(ひゃくせんいん)の仲間を連れて駆けつけ、角麗譙(かくれいしょう)らは撤退を余儀なくされる。
百川院(ひゃくせんいん)の追跡から逃れるため、方多病は自分の身分を捨ててまで李蓮花を守ろうとする。病床の李蓮花は、週りの人を追い払おうとするが、方多病の決意は揺るがない。
百川院(ひゃくせんいん)内部では、李蓮花が金鴛盟の人間ではないことが徐々に明らかになっていく。そして、方多病は師匠の命が長くないことを知り、命を救う薬を探す決意をする。師匠を背負ってでも、命を救うために旅に出るのだ。
第30話 感想
第30話は、緊張感と感動が交錯する見応えのあるエピソードでした。特に、李蓮花と方多病の関係性が大きく変化する展開は、今後のストーリーに大きな影響を与えるでしょう。
李蓮花の過去が明らかになり、彼の優しさと強さがより際立ったように感じます。また、方多病の葛藤や成長も描かれ、彼の複雑な内面が垣間見えました。
物語の後半では、緊迫したアクションシーンが続きました。李蓮花と方多病の息の合った連携が見事で、思わず手に汗握る展開でした。
また、方多病の母親の登場は意外でしたが、物語に深みを与えたように思います。彼女の存在は、方多病の行動に大きな影響を与えていくことでしょう。
つづく