蓮花楼第37話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、方多病(ほうたへい)は手に握った生死玉を凝視します。その玉は並外れたものでしたが、なぜ名もない死者の手にあるのでしょうか?彼は李蓮花と視線を交わし、極楽塔の奥深くに入り、謎を解き明かすことを決意します。

一方、単孤刀(ぜんことう)は塔の建設を急いでおり、新しい工匠の加入により、すべてが順調に進んでいるように見えました。しかし、夜が更けた頃、太后からの緊急命令が雷のように響き渡り、すべての計画が中断されてしまいました。やむなく、一行は命令に従って引き返すことになりましたが、この突然の出来事が、李蓮花と方多病(ほうたへい)にさらなる調査の機会を与えることになりました。

二人は夜の闇の中を歩き、極楽塔の手がかりを探します。何度か探しても見つからず、方多病(ほうたへい)が焦り始めたその時、李蓮花は落ち著いていました。彼の手に持った提灯が闇闇の中で揺れ、何か秘密を語っているようでした。突然、李蓮花は工匠の臨終の言葉を思い出し、推理を重ねると、隠された仕掛けを発見しました。方多病(ほうたへい)は素早く行動し、障害物をどけると、深い井戸が現れました。これが極楽塔への秘密の通路です。

塔の中に入ると、金銀財宝が山のように積まれていましたが、羅摩鼎の出現ほど衝撃的なものではありませんでした。李蓮花は巧妙な作戦を立て、わざと間違った情報を漏らし、闇闇に潜む国師をおびき寄せます。しかし、本物の宝物はすでに方多病(ほうたへい)によって鼎の中に隠されていました。二人が脱出しようとしたその時、壁に書かれた文字が塔のさらに深い秘密を明らかにしてくれました。光と影が交錯する中、単孤刀(ぜんことう)たちが追いつきます。激しい追跡劇が繰り広げられ、二人は密道を使い逃亡し、単孤刀(ぜんことう)は怒りに燃え、宝物を奪い返そうとします。

皇帝は激怒し、李蓮花と方多病(ほうたへい)を処罰しようとしますが、李蓮花は今さら弁解しても無駄だと悟り、方多病(ほうたへい)を連れて急いで逃げ出します。一方、軒轅大人は太后を救うために、単孤刀(ぜんことう)の罠にはまってしまいます。単孤刀(ぜんことう)は得意になり、天下を掌握することを夢見ています。

方多病(ほうたへい)と李蓮花は公主の助けで脱出し、別行動をとることにしました。方多病(ほうたへい)は父親を救出し、旧友と連絡を取る計画を立てます。李蓮花は一人旅に出かけ、古い友人を探しますが、体力が尽き、角麗譙(かくれいしょう)に殺されそうになります。方多病(ほうたへい)は百川院(ひゃくせんいん)に戻り、師匠の血痕を見つけ、肖紫矜(しょうしきん)たちに助けを求めますが、冷たくあしらわれてしまいます。その時、喬婉娩(きょわんべん)が立ち上がり、門主の令牌を奪い、全員で李蓮花を探すように命じます。

一方、李蓮花は牢獄に閉じ込められ、非人道的な拷問を受けていました。単孤刀(ぜんことう)が現れ、この因縁に決著をつけようと嘲咲します。しかし、方多病(ほうたへい)は不屈の意誌で李蓮花の行方を追跡し続け、ついに突如発生した遭遇戦で、謎の鍵を握る黒衣の男を捕まえることに成功します。

この夜、極楽塔の秘密が徐々に明らかになり、生死玉と権力を巡る戦いは、まだ始まったばかりです。

第37話の感想

第37話は、極楽塔の秘密が明らかになり始め、物語が大きく動き出した回でした。李蓮花と方多病(ほうたへい)のコンビが活躍し、単孤刀(ぜんことう)の野望が露呈するなど、見どころ満載でした。

特に印象的だったのは、李蓮花が国師をおびき寄せるためにわざと間違った情報を漏らすシーンです。彼の冷静さと大胆さが際立っており、見ていてハラハラドキドキしました。また、方多病が羅摩鼎に本物の宝物を隠すシーンも、彼の機転の良さと頭の良さを示していました。

一方で、単孤刀(ぜんことう)の野心はますます強まり、軒轅大人が罠にはまってしまうなど、今後の展開が気になるところです。李蓮花と方多病は、単孤刀(ぜんことう)の野望を阻止することができるのでしょうか?

次の展開が楽しみな回でした。

つづく