蓮花楼(れんかろう)第5話 あらすじ/ネタバレ

物語はさらに深まり、玉城二小姐の死を巡る謎が徐々に明らかになっていきます。蒲公子(がまこうし)の頑なな態度に、李蓮花 (りれんか)は二小姐から雲娇(くもきょう)に贈られた玉佩と銀針を証拠として突きつけ、蒲公子(がまこうし)が雲娇(くもきょう)を陥れようとした陰謀を暴きます。この言葉は雲娇(くもきょう)の心を打ち砕き、彼女はついに真実を告白します。

真相が明らかになった瞬間、蒲公子(がまこうし)は慌てて逃げ出しますが、司空掌に倒されてしまいます。この光景を見て、李蓮花 (りれんか)と方多病(ほうたへい)は、蒲公子(がまこうし)が二小姐を殺害した本当の動機が、蒲公子(がまこうし)と玉城の城主との不倫関係にあることに気づきます。

蒲公子(がまこうし)は、妻の冷たさの背後にこのような真実があったことを知り、心痛と後悔に苛まれます。雲娇(くもきょう)は自分を責め、砕けた玉に自分を重ね、二小姐の友人である資格がないと自嘲します。玉城の城主は衝撃を受け、自分の放縦と無知が妹の悲惨な運命を招いたことに気づきます。怒りに駆られた彼は、蒲公子(がまこうし)と雲娇(くもきょう)を牢獄に閉じ込め、宗政明珠(そうせい めいしゅ)への甘やかしは複雑なものとなります。

方多病(ほうたへい)は、無辜の兵士たちの犠牲に対して城主の責任を問いただし、一触即発の事態となります。しかし、李蓮花 (りれんか)は援軍が到著したことを発表し、百川院(ひゃくせんいん)の救兵が駆けつけて事態を収拾します。方多病(ほうたへい)は石姐姐(石姉さん)が救兵の中にいることに気づき、李蓮花の正体に疑念を抱いたまま立ち去ろうとしますが、石姐姐(石姉さん)に見破られてしまいます。

一方、李蓮花 (りれんか)は玉城の背後に隠された秘密を調査しようと決意します。彼は、二小姐が顔に毒虫に咬まれたという丫鬟の言葉を思い出し、後山へ向かいます。しかし、そこで彼は薬魔(やくま)の痕跡を発見し、笛飛声(てきひせい)も噂通り死んでいなかったことに驚愕します。かつての仇敵との再会に、李蓮花 (りれんか)は激昂して倒れてしまいます。

意識を取り戻した李蓮花 (りれんか)は、方多病(ほうたへい)との誤解を解きます。方多病(ほうたへい)は李蓮花 (りれんか)と共に笛飛声(てきひせい)と戦い、師匠の仇を討つことを提案します。しかし、李蓮花 (りれんか)は過去に戻るつもりはなく、李相夷(りしょうい)としての生活には戻りたくありません。そこで、方多病(ほうたへい)が気づかないうちに、李蓮花 (りれんか)は彼を眠らせ、姿を消します。

その頃、笛飛声(てきひせい)は閉関を終え、金鸳盟(きんえんめい)を掌握し、組織内部を厳しく取り締まります。彼は李相夷(りしょうい)との決戦を思い出し、勝利したものの虚しさを感じます。なぜなら、この世には彼に匹敵する相手がいなくなったからです。方多病(ほうたへい)は目を覚ますと、自分が道端に置き去りにされていることに気づきます。彼は不本意ながらも、李蓮花 (りれんか)との道のりはまだ長いことを悟ります。

このエピソードでは、玉城内部の複雑な人間関係が明らかになるだけでなく、李蓮花 (りれんか)、方多病(ほうたへい)、笛飛声(てきひせい)の3人の間に、より激しい戦いが繰り広げられることが示唆されています。それぞれの登場人物が運命の道を歩み、真実と正義は嵐の中で明らかになるでしょう。

第5話の感想

第5話は、玉城二小姐の死を巡る謎が明らかになり、物語が大きく展開する重要な回でした。蒲公子(がまこうし)の裏切りと玉城の城主の罪、そして雲娇(くもきょう)の苦悩が描かれ、人間の心の闇と複雑な人間関係が浮き彫りになりました。

特に印象に残ったのは、雲娇(くもきょう)が真実を告白するシーンです。二小姐の死の真相を知り、絶望に打ちひしがれた彼女の姿は、見ていて胸が締め付けられました。また、玉城の城主が自分の過ちに気づき、後悔する様子も切なかったです。

一方、李蓮花 (りれんか)と方多病(ほうたへい)は、それぞれの思いを抱えながら前に進もうとする姿が描かれました。李蓮花 (りれんか)は過去と決別し、新しい道を歩もうとしています。方多病(ほうたへい)は、李蓮花 (りれんか)への疑念を解き、彼と共に戦おうと決意しました。

笛飛声(てきひせい)の復活も衝撃的でした。彼は金鸳盟(きんえんめい)を掌握し、さらなる野望を抱いているようです。李蓮花 (りれんか)、方多病(ほうたへい)、笛飛声(てきひせい)の3人の対決は、今後の見どころの一つになるでしょう。

つづく