『ロング・シーズン 長く遠い殺人』第10話あらすじ/ネタバレ

衝撃の展開!第10話では、沈墨の復讐劇がついにクライマックスを迎えます。

沈墨は、ついに沈黙を破り、執拗に絡んでくる盧文仲(ルー・ウェンジョン)に接触します。盧文仲(ルー・ウェンジョン)は、沈墨の好意と勘違いし、喜び勇んで待ち合わせ場所に向かいます。しかし、沈墨の真の目的は、盧文仲(ルー・ウェンジョン)への復讐でした。

沈墨は、盧文仲(ルー・ウェンジョン)をビデオショップに誘い込み、待ち伏せしていた王陽(ワン・ヤン)と傅衛軍(フー・ウェイジュン)と共に彼を拘束します。怒りに燃える王陽(ワン・ヤン)は、盧文仲(ルー・ウェンジョン)に製裁を加えようとしますが、沈墨と傅衛軍(フー・ウェイジュン)の冷静な態度に怯みます。

盧文仲(ルー・ウェンジョン)は、命乞いのために70万元の約束手形を差し出しますが、手形には厳しい換金期限が設けられており、王陽(ワン・ヤン)は銀行で換金に失敗してしまいます。怒り狂った王陽(ワン・ヤン)がビデオショップに戻ると、盧文仲(ルー・ウェンジョン)は血まみれの状態で倒れており、沈墨は驚愕した様子で立っていました。

予期せぬ事態に、3人は誘拐犯から殺人犯へと変わってしまいます。王陽(ワン・ヤン)は恐怖と自責の念に駆られますが、沈墨への同情と庇護欲から、事件の後処理を引き受けます。彼は父親の作業著を著用し、夜陰に乗じて盧文仲(ルー・ウェンジョン)の遺体を華鋼製鉄所の溶鉱炉に運び込み、証拠隠滅を図ります。

一方、盧文仲(ルー・ウェンジョン)の失踪を不審に思った殷紅(イン・ホン)は、沈墨との電話の内容から、彼が沈墨に会いに行ったのではないかと推測し、ビデオショップを訪れます。しかし、かつての恩人は、今は彼女の命を奪う存在となっていました。沈墨は、殷紅(イン・ホン)の裏切りと貪欲さに耐え切れず、激しい口論の末、彼女を殺害し、遺体を切断して処分します。

傅衛軍(フー・ウェイジュン)が戻ると、血まみれの現場と包み込まれた遺体を見て、沈墨の決意に心を痛めます。沈墨は涙ながらに、傅衛軍(フー・ウェイジュン)を守るために殷紅(イン・ホン)として生き、王陽(ワン・ヤン)との関係を断ち切る決意を明かします。過去を完全に断ち切るため、沈墨は自分の小指を切り落とし、遺体の中に混ぜて処分します。

傅衛軍(フー・ウェイジュン)は沈墨の指示に従い、遺体を華鋼製鉄所の川、下水道、王陽(ワン・ヤン)の家の近くのゴミ箱に分散して捨てます。この行為は、王陽(ワン・ヤン)に何かを伝えようとしているのか、それとも真実を完全に隠蔽するためのものなのか、その意図は不明です。しかし、運命のいたずらで、沈墨の小指を含む遺体が拾い物好きのおばあさんに拾われてしまい、後の展開に大きな影響を与えることになります。

王陽(ワン・ヤン)は父親に厳しく監視されており、外で起こっていることを何も知りません。しかし、ある日、父親から遺体遺棄事件の詳細を聞かされ、特に特徴的な模様の小指を見て、不吉な予感に襲われます。彼は深い不安と困惑に陥ります。

第10話では、沈墨の復讐が完遂され、事件は新たな展開を迎えます。沈墨の決意と傅衛軍(フー・ウェイジュン)の葛藤、そして王陽(ワン・ヤン)の不安が交錯する、衝撃的な内容となっています。

第10話感想

第10話は、沈墨の復讐劇がクライマックスを迎え、衝撃的な展開を見せる回でした。沈墨は、盧文仲(ルー・ウェンジョン)と殷紅(イン・ホン)を殺害し、遺体を巧妙に処理することで、復讐を完遂します。しかし、その過程で沈墨は大きな代償を払うことになります。

印象的だったのは、沈墨の決意と葛藤が描かれたシーンです。沈墨は、盧文仲(ルー・ウェンジョン)と殷紅(イン・ホン)を殺害することで、彼らへの復讐を果たしますが、同時に大きな罪を犯してしまいます。沈墨は、復讐を果たしたことで一時的な満足感を得るものの、その代償として永遠に罪悪感と後悔に苛まれることになるでしょう。

また、王陽(ワン・ヤン)と傅衛軍(フー・ウェイジュン)の葛藤も描かれており、視聴者に強い印象を与えます。王陽(ワン・ヤン)は、沈墨の復讐に巻き込まれたことで、殺人犯になってしまいます。彼は、沈墨への同情と庇護欲から、事件の後処理を引き受けますが、そのことで大きな心の傷を負うことになります。傅衛軍(フー・ウェイジュン)は、沈墨の決意を理解しつつも、彼女の行動を止めることができず、無力感に苛まれます。

つづく