ロング・シーズン 長く遠い殺人 第2話 あらすじ/ネタバレ

王響(ワン・シャン)の日常は突如其来の一連の事件によって完全に混乱に陥り、龔彪(ゴン・ビャオ)との友情も波乱の中でさらに深い絆を見せる。

王響(ワン・シャン)が失血で入院して以来、彼は家族や友人たちの注目を集めるようになった。しかし、病院での生活は穏やかではなく、王響(ワン・シャン)の心は常に高額な妻の医療費に懸かっていた。この費用は工場が長年未払いだったため、彼は大きなプレッシャーを感じていた。ある日、彼は我慢できずに妻の妹に医療費を計算させ、家庭の負担を軽減するためにも早く退院することを計画した。

一方、工場はイメージアップのために、王響(ワン・シャン)の勇気ある行動を大々的に宣伝するため、メディアを招いて彼を取材した。突然の栄誉に王響(ワン・シャン)は少し落ち著かなかったが、それでも黙って受け入れ、新聞記事を額に入れて家の目立つ場所に飾った。しかし、この栄誉の背後には、彼は未来への深い不安を抱いていた。

その頃、王響(ワン・シャン)の息子王陽(ワン・ヤン)も悩みを抱えていた。普段は明るく活発な彼だったが、ここ数日は異常に沈黙していて、いつも早く寝ていた。王陽(ワン・ヤン)の友人たちは、同級生の沈墨が数日間学校を休んでいること、校内にパトカーが現れたことを知り、王陽(ワン・ヤン)は不安を募らせていた。沈墨が不測の事態に遭遇したかもしれないという知らせを聞いたとき、王陽(ワン・ヤン)の心の葛藤と恐怖は頂点に達した。

工場で機転が利くと評判の龔彪(ゴン・ビャオ)は、自分なりの打算を巡らせていた。彼は王響(ワン・シャン)がリストラされるという秘密のリストを偶然発見し、友人の質問に正直に答え、黄麗茹(ホアン・リージュ)に紹介してもらうことを望んでいることを明かした。この複雑な感情のもつれは、二人の関係に微妙なニュアンスを加えた。

時は流れ、20年が経った。王響(ワン・シャン)の心には、未解決の沈墨殺人事件が重くのしかかり、息苦しさを感じていた。犯人らしき人物の手がかりが見つかったとき、彼は救命の藁をつかむように必死に追いかけた。龔彪(ゴン・ビャオ)の助けを借りて、彼らは負傷した男性を特定し、小路(シャオ・ルー)を通じて彼に接触しようとした。しかし、突然の事故で、小路(シャオ・ルー)は追跡中に感電して倒れ、緊急事態となった。

王響(ワン・シャン)と龔彪(ゴン・ビャオ)は焦り、小路(シャオ・ルー)を急いで病院に搬送した。高額な医療費を目の当たりにして、二人は再び生活の無情さと辛さを痛感した。さらに王響(ワン・シャン)を惑わせたのは、小路(シャオ・ルー)の怪我はただの感電によるものではないことだった。彼はその背後に大きな陰謀が隠されているのではないかと疑っていた。

小路(シャオ・ルー)が回復した後、王響(ワン・シャン)は現場を直接訪れることにした。そこで彼は偶然、鉄のスパナを発見した。これは彼の判断をさらに確信させた。犯人は遠くへ行っていない。彼は捜査を続けなければならない。

一方、龔彪(ゴン・ビャオ)の家庭も危機に陥っていた。黄麗茹(ホアン・リージュ)は家計の預金がなくなっていることに気づき、実は龔彪(ゴン・ビャオ)が内緒でそのお金を使って車を買っていたことが判明した。二人の口論は離婚騒動に発展し、黄麗茹(ホアン・リージュ)は家出まで考えていた。この一連の出来事で、龔彪(ゴン・ビャオ)は深い自責の念と無力感に陥ったが、友人の助けが必要なのと、真相を明らかにしなければならないという思いから、倒れるわけにはいかないことを悟った。

第2話の感想

第2話は、王響(ワン・シャン)を取り巻く環境の変化と、その中で揺れ動く彼の心情が描かれていました。

入院生活、メディアの注目、リストラへの不安など、王響(ワン・シャン)は様々な問題に直面しています。しかし、彼は決して諦めず、前向きに生きようとする姿が印象的でした。

また、龔彪(ゴン・ビャオ)との友情も深まっていく様子が描かれていました。龔彪(ゴン・ビャオ)は一見軽薄な人物ですが、王響(ワン・シャン)のことを気にかけており、彼を支えようとする姿が好感が持てました。

一方、王陽(ワン・ヤン)は沈墨の失踪に不安を募らせており、彼の心の葛藤が伝わってきました。また、龔彪(ゴン・ビャオ)の家庭問題も描かれており、物語に複雑さを加えていました。

つづく