ロング・シーズン 長く遠い殺人 第3話 あらすじ/ネタバレ

王響(ワン・シャン)は必死に街中を駆け巡り、龔彪(ゴン・ビャオ)を探し回った。そしてようやく同僚から、龔彪(ゴン・ビャオ)がゲームセンターの仮想世界に没頭していることを知る。王響(ワン・シャン)は急いでゲームセンターへ向かうと、そこで突然の事態に遭遇した。警察がゲームセンターに突入し、大混乱に陥ったのだ。龔彪(ゴン・ビャオ)を含む全てのプレイヤーは警察署に連行されてしまった。

龔彪(ゴン・ビャオ)は不機嫌そうに王響(ワン・シャン)に苦笑いを浮かべ、「俺たちって、天性の相性最悪なんじゃないのか? ちょうど巻き返そうと思ったのに、警察が来て台無しだ。投資がパーになったよ」と不満を漏らす。

王響(ワン・シャン)は龔彪(ゴン・ビャオ)の気持ちを理解し、事件現場のスパナの謎について切り出した。そして事件は表面上ほど単純ではなく、小路(シャオ・ルー)が怪我をしたのは偶然ではないと強調する。龔彪(ゴン・ビャオ)の車は警察署に押収されているため、二人は協力して車を取り戻すだけでなく、事件の真相を明らかにしようと決意する。しかし、王響(ワン・シャン)は自分たち二人だけでは難しいと悟り、「達人」に助けを求めることを提案する。

その「達人」とは、かつて警界の風雲児と呼ばれた馬徳勝(マー・ダーション)だった。現在は引退して老人クラブに入り浸り、老人ダンスを楽しんでいた。王響(ワン・シャン)と龔彪(ゴン・ビャオ)が彼を訪ねると、馬徳勝(マー・ダーション)は鮮やかなダンス衣装を身にまとい、ダンスフロアで優雅に踊っていた。週りの老婦人たちは歓声を上げていた。歳月は人を老いさせるが、馬徳勝(マー・ダーション)の精気は昔と変わらなかった。

挨拶を交わした後、王響(ワン・シャン)は事件の重大性を馬徳勝(マー・ダーション)に伝え、協力を要請した。馬徳勝(マー・ダーション)はそれを聞いて、かつての輝きを帯びた目で承諾した。三人はすぐに捜査を開始したが、その背後には20年前の未解決事件が隠されていた。

当時、工場近くのレストランが下水道の詰まりを解消するために業者を呼んだところ、なんと恐ろしい死体の一部が発見された。この事件は近隣住民を震撼させ、女将と作業員は恐怖に震え上がった。当時の捜査官だった馬徳勝(マー・ダーション)は現場に急行し、鋭い直感で死体は近くの川から流れてきた可能性が高いと判断した。そしてその源流は、王響(ワン・シャン)の工場を指していた。

警察はすぐに工場を徹底的に捜索し、王響(ワン・シャン)もこの機会に解雇を免れようと必死にアピールした。彼は進んで捜査に協力し、盗まれたスペアタイヤを見つけ出し、警察署内で常習犯を捕まえるなどして警察の信頼を得た。馬徳勝(マー・ダーション)は王響(ワン・シャン)に、2件のバラバラ殺人事件はどちらも铧鋼週辺で発生しており、工場との間に密接な関係があると告げた。

一方、別のストーリーが静かに展開していた。大学に入学したばかりの沈墨は、家計を助けるためにナイトクラブでピアノを弾くアルバイトをしていた。彼女は控えめな服装をしていたため、マネージャーから露出度の高いドレスに著替えるように要求され、困惑していた。その様子を密かに見守っていた王陽(ワン・ヤン)は、沈墨を守る決意をする。

偶然にも、王陽(ワン・ヤン)は沈墨が金持ちに嫌がらせを受けている場面を目撃する。彼は怒りを堪え、金持ちが去った後に沈墨を助けようと声をかけた。その後、王陽(ワン・ヤン)は迷わずに元の生活を捨て、沈墨が働くナイトクラブで働き始め、毎日バイクで彼女を送り迎えするようになった。二人の関係は、このやり取りの中で徐々に深まっていった。

第3話の感想

第3話は、緊迫感と謎が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。王響(ワン・シャン)と龔彪(ゴン・ビャオ)のコンビが、事件の真相に迫る姿は痛快であり、同時にハラハラさせられました。特に、龔彪(ゴン・ビャオ)が警察に連行されてしまったシーンは、今後の展開が気になるところです。

また、新たに馬徳勝(マー・ダーション)というキャラクターが登場し、物語に深みを与えてくれました。彼の鋭い洞察力と経験は、事件解決の大きな助けとなるでしょう。一方、沈墨と王陽(ワン・ヤン)の恋模様も描かれ、物語に彩りを添えていました。

つづく