雲の羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 第15話 あらすじ/ネタバレ
宮子羽(ゴン・ズーユー)は月(ユエ)長老が雲為衫を突然製止するのを見て、驚き、すぐに剣を抜いて雲為衫を守ろうとした。しかし月(ユエ)長老は落ち著いていて、雲為衫に薬を飲ませた後、これが試練の一部であると説明した。試練の内容は、蝕心之月という毒を宮子羽(ゴン・ズーユー)が解毒剤を作って雲為衫を救うこと。それができれば第二関門を突破できるという。
その後、二人は蔵書が豊富な薬庫に案内された。月(ユエ)長老はわずかなヒントを与え、膨大な薬の記録に直面した宮子羽(ゴン・ズーユー)は焦燥に駆られ、時間が足りず、雲為衫の命が危ないと心配した。彼は心を落ち著かせ、蝕心之月は慢性毒であり、半月経たないと効力を発揮しないと分析し、辛抱強く探し始めた。
すると、雲為衫が突然倒れてしまった。宮子羽(ゴン・ズーユー)は急いで彼女を寝台に寝かせた。
雲為衫が目を覚ますと、中毒の症状を詳しく話した。宮子羽(ゴン・ズーユー)はハッと気づき、蝕心之月は本名ではなく、半月之蠅であることに気づいた。月(ユエ)長老が適宜に現れ、蕪姜(ブ・ジャン)と解矛(ジエ・マオ)という二つの薬の材料を教えたが、重要な薬引が書かれたページをわざと破り捨て、宮子羽(ゴン・ズーユー)を試した。月(ユエ)長老が去った後、宮子羽(ゴン・ズーユー)は考え込んだが、雲為衫の夢の中で「虫卵」という言葉を聞いて、ある考えが浮かんだ。
一方、寒鴉肆(ハン・ヤーシー)と寒鴉柒(ハン・ヤーチー)は万花楼で密会していた。寒鴉肆(ハン・ヤーシー)は得意げに雲為衫が持ち出した品々を披露し、弟子がこの作戦で重要な役割を果たしたことをほのめかした。寒鴉柒(ハン・ヤーチー)は詳しく聞こうとしたが、寒鴉肆(ハン・ヤーシー)は謎めいた態度で追い払ってしまった。
宮子羽(ゴン・ズーユー)は知恵と忍耐力で、ついに薬の記録に基づいて解毒剤を作った。しかし、薬の性質が激しく、無辜の人を傷つけるのではないかと心配し、自ら試すことにした。彼は蝕心之月を飲み、解毒剤を飲んだが、痛みで気を失い、夢の中で雲為衫が走ってくるのを見た。
雲為衫は宮子羽(ゴン・ズーユー)が命を懸けて自分を救ったことを知り、感動すると同時に、そんなことはすべきではないと感じた。しかし、宮子羽(ゴン・ズーユー)は彼女の心の中では、雲為衫が何よりも大切だと固く決意していた。
雲為衫は深く感動し、今後はすべてのことを一緒に相談することを約束し、宮子羽(ゴン・ズーユー)も何も隠さないことを誓った。信頼について話していると、雲為衫は言葉を濁し、細作が情に流されることの危険性を考えていた。夜が更け、雲為衫は眠っている宮子羽(ゴン・ズーユー)を丁寧に看病し、二人は静かに愛を育んでいた。
翌日、宮遠徵(ゴン・ユエンジー)は上官浅(シャングワン・チエン)を訪ね、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)が外出中にうっかりと後山のことについて話してしまったことを伝え、上官浅(シャングワン・チエン)は好奇心を抱いた。一方、宮子羽は完璧な解毒剤を求めて、自ら危険を冒そうとした。月(ユエ)長老が止めようとしたが、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)に製止された。宮尚角(ゴン・シャンジュエ)は雲為衫の正体を疑い、試言草で試そうとした。雲為衫は耐え忍び、過去の訓練を思い出し、ついに解放された。
試言草の効果が薄れてくると、宮子羽は勇気を出して雲為衫に気持ちを尋ねたが、「好きじゃない」と言われてしまい、落胆した。しかし、この試練と生死を共にしたことで、二人の関係はすでに変わっていた。どんな困難や幸せがあっても、二人はこれからも一緒に進んでいく。
第15話の感想
第15話は、雲の羽の物語がさらに大きく動き出す重要な回だった。宮子羽と雲為衫の絆が深まり、二人は試練を乗り越えていく。
特に印象深かったのは、宮子羽が雲為衫を救うために自ら毒を飲むシーンだ。彼の命を懸けた行動は、雲為衫の心を大きく揺さぶり、二人は愛を深めた。
また、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)が雲為衫の正体を疑うシーンも興味深かった。彼の疑念が今後どのように展開していくのか、気になるところだ。
つづく