雲の羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 第19話 あらすじ/ネタバレ
宮子羽(ゴン・ズーユー)は、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)が雲為衫を地牢に押し込む様子を目の当たりにし、複雑な心境に陥るも、阻止することができない。宮尚角(ゴン・シャンジュエ)は、雲為衫から無鋒(むほう)の秘密を聞き出し、宮子羽(ゴン・ズーユー)を完全に叩き潰すことができると自信満々だった。彼は、雲為衫がどんな拷問にも耐えられるとしても、宮遠徵(ゴン・ユエンジー)特製の毒には耐えられないと脅迫する。しかし、雲為衫は自分が無鋒(むほう)のスパイであることをあっさり認め、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)は驚きと怒りで、彼女を殺そうとする。
その瞬間、金繁(ジン・ファン)が宮子羽(ゴン・ズーユー)の命で鶏スープを持って駆けつける。雲為衫の毒を解くためだったが、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)に見破られ、スープは没収されてしまう。金繁(ジン・ファン)は何もできず、立ち去るしかなかった。一方、雪公子(シュエ・ゴンジ)と雪重子(シュエ・チョンズー)は、宮子羽(ゴン・ズーユー)を助けるために宮門を訪れる。彼らは火薬を使って地牢を爆破する計画を立て、宮紫商(ゴン・ズーシャン)に火薬の支援を求める。途中、雪重子(シュエ・チョンズー)は花(ホア)公子(小黒)と遭遇し、宮門の規則に違仮したことでお互いを庇い合う。
宮紫商(ゴン・ズーシャン)は最初は危険を冒すことを躊躇していたが、金繁(ジン・ファン)の呼びかけで行動を起こすことを決意する。地牢の中では、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)が雲為衫をさらに拷問しようとしたその時、覆面をした人物が現れ、警備兵たちは次々と倒れていく。状況は一変する。その後、地牢の外で爆発音が響き、一行は雲為衫を救出し、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)と激闘を繰り広げる。最終的に、宮尚角は重傷を負い、宮遠徵(ゴン・ユエンジー)に連れ戻される。
この騒動を受け、宮子羽(ゴン・ズーユー)は矛先をかわすため、後山に向かい第三関の試練を突破し、執刃の座を獲得することを決意する。一行はそれぞれ別行動を取り、事態の収拾を図る。花(ホア)公子は勝手な行動を父親に叱責され、宮紫商(ゴン・ズーシャン)も羽宮との親密さを理由に父親から叱責を受ける。
宮子羽(ゴン・ズーユー)は花宮に到著し、第三関の試練は千年玄鉄で刀を鍛え、花宮の六本の名刀と勝負しなければならないことを知る。勝者だけが合格できるのだ。花(ホア)公子は、宮子羽が金繁(ジン・ファン)と一緒に刀を鍛えることを提案し、長老院に金繁(ジン・ファン)の参加を認めさせることに成功する。しかし、宮流商(ゴン・リューシャン)は宮子羽が試練に合格することは難しいと予言する。なぜなら、最終的に刀を鍛えるためには人柱が必要であり、宮子羽は他人を犠牲にすることはできないからだ。
この知らせを受けた宮紫商(ゴン・ズーシャン)は、花(ホア)公子に急いで会い、宮子羽が金繁(ジン・ファン)を犠牲にするのを阻止しようとする。一方、雲為衫は目を覚まし、月(ユエ)長老の説得を受け、宮門を去ることを決意する。それは自分と宮子羽を守るためだった。しかし、茗霧姫(ウージー)の突然の訪問には殺意が隠されており、彼女の贈り物には仕掛けが施されており、雲為衫は不幸にも被害を受け、再び怪我を負ってしまう。
第19話 感想
第19話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。宮子羽と雲為衫の苦悩、宮尚角の執念、そして仲間たちの友情が、ドラマチックに描かれていました。
特に印象的なのは、雲為衫が宮尚角の拷問に耐え、自分の正体を明かした場面です。彼女の覚悟と強さに心を打たれました。また、金繁が宮子羽のために命を懸けようとするシーンも感動的でした。二人の強い絆が伝わってきました。
一方で、宮尚角の冷酷さや、宮遠徵(ゴン・ユエンジー)の闇躍など、物語をさらに複雑にする要素も登場しました。今後の展開が気になります。
つづく