雲の羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 第3話 あらすじ/ネタバレ

姜さんの謎

宮門の奥深く、姜さんの心は謎に包まれている。家族の意向に従い、花嫁候補の列に加わるも、彼女の心には葛藤が渦巻いていた。その様子は、他の花嫁候補たちとの静かな会話の中でも明らかだった。

雲為衫の秘密

温順な振りを装う雲為衫は、姜さんの茶に秘密の薬を仕込んだ。夜が更け、姜さんが毒殺されたという知らせが宮門に響き渡る。警備兵が現場を封鎖し、花嫁候補たちが一人一人呼び出されたが、雲為衫の姿はなかった。

上官浅(シャングワン・チエン)の機転

才知に優れた上官浅(シャングワン・チエン)は、屋根の上で黒い衣服に身を包んだ雲為衫を発見する。彼女は視線で合図を送り、雲為衫を自分の部屋に隠した。警備兵の質問に対して、上官浅(シャングワン・チエン)は巧妙に嘘をつき、雲為衫は感染性の発疹を患っているため隔離されていると主張した。さらに、彼女は雲為衫に薬を飲ませ、病気を偽装して嫌疑を回避させた。警備兵は疑念を抱きながらも、雲為衫の「症状」を理由に一時的に退散した。

宮子羽(ゴン・ズーユー)の継承

一方、宮門の中では大きな変化が起きていた。宮子羽(ゴン・ズーユー)は長老院に緊急招集され、父と兄が不幸に見舞われたことを知る。彼は刃を振るう重責を負わされることになり、驚きと悲しみに打ちひしがれた。背中に刻まれた紋章は、権力の象徴であるだけでなく、宮門の運命と彼の残りの人生を結びつける印となった。刺青の痛みと父兄への想いが交錯し、宮子羽(ゴン・ズーユー)は涙を流した。

宮雲徵(ゴン・ユンジョン)の不満

宮雲徵(ゴン・ユンジョン)は、兄である宮尚角(ゴン・シャンジュエ)の方が継承にふさわしいと考えており、宮子羽(ゴン・ズーユー)の継承に不満を抱いていた。しかし、長老の説明を受け入れざるを得なかった。宮門は一日たりとも主なしではいられず、宮尚角(ゴン・シャンジュエ)が不在である以上、宮子羽(ゴン・ズーユー)が唯一の選択肢だった。

真相究明への決意

大雪が降りしきる中、宮子羽(ゴン・ズーユー)は父兄の葬儀の後、一人部屋に座り、過去の思い出を振り返っていた。金繁(ジン・ファン)の慰めにより、彼は徐々に冷静さを取り戻し、刃の力を利用して真相を究明することを決意した。

茗霧姬(ミン・ウーシー)の証言

宮子羽(ゴン・ズーユー)の調査は、父に最後に会った茗霧姬(ミン・ウーシー)から始まった。茗霧姬(ミン・ウーシー)の証言は、あの夜の恐ろしい出来事を明らかにした。無手の刺客の出現は、父兄の突然の死と密接に関係していた。

簪に残された毒

宮子羽(ゴン・ズーユー)は、女刺客が残した手掛かりである簪を調べ、毒薬を発見した。しかし、直感は彼に、事態は表面ほど単純ではないことを告げていた。金繁(ジン・ファン)は、姜さんと雲為衫の中毒事件について言及し、宮子羽(ゴン・ズーユー)は、これらの事件の背後にさらに深い陰謀が隠されていることに気付いた。

雲為衫と上官浅(シャングワン・チエン)の同盟

危機が迫る中、雲為衫と上官浅(シャングワン・チエン)は微妙な同盟を結んだ。上官浅(シャングワン・チエン)は雲為衫を疑っていたが、真相を知ってからは疑念が消え、雲為衫に軽挙妄動しないよう警告した。二人は情報を交換し、これから訪れるであろう試練に備えた。

宮子羽(ゴン・ズーユー)と雲為衫の遭遇

宮子羽(ゴン・ズーユー)は捜査中、河灯を流す謎の人物と遭遇した。彼は警戒心を強め、付近を捜索したところ、偶然雲為衫に出くわした。二人は激しい戦いを繰り広げた。この予期せぬ衝突は、宮門内部の闇流が渦巻いていることを示唆しており、より大きな嵐が近づいていることを予感させた。

第3話の感想

第3話は、雲の羽の物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。姜さんの謎の死、宮子羽(ゴン・ズーユー)の継承、雲為衫の秘密など、多くの衝撃的な展開が描かれ、視聴者を釘付けにしました。

特に印象的なのは、雲為衫と上官浅(シャングワン・チエン)の複雑な関係です。最初は互いに疑心闇鬼だった二人が、危機に直面することで協力関係を築いていく様子は、見応えがありました。また、宮子羽の葛藤や決意も丁寧に描かれており、彼の成長を感じさせる内容でした。

つづく