花轎喜事 第1話 あらすじ/ネタバレ
絵のように美しい揚州の李家では、波乱に満ちた婚礼前夜が繰り広げられています。李家の令嬢、李玉湖(リー・ユーフー)は豪華な婚礼衣装に身を包みながらも、眉をひそめ、噂の妻殺し将軍である袁不屈(ユエン・ブーチー)との結婚に不満を募らせていました。彼女は両親の前に毅然と立ち、はさみで嫁衣と覆面を切り裂き、抗議の意思を示します。娘の頑固さに李家の両親は心を痛め、仲人を呼んで説得を試みます。仲人の言葉で、李玉湖(リー・ユーフー)は別の不幸な縁を知ることになります。揚州一の富豪である杜家の令嬢、杜氷雁(バイ・ビンコー)は、病弱な斉(チー)家三公子との縁談を強いられていたのです。李玉湖(リー・ユーフー)は自分の結婚の不公平さをさらに強く感じます。
一方、杜氷雁(バイ・ビンコー)も家で憂鬱な表情を浮かべていました。彼女は乗り気ではありませんでしたが、家族の利益と孝のため、この愛のない結婚を受け入れざるを得ませんでした。両家が同日に娘を嫁がせることになり、李家の父は娘の面子を立てるため、杜家と同じような結婚式の準備をしました。しかし、入念に計画されたこのすべてが、突然の暴雨によって軌道から外れることになります。
雨の中、2つの花轎が仙女廟の前で出会います。雨宿りのため、両方の行列はこの場所で休憩します。李玉湖(リー・ユーフー)の侍女である梅香(メイシャン)と杜氷雁(バイ・ビンコー)の侍女である小喜(シャオシー)は入り口で出会い、お互いの主人の運命について話します。廟の中では、2人の花嫁が運命のいたずらで覆面を取り、顔を見合わせると、すぐに親近感を覚えます。李玉湖(リー・ユーフー)は袁不屈(ユエン・ブーチー)に対する不安を打ち明け、杜氷雁(バイ・ビンコー)は斉三公子への同情と無力さを語ります。2人は意気投合し、仙女様の証人のもとで義姉妹の契りを結び、互いに信物を贈り合って、深い友情を誓います。
その時、一人の僧侶が駆け込み、廟に血の惨事が起こると警告し、すぐに立ち去るように促します。混乱の中、李玉湖(リー・ユーフー)と杜氷雁(バイ・ビンコー)は誤って赤い覆面を交換してしまいます。こうして、入れ替わった結婚式の幕が開きます。
花轎が再び出発すると、李玉湖(リィー・ユーフー)は林州で轎を降り、覆面を取った瞬間、目の前にいるのは馴染みの侍女である梅香(メイシャン)ではなく、杜氷雁(バイ・ビンコー)の侍女である小喜(シャオシー)だと気づきます。同様に、遠く離れた斉(チー)家では、杜氷雁も自分が知らない場所に来ていることに驚きます。時間がなく、吉時間も近づいているため、両方の仲人は機転を利かせて、李玉湖(リィー・ユーフー)に杜氷雁の身代わりとして斉(チー)家に入ってもらい、杜氷雁に一命を救ってもらおうとします。李玉湖(リィー・ユーフー)は考え抜いた末、決意を固め、未知の旅に出発します。
翌日、林州の斉(チー)家では、李玉湖(リィー・ユーフー)が嫁衣に身を包み、杜氷雁の覆面を被って、自分ではない人のために用意された結婚式に臨みます。儀式では、斉天磊(チー・ティエンレイ)は体が弱っていましたが、なんとか儀式を無事に終え、儀式が終わると意識を失いかけ、使用人に急いで部屋に連れられます。李玉湖(リィー・ユーフー)にとっては、このすべてが彼女の人生における伝説の始まりに過ぎず、入れ替わりによって始まった愛憎劇が静かに幕を開けます。
第1話の感想
第1話は、波乱に満ちた展開で、視聴者を一気に物語に引き込みます。李玉湖(リィー・ユーフー)と杜氷雁の運命の出会いと、入れ替わりによって始まる物語は、ドキドキハラハラしながら見守ってしまいます。
李玉湖の勇敢さと杜氷雁の優しさが印象的で、2人の友情に心を打たれます。また、袁不屈(ユエン・ブーチー)と斉天磊(チー・ティエンレイ)の謎めいたキャラクターも気になります。
つづく