花轎喜事 第11話 あらすじ/ネタバレ

斉府では、老太君が長年会っていない娘、つまり柯世昭(クー・シーチャオ)の母を気にかけて、江州へ会いに行きたいと提案します。柯世昭(クー・シーチャオ)は、江州は騒動が多く、道も遠いことを理由に、老太君に林州に残ってもらい、母をこちらに呼び寄せると約束します。彼は会話の中で、家族の評判を気にかけている様子で、父親が正直だったため敵が多く、亡くなった今でも悪意のある中傷を受けて、柯家の評判を落とそうとしていることを話します。老太君は疑念を抱きますが、全体を考慮する必要があることを理解し、とりあえず様子を見ることにします。

一方、斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リー・ユーフー)は、老太君が季竟棠(ジー・ジンタン)の言葉にまだ疑念を持っていることに気づき、ある計画を立てます。斉天磊(チー・ティエンレイ)は旧病が再発したふりをして、李玉湖(リー・ユーフー)に老太君に別荘で静養することを頼みます。これは、実は柯世昭(クー・シーチャオ)の重要な証人である盲目の老婆を探すために江州へ密かに向かうための口実でした。老太君は孫を心配して、彼らの願いを聞き入れます。

一行が別荘に到著すると、斉天磊(チー・ティエンレイ)は李玉湖(リー・ユーフー)、妹の燕笙(エン・ショウ)、小喜(シャオシー)を別荘に残して、李玉湖(リー・ユーフー)と一緒に夜通し江州へ向かいます。道中、李玉湖(リー・ユーフー)は薬を買うふりをして、小喜(シャオシー)を通じて季竟棠(ジー・ジンタン)に手紙を送り、計画が順調に進んでいることを確認します。柯世昭(クー・シーチャオ)は王胡子(ワン・フーヅ)に密かに監視させますが、斉天磊(チー・ティエンレイ)の罠にはまっていることに気づいていません。

江州に到著した斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リー・ユーフー)は、久しぶりの二人時間を楽しみながらも、本題を忘れません。彼らは物乞いを訪ねますが、断られてしまいます。しかし、物乞いから「耳報神(ジ・ホウシン)」を探せば情報が得られると聞き出します。そこで、二人は変装して、斉天磊(チー・ティエンレイ)は金持ちの若旦那、李玉湖(リィー・ユーフー)は地痞に扮し、賭博場へ入り込みます。独特の行動で耳報神(ジ・ホウシン)の注意を引くことに成功します。

賭博の席で、李玉湖(リィー・ユーフー)は機転と胆力で、わざと斉天磊(チー・ティエンレイ)のお金を勝ち取ります。これは、耳報神(ジ・ホウシン)の能力を試すためでした。勝負の決め手となる場面で、斉天磊(チー・ティエンレイ)は手段を使って公平なサイコロを手に入れ、耳報神(ジ・ホウシン)を破ります。二人の実力に感心した耳報神(ジ・ホウシン)は、ついに口を開き、盲目の老婆が白雀庵に隠れていることを明かし、すぐに立ち去るように警告します。

しかし、この戦いはまだ終わりません。老関(ラオ・グワン)は斉天磊(チー・ティエンレイ)の居場所を知ると、部下を派遣して妨害しようとします。斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リィー・ユーフー)は、盲目の老婆の居場所を知ると、一刻も猶予することなく白雀庵へ向かいます。家族の運命と正義をかけた戦いの幕が、静かに上がり始めます…

第11話感想

第11話は、ストーリー展開がスピーディーで、ハラハラドキドキする場面が多かった。特に、斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リィー・ユーフー)が江州で耳報神(ジ・ホウシン)と対峙するシーンは、二人の機転と胆力が光る見応えのあるシーンだった。また、柯世昭(クー・シーチャオ)の悪事が徐々に明らかになってきており、今後の展開がますます気になる。

つづく