花轎喜事 第14話 あらすじ/ネタバレ

荘厳な斉府の大広間。重苦しい空気が漂う中、禄玄師太は老太君の前で涙ながらに過去の悲劇を明かす。無実の罪で毒殺され、薬屋の汚名を著せられた息子。そして、すべてを失った自身の悲痛。真相を問いただそうとする老太君だったが、禄玄師太は突然毒に侵され、顔色は青ざめていく。

李玉湖(リー・ユーフー)は小喜(シャオシー)を疑うが、小喜(シャオシー)は潔白を証明するため、毒入りかもしれない茶をためらうことなく飲み幹す。柯世昭(クー・シーチャオ)は冷ややかに見守り、商売敵の仕業だと偽装して斉(チー)家から目を逸らそうとする。斉天磊(チー・ティエンレイ)は素早く対応し、李玉湖(リー・ユーフー)に禄玄師太を現場から連れ出し、郎中を呼ぶよう指示する。

斉天磊(チー・ティエンレイ)の師匠が残した貴重な薬のおかげで、禄玄師太の命はとりあえず助かる。しかし、毒はすでに喉の奥深くまで浸透しており、声は失われ、胸に秘めた無念を語ることはできなくなってしまう。

事後、斉天磊(チー・ティエンレイ)は季竟棠(ジー・ジンタン)から、禄玄師太が外出中に物乞いの子供と遭遇したことを知る。犯人はその子供かもしれない。斉天磊(チー・ティエンレイ)は師匠の帰りを待つしか解毒できないと判断し、李玉湖(リー・ユーフー)と協力して「仮死」の計略を立てる。柯世昭(クー・シーチャオ)に禄玄師太が死んだと思わせて油断させる作戦だ。

一方、柯世昭(クー・シーチャオ)は老関(ラオ・グワン)からの手紙で斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リー・ユーフー)の江州での行動を知り、李玉湖(リー・ユーフー)を排除しようと考える。彼は蘇州に向かい、斉天磊(チー・ティエンレイ)に未練のある余秀波(ユー・シュウハ)のもとを訪れる。余秀波(ユー・シュウハ)の斉天磊(チー・ティエンレイ)への想いを巧みに利用し、彼女を斉府に送り込み、夫婦仲を裂こうと企む。

余秀波(ユー・シュウハ)の登場に老太君は喜び、柯世昭(クー・シーチャオ)は李玉湖(リー・ユーフー)の前で余秀波(ユー・シュウハ)と斉天磊(チー・ティエンレイ)の幼馴染だったことをほのめかし、彼女を挑発する。余秀波(ユー・シュウハ)は斉天磊(チー・ティエンレイ)に麒麟の置物を贈り、意味深なメッセージを送る。李玉湖(リィー・ユーフー)は不快に思いながらも、将来の子供の贈り物として受け入れることで、気まずさを解消する。

老太君は余秀波(ユー・シュウハ)を気に入り、縁談を世話することを約束する。余秀波はこれを機に、子供の頃の部屋に戻りたいと申し出る。李玉湖(リィー・ユーフー)は気が進まないものの、家庭の平和を優先して承諾する。余秀波の登場は、斉府に温かさを与える一方、新たな感情のもつれを引き起こす。

夜が更け、柯世昭(クー・シーチャオ)と余秀波は密会し、老太君の信頼をさらに厚くして、今後の計画を進めることを確認する。しかし、斉天磊(チー・ティエンレイ)はすべてを見透かしており、真相を暴き、愛する人を守るために、来るべき嵐に備えていた。

第14話の感想

第14話は、衝撃的な展開が続く見応えのあるエピソードでした。禄玄師太の悲劇的な過去が明らかになり、毒に侵された師太の姿は胸を締め付けられるほど痛ましいものでした。

李玉湖(リィー・ユーフー)と斉天磊(チー・ティエンレイ)は、師太を救うために「仮死」の計略を立てますが、柯世昭(クー・シーチャオ)の策略も巧妙で、今後の展開がますます気になるところです。

また、余秀波の登場によって、李玉湖(リィー・ユーフー)と斉天磊(チー・ティエンレイ)の関係に新たな波紋が生まれました。余秀波の斉天磊への想いは本物であり、李玉湖(リィー・ユーフー)の心中は複雑なはずです。

つづく