花轎喜事 第18話 あらすじ/ネタバレ
昌平(ショウヘイ)公主は、憧れに胸を膨らませ、山頂への道を求めて涼亭まで一人で歩いてきました。亭の中で、仙風道骨の人物に出会いますが、それは実は舒(シュー)大娘の変装でした。舒(シュー)大娘は、縁のある者だけが祥瑞を見ることができると言い、昌平(ショウヘイ)公主は貴婦人ではあるものの、不吉な気が漂っていると言います。結婚について占ってみると、昌平(ショウヘイ)公主の夫の星は特殊な運命を持っており、妻と子を剋してしまうと告げ、公主は顔色を失い、解決策を懇願します。舒(シュー)大娘は、今日の公主の靈山への旅は運命であり、良縁は碧霞祠の前に待っていると示唆します。
舒(シュー)大娘の言葉を信じた昌平(ショウヘイ)公主は、張公公たちを連れて急いで碧霞祠へ向かいます。途中、公主は気分転換のために一人で歩いていきます。一方、沙平威は劉若謙(リュウ・ルオチェン)の昨日の言葉を受けて、運命の相手を求めて碧霞祠にやってきました。運命のいたずらで、昌平(ショウヘイ)公主が碧霞祠に入ると、紫のローブを著た沙平威が徘徊しており、その凛々しい姿に、公主はこれが天の縁だと確信します。
沙平威の注意を引くため、昌平(ショウヘイ)公主は香包をわざと落としていきます。沙平威は拾い上げて、急いで追いかけて香包を返します。二人はこうして縁を結び、話しているうちに、お互いが高人に導かれてきたこと、そして相手こそが運命の人であることに気づきます。恥ずかしそうな様子の昌平(ショウヘイ)公主は、一緒に靈山を巡ろうと提案し、沙平威は喜んで同意します。二人は並んで歩き、美しい景色を眺めながら、愛が芽生えていきます。
しかし、幸せな時間は長くは続きません。袁不屈(ユエン・ブーチー)は国境からの急報を受け、劉若謙(リュウ・ルオチェン)に手紙を残して戦場へと向かいます。昌平(ショウヘイ)公主は沙平威との会話の中で、彼が袁不屈(ユエン・ブーチー)の勇敢な校尉であることを知り、驚きと喜びを同時に感じます。しかし、突然風が吹き、昌平(ショウヘイ)公主の手帕が飛ばされてしまいます。沙平威は手帕を追いかけますが、公主はすでに何者かに襲われ、気を失って連れ去られていました。
戻ってきた沙平威は、公主の遺品を見て、事態の深刻さを悟り、すぐに追跡を開始します。張公公は公主の帰りを待ち続けていましたが、心配になり、人々を捜索させます。しかし、見つからず、劉若謙(リュウ・ルオチェン)は事の重大さを察し、途中で処罰された汚職官吏の報復ではないかと推測し、袁不屈(ユエン・ブーチー)に助けを求めようと山を下りようとしますが、袁不屈(ユエン・ブーチー)が国境に出発したことを知ります。
沙平威は強い意誌で昌平(ショウヘイ)公主の行方を探し当てますが、汚職官吏である県太爺の罠にはまり、二人は土坑に閉じ込められ、命の危機にさらされます。幸いなことに、劉若謙(リュウ・ルオチェン)夫妻が追跡してきて、及時に救出され、二人は救出されます。昌平(ショウヘイ)公主は怒りに震え、汚職官吏を京へ連行して厳罰に処すよう命じます。
救出された後、昌平(ショウヘイ)公主はすぐに沙平威の怪我の様子を見に行き、感謝の気持ちを表します。そして、沙平威を自分の駙馬にすると公言し、沙平威への愛情を隠そうとしません。沙平威も心境を打ち明けますが、昌平はすでに袁不屈(ユエン・ブーチー)に賜婚されているという現実を前に、まずはそれを解決する必要があると述べ、国境の戦いが終わったら必ず京に戻って昌平と再会することを約束します。
昌平(ショウヘイ)公主は納得できないものの、沙平威の忠孝を理解し、涙ながらに承諾します。二人は、戦いが終わったら再会して、明るい未来を一緒に歩むことを約束します。そして、この靈山の奇縁は、二人の心の中で最も大切な思い出となりました。
第18話の感想
第18話は、昌平(ショウヘイ)公主と沙平威の運命的な出会いと、それを阻むさまざまな困難を描いた、波乱万丈な展開の回でした。
昌平(ショウヘイ)公主は、舒(シュー)大娘の言葉に導かれて靈山を訪れ、そこで運命の相手である沙平威と出会います。二人はすぐに惹かれ合い、愛を育んでいきますが、袁不屈(ユエン・ブーチー)との婚約という大きな壁が立ちはだかります。
一方、沙平威も昌平(ショウヘイ)公主への想いを強くしますが、袁不屈(ユエン・ブーチー)への忠義から、今はその気持ちを抑えるしかありません。二人は、戦いが終わったら再会することを約束し、別々の道を歩むことになります。
つづく