花轎喜事 第21話 あらすじ/ネタバレ

斉(チー)家では、入念に計画された暴露劇が静かに幕を開けました。斉天磊(チー・ティエンレイ)は部屋から発見された毒針を手に、老太君の居室に重々しく足を踏み入れます。老太君は目を奪われるような証拠を目の当たりにして、五味雑陳の表情を浮かべます。彼女は独り言のように呟き、これまでの人生で精明に生きてきたにもかかわらず、晩年に奸臣を信じ、狼を家に招き入れてしまったことを嘆きます。斉天磊(チー・ティエンレイ)は落ち著いて対策を提案し、柯世昭(クー・シーチャオ)の貪欲さと冷酷さを利用して、彼を自滅させ、証拠を掴んで、彼の真の姿を完全に暴くことを決意します。

一方、斉燕笙(エン・ショウ)はついに勇気を振り絞り、劉若謙(リュウ・ルオチェン)を見つけ出し、老太君に引き合わせます。燕笙(エン・ショウ)は涙ながらに長年隠してきた秘密を明かします。3年前のある夜、彼女は柯世昭(クー・シーチャオ)と王胡子(ワン・フーヅ)が手を組み、二哥の部屋に毒蛇をそっと放り込むのを目撃しました。恐怖に怯えた彼女はすぐに老太君に報告しようと思いましたが、不運にも方小巧(シャオチャオ)に見つかり、柯世昭(クー・シーチャオ)から問い詰められ、脅迫を受けます。自分と母親を守るために、燕笙(エン・ショウ)は沈黙せざるを得ず、何年も口を閉ざすことさえしました。彼女の忍耐と犠牲は感動的です。

老太君は話を聞いて胸が張り裂けそうになり、自責の念に駆られます。彼女は亡くなった二人の孫の死を悲しむとともに、燕笙(エン・ショウ)と天磊が受けた苦難に罪悪感を感じます。劉若謙(リュウ・ルオチェン)は機を見て、柯世昭(クー・シーチャオ)の正体を暴くために、芝居を打つべきだと提案します。老太君は同意し、家族の中の毒瘤を一掃することを決意します。

一方、柯世昭(クー・シーチャオ)は屋敷で斉天磊(チー・ティエンレイ)の「訃報」を心待ちにしていますが、王胡子(ワン・フーヅ)を送り込んで様子を探ります。王胡子(ワン・フーヅ)は斉天磊(チー・ティエンレイ)の庭に忍び込み、劉若謙(リュウ・ルオチェン)が湖から何かを捞い上げているのを目撃します。しかし、それは彼が以前に捨てた毒針の箱でした。斉天磊(チー・ティエンレイ)と李玉湖(リー・ユーフー)が突然現れたことに驚き、王胡子(ワン・フーヅ)は慌てて湖に落ちてしまいます。これは斉天磊(チー・ティエンレイ)たちが仕組んだ計画の一部でした。

李玉湖(リー・ユーフー)と斉天磊(チー・ティエンレイ)は顔を見合わせて微咲み、王胡子(ワン・フーヅ)の出現が計画成功の合図であることを悟ります。李玉湖(リー・ユーフー)は杜氷雁(バイ・ビンコー)の忠告に感謝し、斉天磊(チー・ティエンレイ)と一緒に準備をしておいて良かったと思います。一方、劉若謙(リュウ・ルオチェン)は杜氷雁(バイ・ビンコー)が斉天磊(チー・ティエンレイ)を助けたことで、袁不屈(ユエン・ブーチー)との出会いの機会を逃してしまったのではないかと心配します。袁不屈(ユエン・ブーチー)も揚州に向かっているからです。

一方、杜氷雁(バイ・ビンコー)は袁不屈(ユエン・ブーチー)を深く想いつつ、一路京城にやってきます。彼女は巧みに話術を使って、定北侯の戦況を街中に広め、沙平威の注意を引きます。沙平威は彼女を追跡し、屋敷に招き入れます。袁不屈(ユエン・ブーチー)を探して欲しいと沙平威に頼もうとした矢先、昌平(ショウヘイ)公主が突然現れます。杜氷雁(バイ・ビンコー)は急きょ軍医になりすまし、解毒を理由に昌平(ショウヘイ)公主に袁不屈(ユエン・ブーチー)を探す手伝いを頼みます。

昌平(ショウヘイ)公主はすぐに動き、袁不屈(ユエン・ブーチー)の居場所を突き止めます。沙平威は杜氷雁(バイ・ビンコー)と一緒にそこに向かい、揚州の名医だと偽って袁不屈(ユエン・ブーチー)に会います。そして、杜氷雁(バイ・ビンコー)を診察室の外で待たせます。診察後、家来が咲みを浮かべてやってきて、袁将軍は相思病だと報告します。杜氷雁(バイ・ビンコー)が姿を現すまで、袁不屈(ユエン・ブーチー)は気づきませんでした。この名医が、彼が心から慕う杜氷雁(バイ・ビンコー)だったのです。二人は再会し、千言万語が視線に込められます。すべての待ち時間と苦労が、この瞬間、甘さと安堵に変わりました。

一方、柯世昭(クー・シーチャオ)の陰謀はそれで終わらず、さらに大胆になっていきます。彼は方小巧(シャオチャオ)に老太君の密室のことを教え、斉(チー)家を完全に掌握しようと企みます。方小巧(シャオチャオ)は老太君の部屋に忍び込み、密室の入り口の秘密を覗き見ますが、それがすべて斉天磊(チー・ティエンレイ)たちの掌握下にあることを知りません。家族の権力、愛、忠誠心を巡る戦いは、クライマックスへと向かっていきます。

第21話の感想

第21話は、緊張感と感動が入り混じった素晴らしいエピソードでした。柯世昭(クー・シーチャオ)の悪事が暴かれ始め、家族の真実が明らかになるにつれて、物語はますます盛り上がりを見せています。

特に印象に残ったのは、斉燕笙(エン・ショウ)の勇気ある告白です。長年、苦しみを内に秘めていた彼女が、ついに真実を明かし、老太君と天磊に助けを求めたシーンは、とても感動的でした。また、李玉湖(リー・ユーフー)と杜氷雁(バイ・ビンコー)の活躍も光っていました。二人は知恵と勇気で、柯世昭(クー・シーチャオ)の陰謀を阻止し、袁不屈(ユエン・ブーチー)との再会も果たしました。

一方、柯世昭(クー・シーチャオ)の悪辣さはさらにエスカレートし、家族の権力を握るために手段を選ばなくなっています。彼の野望がどこまで続くのか、今後の展開が気になります。

つづく