祝卿好~永遠の幸せを君に~ 第13話 あらすじ/ネタバレ

夜の帳が下りた賑やかな街角で、花火が夜空を彩り、人々の目を奪う。羅凡(ルオ・ファン)と霊璧(リン・ビー)も人混みに紛れ、この賑わいを満喫していた。羅凡(ルオ・ファン)は精巧な簪を見つけ、霊璧(リン・ビー)へのサプライズとして購入する。しかし、霊璧(リン・ビー)は空に咲く花火に夢中で、簪には淡い笑みを浮かべるだけだった。

一方、沈宴(シェン・イエン)は自分の仕事が危険に満ちていることを自覚し、劉泠(リウ・リン)に長く寄り添う約束ができないことを恐れていた。しかし、彼は劉泠(リウ・リン)への深い愛情から、彼女が離れない限り、決して見捨てないと約束する。二人は再び心を通わせ、手を取り合って花灯を川に流し、それぞれの願いを灯火に託した。劉泠(リウ・リン)は屋敷に戻ると、沈宴(シェン・イエン)の願いが気になって眠れなかった。翌日、彼女は霊璧(リン・ビー)を連れ、そっと川辺に戻り、沈宴(シェン・イエン)の花灯を見つけた。紙に書かれた「祝卿好」というシンプルな三文字に心が温まり、劉泠(リウ・リン)はそれを大切に保管する。

沈宴(シェン・イエン)との未来をより確かなものにするため、劉泠(リウ・リン)は沈母との関係改善に積極的に取り組む。楊曄(ヤン・ヨウ)から沈母の予定を聞き出し、精心な装いで精進料理屋で沈母を待つ。しかし、沈母は劉泠(リウ・リン)の思い通りにはならず、彼女の好意を露骨に拒絶し、無憂郡主・秦凝(チン・ニン)を嫁候補に考えていることを明かす。沈母の冷淡さと率直さに劉泠(ユエン・ビンイエン)は気まずさを感じると同時に、秦凝(チン・ニン)に対する強い競争意識が芽生える。

劉泠(ユエン・ビンイエン)は秦凝(チン・ニン)のことを詳しく知ろうとするが、彼女はまるで蒸発したかのように姿を消していた。偶然、街角で占いをしている秦凝(チン・ニン)に出会い、占いの結果が芳しくないことから縁が生まれる。秦凝(チン・ニン)は劉泠(ユエン・ビンイエン)の身分と目的を知ることになる。秦凝(チン・ニン)は沈宴(シェン・イエン)との婚約はあったものの、すでに吹っ切れており、劉泠(ユエン・ビンイエン)を助けるために沈府を訪れることを決意する。

沈府では、沈母は秦凝の帰還を大歓迎し、劉泠(ユエン・ビンイエン)には冷淡な態度を取る。食卓で、秦凝はわざと婚約破棄の話題に触れ、体調不良を装って席を立つ。心配した劉泠(ユエン・ビンイエン)が後を追う。二人きりになると、秦凝は妊娠を理由に沈宴(シェン・イエン)に責任を取らせようとするが、これは沈母の気持ちを試すための芝居だった。沈母の怒りと意誌の強さに希望を見出した秦凝は、劉泠に自分の計画を打ち明け、将来は沈母を大切にするように勧める。

一方、沈宴(ジェン・イェチョン)の玄武鎮での行動は重要な局面を迎える。彼は陳阿三(チェン・アーサン)の人脈を利用して罠を仕掛け、魯鶴(ルー・ホー)をおびき出す。乾坤玉珏をめぐる争奪戦が静かに始まる。徐時錦(シュー・シージン) と鬼面(グイミエン)の登場で事態はさらに複雑化する。最終的に、沈宴(ジェン・イェチョン)は洞窟で魯鶴(ルー・ホー)を捕らえ、魯連山(ロ・レンザン)の名を騙って信頼を得ることに成功し、今後の復讐計画への道を切り開く。

第13話の感想

第13話は、沈宴(ジェン・イェチョン)と劉泠の恋の行方や、沈宴(ジェン・イェチョン)の復讐計画の進展など、見どころ満載でした。

特に印象的だったのは、沈宴(ジェン・イェチョン)と劉泠が花灯を川に流すシーンです。沈宴(ジェン・イェチョン)は劉泠への深い愛情を言葉にし、劉泠もまた沈宴への想いを胸に秘めていました。二人の切ない表情と、夜空に浮かぶ花灯の美しさが相まって、とてもロマンチックなシーンでした。

また、沈宴の復讐計画も大きく進展しました。魯鶴(ルー・ホー)を捕らえ、魯連山(ロ・レンザン)の名を騙って信頼を得たことで、今後の展開がますます楽しみです。

つづく