祝卿好~永遠の幸せを君に~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

幽深な山洞の外で虎嘯(コショウ)は、開いた石門を発見する。彼は慎重に調べ、部下を率いて中に入る。これはすべて魯鶴(ルー・ホー)の計画であり、陸(ルー)家と沈宴(シェン・イエン)、徐時錦(シュー・シージン) 、鬼面(グイミエン)の同盟を誘い出し、自滅させるためであった。虎嘯(コショウ)は徐時錦(シュー・シージン) と鬼面(グイミエン)の行方を突き止める。包囲された鬼面(グイミエン)は徐時錦(シュー・シージン) を背後に庇い、押し寄せる殺し屋たちと一人で戦う。

魯鶴(ルー・ホー)が手にしている宝匣と古い手紙は、魯連山(ロ・レンザン)と徐家、陸(ルー)家の複雑な因縁を明らかにする。魯連山(ロ・レンザン)は宝匣と手紙を魯鶴(ルー・ホー)に託し、成功すれば栄華を分かち合うことを願っていたが、命を落としてしまう。魯鶴(ルー・ホー)は兄の行動に疑問を抱きながらも、陸(ルー)家と徐家に復讐することを望んでいた。沈宴(シェン・イエン)は江州事件が魯連山(ロ・レンザン)による徐夫妻への濡れ衣であり、魯連山(ロ・レンザン)の死も陸(ルー)家と無関係ではないことを明かす。この言葉に心を動かされた魯鶴(ルー・ホー)は、沈宴(シェン・イエン)を解放し、徐時錦(シュー・シージン) を救うことで罪悪感を拭い去ることを決意する。

沈宴(シェン・イエン)と鬼面(グイミエン)は協力して戦い、鬼面(グイミエン)が負傷してもすべての殺し屋を倒す。徐時錦(シュー・シージン) と魯鶴(ルー・ホー)はついに顔を合わせる。彼女は宝匣を渡すように懇願する。それは陸(ルー)家の罪を暴く鍵であり、両親の無実を証明する唯一の希望だった。徐時錦(シュー・シージン) の決意と苦しみに心を打たれた魯鶴(ルー・ホー)は、宝匣を返す。

3人は急いで鄴京に戻る。徐時錦(シュー・シージン) は旅の疲れで体調を崩し、沈宴(シェン・イエン)は彼女に代わって宝匣を持ち、楽に移動できるように提案する。しかし、徐時錦(シュー・シージン) は太子の疑いを招くのではないかと心配し、沈宴(シェン・イエン)の申し出を断る。馬に乗ろうとした時、徐時錦(シュー・シージン) は少し弱っていた。鬼面(グイミエン)は優しく彼女を抱き上げ、馬の背中に乗せる。このシーンは温かく、息が合っている。

一方、秦凝(チン・ニン)は劉泠(リウ・リン)を助けたことで、定北侯府に招かれる。そこで彼女は行方不明になっていた恋人、原折臨(ゲン・セツリン)が楊曄(ヤン・ヨウ)という名前で侯府にいることを知る。怒りと失望が入り混じった秦凝(チン・ニン)は、楊曄(ヤン・ヨウ)に平手打ちをして剣を向ける。落ち著きを取り戻した秦凝(チン・ニン)は、劉泠(リウ・リン)に自分の経験を話す。原折臨(ゲン・セツリン)は彼女と一生を共にすることを約束していたが、江湖に挑戦した後に姿を消し、秦凝(チン・ニン)は一人残されてしまった。劉泠(リウ・リン)は、原折臨(ゲン・セツリン)が重傷を負い、侯府に恩返しするために留まっていることを明かす。

広平(グアンピン)王劉厲山(リウ・リサン)は陸公に再び圧力をかけ、江州庫銀事件や過去の因縁を盾に巨額の金を要求する。陸公は渋々承諾するが、後悔の念に駆られる。大魏の辺境の小国、夷古の来訪が平穏な朝廷に波紋を投じる。夷古の太子、拓跋烈(トゥオバー・リエ)は挑発的に大魏の公主を妃に迎えたいと申し出る。太子は困り果て、とりあえず時間を稼ぐ。陸銘山(ルー・ミンシャン)はこれに便乗して、拓跋烈(トゥオバー・リエ)に直接公主を選ぶようにけしかけ、劉泠(リウ・リン)を利用して沈宴(シェン・イエン)に復讐することを企む。突然の水難事故で拓跋烈(トゥオバー・リエ)は劉泠(リウ・リン)に強い興味を持ち、陸銘山(ルー・ミンシャン)はこれを機に皇帝に結婚を請願する。劉泠(リウ・リン)は公主に冊封され、夷古に嫁ぐことになる。この突然の事態に、劉泠(リウ・リン)は皇帝に直談判しようとするが、門前払いされてしまう。老侯爺も同行したが、無駄に終わった。

第14話の感想

第14話は、複雑に絡み合った人間関係と、それぞれの思惑が交錯する展開が印象的な回でした。

特に、沈宴(シェン・イエン)と鬼面(グイミエン)のコンビネーションは圧巻で、負傷した鬼面(グイミエン)を庇いながら、次々と襲い来る殺し屋を倒していく姿は、まさに最強のタッグと言えるでしょう。また、徐時錦(シュー・シージン) の宝匣への執著と、それを阻止しようとする魯鶴(ルー・ホー)の葛藤も、見応えがありました。

一方、秦凝(チン・ニン)と原折臨(ゲン・セツリン)の再会は、複雑な感情が入り混じったものでした。怒りと失望が入り混じった秦凝(チン・ニン)の気持ちは痛いほど伝わってきましたが、原折臨(ゲン・セツリン)の事情を知ったことで、少しだけ救われた思いがしました。

そして、劉泠(リウ・リン)の突然の結婚話には驚かされました。陸銘山(ルー・ミンシャン)の策略によって、夷古に嫁ぐことになった劉泠(リウ・リン)の運命は、どうなるのでしょうか。今後の展開が気になります。

つづく