祝卿好~永遠の幸せを君に~ 第15話 あらすじ/ネタバレ

炎天下、老侯爷は劉泠(リウ・リン)と共に宮殿の外でひざまずき、皇帝に会って劉泠(リウ・リン)の夷古への遠嫁を思いとどまらせようと懇願する。しかし、皇帝は謁見を拒否し、重苦しい空気が漂う。そのとき、太子劉望(リウ・ワン)が現れ、老侯爷を助けようとするが、老侯爷は毅然と拒否する。老侯爷は劉泠(リウ・リン)を守り抜くと決意を表明し、夷古の脅威に屈することなく軍を率いて戦うと宣言する。

太子劉望(リウ・ワン)は夷古の野心を理解しつつも、現実的な判断として和親が最善の策であると指摘する。老侯爷はそれを聞いて激昂し、気を失ってしまう。一方、少侯爷は父の病気を知り、急いで見舞おうとするが、夫人に阻まれる。夫人は老侯爷の病気を利用して侯府の権力を奪おうと画策し、少侯爷は葛藤の末、その誘惑に負けてしまう。

老侯爷は目を覚ますと、劉泠(リウ・リン)を心配し、彼女に屈辱を与えたくないと思う。そこで少侯爷に夷古太子拓跋烈(トゥオバー・リエ)的性格や好みを調べ、和親に転機を見出そうとする。一方、陸銘山(ルー・ミンシャン)は拓跋烈(トゥオバー・リエ)を味方につけるため、莳花楼で歓楽にふけるが、拓跋烈(トゥオバー・リエ)はすぐに酔ってしまう。陸銘山(ルー・ミンシャン)が去ると、劉歴山(リウ・レキザン)が現れ、夷古の力を借りて権力を奪おうとする。拓跋烈(トゥオバー・リエ)は、協力の条件として劉泠(リウ・リン)の和親を要求する。

沈宴(シェン・イエン)たちは鄴京に戻る途中、老侯爷の病状を聞き、劉泠(リウ・リン)は心配して見舞おうとするが、少侯爷に阻まれ、落胆する。彼女は部屋に閉じこもり、数日間何も食べない。霊璧(リン・ビー)は彼女のために食べ物を探そうとするが、執事に妨害され、庭で跪かざるを得なくなる。

劉歴山(リウ・レキザン)は現れて少侯爷を製止し、自ら劉泠(リウ・リン)に食事を届ける。彼は劉泠(リウ・リン)に大局を考慮し、和親を受け入れるよう説得する。それは大魏の平和のためであり、沈宴(シェン・イエン)を守るためでもあるという。老侯爷と劉歴山(リウ・レキザン)の会話では、過去の確執や後悔が明らかになる。老侯爷は劉歴山(リウ・レキザン)の野心を理解しており、劉泠(リウ・リン)を再び傷つけるのではないかと心配する。劉歴山(リウ・レキザン)は後悔しているものの、抜け出すことができない。

絶望の中、劉泠(リウ・リン)は一人で考える。沈宴(シェン・イエン)の帰還は希望の光となるが、彼は劉泠(リウ・リン)の冷たさと決意に驚く。劉泠(リウ・リン)は、常にそばにいてくれる人を望んでいると告白するが、沈宴(シェン・イエン)は職務のためにそれを葉えることができない。激昂した劉泠(ユエン・ビンイエン)は、沈宴(シェン・イエン)から贈られた赤い紐を捨て、沈宴(シェン・イエン)は心を痛め、二度と劉泠(ユエン・ビンイエン)にチャンスを与えないと誓う。

一方、徐時錦(シュー・シージン) は宝匣から江州の庫銀盗難に関する重要な手がかりを発見し、夷古を示す地図を見て一計を案じる。彼女はこれを利用して夷古と大魏の対立を煽り、劉泠(ユエン・ビンイエン)の和親を阻止しようと考える。しかし、沈昱(シェン・ユー)は危険すぎるとして仮対する。

金鱗衛(きんりんえい)老七(ラオチー)の結婚式に、沈宴(シェン・イエン)は招待される。劉泠(ユエン・ビンイエン)はそれを知り、プレゼントを持って結婚式に現れる。二人の複雑な関係は、祝賀ムードの中、さらに深まっていく。

第15話感想

第15話は、緊張感と切なさが入り混じった、非常にドラマチックな回でした。老侯爷の劉泠(ユエン・ビンイエン)への深い愛情と、夷古の脅威に屈しないという強い意誌に感動しました。また、劉泠(ユエン・ビンイエン)の沈宴(シェン・イエン)への想いと、和親という運命に翻弄される姿に胸が痛みました。

特に印象に残ったのは、老侯爷が気を失うシーンと、劉泠(ユエン・ビンイエン)が沈宴(シェン・イエン)から贈られた赤い紐を捨てるシーンです。老侯爷の劉泠(ユエン・ビンイエン)への愛と、劉泠(ユエン・ビンイエン)の沈宴(シェン・イエン)への愛が、どちらも切なく表現されていました。

また、徐時錦(シュー・シージン) が江州の庫銀盗難に関する手がかりを発見し、夷古と大魏の対立を煽ろうとする展開も興味深かったです。徐時錦(シュー・シージン) は、劉泠(ユエン・ビンイエン)の幸せを願うあまり、危険な賭けに出ようとしています。果たして彼女の計画は成功するのでしょうか?

つづく