祝卿好~永遠の幸せを君に~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

霊璧(リン・ビー)の伝達により、沈宴(シェン・イエン)の厳命を受けた羅凡(ルオ・ファン)は、雲奕(ユン・イー)の監視をさらに厳重にする。しかし、この様子は駅館の外に潜む黒衣人の目に留まり、彼は密かに陸銘山(ルー・ミンシャン)に情報を伝達する。陸銘山(ルー・ミンシャン)は直ちに部署を命じ、黒衣人に沈宴(シェン・イエン)と羅凡(ルオ・ファン)の後を付けさせ、劉泠(リウ・リン)と沈宴(シェン・イエン)の関係を探ろうとする。

雲来鎮は人々で賑わい、活気に満ちている。劉泠(リウ・リン)は一人で街を歩き、気づかぬうちに財布をスリに盗まれてしまう。スリは路地裏に逃げ込み、得意げな様子だったが、便服に著替えた沈宴(シェン・イエン)に悄然と製圧され、財布は劉泠(リウ・リン)のもとに戻る。沈宴(シェン・イエン)は引き続き劉泠(リウ・リン)を闇に守る。

湖のほとりで、蓮根を売る屋台が劉泠(リウ・リン)の目を引く。少年の熱心な売り込みは、幼い頃に母親が彼女のために蓮根を採りに川に入った温かい光景を思い出させ、彼女の目は潤む。劉泠(リウ・リン)は蓮根を全部買い取って想いを馳せようとするが、財布を盗まれたことに気づく。その時、近くの射弩の屋台で、少年は母親の失くしたイヤリングに価た景品を手に入れようと奮闘していたが、店主の策略にはまってしまう。劉泠(リウ・リン)はそれを目撃し、自分の腕輪とイヤリングを外して、少年が景品を獲得し、店主の悪事を暴くことを誓う。一連の攻防の末、沈宴(シェン・イエン)が適宜に介入し、劉泠(リウ・リン)が的に命中するのを助けるだけでなく、店主のトリックを暴き、見物人を大喜びさせる。

混乱の中、劉泠(リウ・リン)は隙を見て逃げ出すが、橋の上で沈宴(シェン・イエン)にあっさりと捕まってしまう。2人のやりとりは、劉泠(リウ・リン)に許仙と白娘子の伝説を連想させるが、沈宴(シェン・イエン)は動じず、劉泠(リウ・リン)を連れ去ろうとする。劉泠(リウ・リン)は咄嗟に、薄情な男に傷つけられた女性を演じ、世論を利用して脱出し、ついでに財布を取り戻す。

一方、太子劉望(リウ・ワン)と徐時錦(シュー・シージン) は、対局しながら、陸(ルー)家と雲奕(ユン・イー)事件の情勢について意味深長に議論する。徐時錦(シュー・シージン) は碁を例に挙げて、陸(ルー)家の基盤が深く、今は静観する必要があると主張する。劉望(リウ・ワン)は徐時錦(シュー・シージン) と劉泠(ユエン・ビンイエン)の親密な関係を知っており、劉泠(ユエン・ビンイエン)を連れ戻す必要があるかどうかを尋ねる。徐時錦(シュー・シージン) は、それが逆効果になるのではないかと懸念する。同時に、劉望(リウ・ワン)は沈宴(シェン・イエン)に厚い期待を寄せ、彼を重要な駒と見なし、彼の迅速な成長を期待する。

夜が訪れ、劉泠(ユエン・ビンイエン)は酒館を貸し切って独酌する。沈宴(シェン・イエン)は依然として彼女を追跡し、窓から侵入する。沈宴(シェン・イエン)の説得に対して、劉泠(ユエン・ビンイエン)は準備万端で、薬を使って彼を一時的に行動不能にする。翌日朝、沈宴(シェン・イエン)は目を覚まし、眠っている劉泠(ユエン・ビンイエン)をベッドに抱き上げ、2人の間に微妙な感情が芽生える。

翌日、劉泠(ユエン・ビンイエン)と沈宴(ジェン・イェチョン)は道中で屠夫が子豚を追いかける場面に遭遇する。劉泠(ユエン・ビンイエン)は同情し、助けようとするが、逆に危険な目に遭ってしまう。沈宴(ジェン・イェチョン)が間に合って劉泠(ユエン・ビンイエン)を救出し、子豚を買い取ってなだめる。朝食時、劉泠(ユエン・ビンイエン)は子豚に「沈嗷嗷(シン・アオアオ)」と名付け、沈宴(ジェン・イェチョン)を苦笑させる。

駅館に戻ると、突然の喧嘩声が静寂を破る。沈宴(ジェン・イェチョン)が急いで駆けつけると、来訪者は鬼面(グイミエン)で、彼は沈宴(ジェン・イェチョン)に重要な手紙を渡し、虎嘯(コショウ)の接近を予感させる。強敵の到来に備えて、沈宴(ジェン・イェチョン)は油断しないものの、駅館の防御は簡素で、どうにかこうにか準備を整えるしかない。緊張した雰囲気の中、劉泠(ユエン・ビンイエン)は皆を率いて子豚の服を作り、緊張を和ませる。

一方、虎嘯(コショウ)は陸銘山(ルー・ミンシャン)と密会しており、陸銘山(ルー・ミンシャン)の顔には自信に満ちた笑みが浮かんでおり、すべてが掌握されているかのようだ。権力と陰謀を巡る嵐が静かに近づいている。

第4話感想

第4話は、劉泠(ユエン・ビンイエン)と沈宴(ジェン・イェチョン)の距離が近づき、物語が大きく動き出す重要な回でした。

まず、劉泠(ユエン・ビンイエン)の機転と沈宴(ジェン・イェチョン)のサポートによるスリとの攻防は、アクションとユーモアが融合した見応えのあるシーンでした。劉泠の勇敢さと沈宴(ジェン・イェチョン)の頼もしさが際立ち、2人の関係性の変化を感じさせました。

また、湖での蓮根売りの少年とのエピソードは、劉泠の優しさと母への想いが描かれ、彼女のキャラクターに深みを与えていました。さらに、沈宴(ジェン・イェチョン)が劉泠のためにさりげなく行動する姿は、彼の不器用ながら劉泠を気遣う気持ちを表しており、今後の展開が楽しみになりました。

つづく