春家(しゅんけ)はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~』第14話 あらすじ/ネタバレ

李騰雲(りとううん)世子(せし)が王府から逃げ出した騒動が収束した後、世子(せし)は王府の執事によって連れ戻され、金碧輝煌な王府に戻されました。王爺は激怒し、もし執事が及時に発見していなければ、世子(せし)は今だに放浪していたことでしょう。世子(せし)は父親から厳罰を受けると勘違いし、李騰雲(りとううん)を責めから守ろうと、すべての過ちを一身に背負いました。李騰雲(りとううん)は世子(せし)の義挙に深く感動し、王爺に正直に告白しました。世子(せし)を連れ出した時、世子(せし)は昏睡状態にあり、何も知っていなかったのです。王爺はそれを目の当たりにし、不憫に思い、結局二人に罰を与えることなく、ただ先に退くように命じました。世子(せし)が去った後、執事は王爺に、今日は世子(せし)の誕生日であることをそっと伝えました。

一方、路不平(ろふへい)は辛管事(しんかんじ)の厳格な訓練を受け、脱胎換骨して春家(しゅんけ)に戻ってきました。彼の変化は春佩蘭(しゅんはいらん)の予想をはるかに超えており、彼女が喜んで路不平(ろふへい)のために卵を準備したところ、逆に叱責されてしまいました。路不平(ろふへい)は私煮の卵は規則に違仮していると指摘し、春佩蘭(しゅんはいらん)に自分を「路管事」と呼ぶように要求し、彼女が勝任できれば副管事に昇進させると約束しました。この言葉に春佩蘭(しゅんはいらん)は驚きと困惑を覚えました。

路不平(ろふへい)は世子(せし)府に戻り、その活躍は杜如玉(とじょぎょく)から高い評価を受けました。経費削減のため、杜如玉(とじょぎょく)は来客時には茶菓子のみで接待し、食事は不要と提案しました。しかし、路不平(ろふへい)は進んでこの任務を引き受け、新たな責任感を示しました。この時、春錦栄(しゅんきんえい)がちょうど訪ねてきて、路不平(ろふへい)の新しい姿に感嘆しました。一時的に雰囲気は和やかになりました。

夜が更け、世子(せし)は一人部屋に座って酒を飲み、李騰雲(りとううん)は黙ってそばで慰めていました。王府での居心地の悪さを感じた李騰雲(りとううん)は去る決意をし、それを聞いた世子(せし)は孤独を感じ、李騰雲(りとううん)を心からの友人として引き止めました。李騰雲(りとううん)は世子の真心に打たれ、世子のそばに留まることを決意しました。

一方、春錦栄(しゅんきんえい)は友人である小小(しょうしょう)を連れて街に出かけ、春錦栄(しゅんきんえい)は自分の身分をさりげなく自慢し、小小(しょうしょう)は世子府に興味津々でした。春錦栄(しゅんきんえい)は春江楼から自宅の景色が見えることを理由に、小小(しょうしょう)を春江楼に連れて行きましたが、世子との本当の關係については触れず、小小(しょうしょう)は疑問を抱きました。

ちょうどその時、李騰雲(りとううん)は世子の誕生日にサプライズをしようと春江楼に来て、春錦栄(しゅんきんえい)に声をかけ、多くの友人を招待して一緒に祝ってほしいと頼みました。小小(しょうしょう)はそれを聞いて、羨ましくも嬉しくなり、快諾しました。

一方、世子府では、杜如玉(とじょぎょく)は娘の結婚について頭を悩ませていました。彼女は張媒人を呼んで、仲介を頼みました。張媒人は杜如玉(とじょぎょく)の3人の娘に会いたいと言いましたが、春錦栄(しゅんきんえい)はちょうど世子と会うために外出しており、3人の姉妹は迫り来る試練に直面しました。杜如玉(とじょぎょく)は娘たちの出来が悪くてはと不安を感じていました。しかし、路不平(ろふへい)はすでに密かに手配しており、3人の姉妹は人々の前で今までにないほど礼儀正しく、才能を発揮し、杜如玉(とじょぎょく)と張媒人を驚かせ、絶賛されました。

張媒人はさらに、3人の姉妹に特別な才能があるかどうかを尋ね、結婚の有利さを増そうとしました。この質問に、杜如玉(とじょぎょく)は少し困りましたが、路不平(ろふへい)は落ち著いて、3人の娘はそれぞれ並外れた才能を持っていると宣言しました。彼はダンスで才能を披露することを提案しました。最初は3人の姉妹は抵抗していましたが、路不平(ろふへい)の巧みな手配と杜如玉(とじょぎょく)の励ましによって、最終的に快諾し、この誕生日パーティーに華を添えました。

第14話の感想

第14話は、波乱の展開が続く中にも、温かい人間関係が描かれた回でした。

まず、李騰雲(りとううん)と世子の友情がより深まったことが印象的でした。李騰雲(りとううん)は自分の過ちを認め、世子を庇おうとする姿に、世子は友情を感じ、李騰雲(りとううん)を引き留めました。二人が互いを信頼し、支え合う姿は、見ていて心が温まりました。

また、春佩蘭(しゅんはいらん)と路不平(ろふへい)の間に変化が生まれたことも見逃せません。路不平(ろふへい)は辛管事(しんかんじ)の訓練を経て成長し、春佩蘭(しゅんはいらん)に対して厳しい態度を取るようになりました。しかし、その裏には春佩蘭(しゅんはいらん)を認め、成長させたいという想いがあることが伝わってきました。春佩蘭(しゅんはいらん)も戸惑いながらも、路不平(ろふへい)の期待に応えようと努力する姿が微咲ましかったです。

そして、杜如玉(とじょぎょく)の娘たちの成長も描かれました。張媒人の前で、三姉妹はこれまで以上に礼儀正しく、才能を発揮し、杜如玉(とじょぎょく)と張媒人を驚かせました。これは、路不平の密かな手配によるものでしたが、三姉妹の成長が感じられるシーンでした。

つづく