春家(しゅんけ)はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

晴れた日、耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)は偶然春可霊(しゅんかれい)と四皇子の秘密のデートを目撃してしまう。二人は激怒し、春可霊(しゅんかれい)が重要なことを隠していたと責め立てる。気まずい雰囲気の中、春可霊(しゅんかれい)は謝罪し、事態を収拾しようと努める。好奇心旺盛な耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)は、二人の関係を尋ねるが、実質的な進展はないと知り、春可霊(しゅんかれい)は顔を赤らめてしまう。その場を和ませようと、耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)はふざけ合い始める。そんな時、四皇子が現れ、春可霊(しゅんかれい)を連れてその場を去る。耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)は呆然と立ち尽くす。

四皇子は春可霊(しゅんかれい)を宮殿に連れて行き、太后に謁見させようとするが、春可霊(しゅんかれい)は不安と拒否感を露わにする。一方、世子(せし)と春錦栄(しゅんきんえい)のデートも闇い影に包まれる。春錦栄(しゅんきんえい)は将来への不安から、二人が結ばれることはないのではないかと絶望する。世子(せし)は苦悩しながらも、春錦栄(しゅんきんえい)への愛を告白し、家族に抵抗してでも彼女を娶ると誓う。

春可霊(しゅんかれい)が四皇子を避ける理由を理解できない四皇子は、何度も理由を尋ねる。春可霊(しゅんかれい)は焦って口走った言葉が、意外にも四皇子の心を動かす。四皇子は怒るどころか、春可霊(しゅんかれい)に正直に自分の気持ちに向き合うよう促す。しかし、春可霊(しゅんかれい)の頑なな態度に四皇子は心を痛める。

世子(せし)は父に自分の気持ちを打ち明けようとするが、王爷(おうや)が突然戻り、世子(せし)に衝撃的な知らせをもたらす。世子(せし)は遠方の国に嫁ぐよう命じられたのだ。世子(せし)は激しく抵抗し、父との間に激しい口論となる。世子(せし)は春錦栄(しゅんきんえい)への愛を貫くと誓う。

春可霊(しゅんかれい)と四皇子の会話は耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)に中断される。春可霊(しゅんかれい)の冗談に二人は慌ててその場から逃げ出す。世子(せし)と春錦栄(しゅんきんえい)は現実の重圧に耐え切れず、駆け落ちを決意するが、李騰雲(りとううん)に阻止される。李騰雲(りとううん)は世子(せし)と春錦栄(しゅんきんえい)の熱い抱擁を目撃し、春佩蘭(しゅんはいらん)と路不平(ろふへい)の幸せそうな様子を見て、苦い思いに浸る。

春可霊(しゅんかれい)は四皇子を苦しめたくないと考え、二人は改めて話し合う。四皇子は春可霊(しゅんかれい)のために皇位を捨てる覚悟があると告白し、春可霊(しゅんかれい)は彼の誠意に心を動かされる。二人は春家(しゅんけ)に戻り、家族に決意を告げる。家族は驚きながらも祝福するが、杜如玉(とじょぎょく)だけが不安を隠せない。

夜になり、王爷(おうや)と世子(せし)は酒を飲みながら心境を吐露する。世子(せし)の苦境は皇位継承争いに起因していたことが明らかになる。二人が悲しみに浸っていると、李騰雲(りとううん)が現れ、世子(せし)の代わりに嫁ぐことを申し出る。王爷(おうや)は李騰雲(りとううん)の義侠心に感激し、義理の息子として迎え入れる。

食事の後、杜如玉(とじょぎょく)は四皇子に会いに行き、二人の関係を心配する気持ちを伝える。しかし、四皇子の決意は揺るがない。春家(しゅんけ)の四姉妹は外で二人の会話を盗み聞きし、春可霊(しゅんかれい)の心は幸福と決意で満たされる。穏やかな夜に、身分や束縛を超えた愛が静かに花開く。

第22話の感想

第22話は、春家(しゅんけ)四姉妹の恋模様が大きく動き出す重要なエピソードでした。春可霊(しゅんかれい)と四皇子の関係が明らかになり、世子と春錦栄(しゅんきんえい)の恋も新たな展開を迎えます。

春可霊(しゅんかれい)と四皇子の関係は、当初は秘密のデートという形で描かれていましたが、耀文(ようぶん)と耀武(ようぶ)の出現によって二人の関係が週囲に知られてしまいました。四皇子は春可霊(しゅんかれい)のために皇位を捨てる覚悟を示し、春可霊(しゅんかれい)も四皇子の誠意に心を動かされます。二人の愛は、身分や立場を超越した強い絆で結ばれていることが感じられました。

世子と春錦栄(しゅんきんえい)の恋は、より困難な状況に追い込まれます。世子は遠方の国に嫁ぐよう命じられ、春錦栄(しゅんきんえい)との未来に絶望を感じます。しかし、李騰雲(りとううん)の助けもあり、二人は駆け落ちを決意します。世子と春錦栄(しゅんきんえい)の強い愛は、週囲の仮対を押し切ってでも結ばれようとする姿に感動を覚えました。

つづく