春家(しゅんけ)はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~』第23話 あらすじ/ネタバレ
春府では、灯籠が落ちてしまったところを、杜如玉(とじょぎょく)がかけつけ、梯子を持って春可霊(しゅんかりん)を助けようとする。しかし、また灯籠が落ちてしまい、春可霊(しゅんかれい)はわざと仮対にかけようとする。母娘は咲い合い、その様子に異変はない。
そこへ、宮中の宦官がやってきて、春可霊(しゅんかれい)をすぐに宮中へ連れて行くように告げる。杜如玉(とじょぎょく)は心配そうに、気を付けるようにと何度も言う。
凌王(りょうおう)府(りょうおうふ)
一方、凌王(りょうおう)府には古爾国(こじょくこく)の国王が訪ねてくる。国王は、世子(せし)の息子の様子を見たいという。李騰雲(りとううん)は最初は緊張していたが、世子(せし)の助けで落ち著きを取り戻す。しかし、国王は李騰雲(りとううん)の丸々とした体形を見て、彼を世子(せし)と勘違いし、公主を呼び出す。
ところが、現れたのは老婆だった。李騰雲(りとううん)と世子(せし)は、驚いて顔を見合わせる。その後、世子(せし)の促しで李騰雲(りとううん)は仕方なく挨拶をするが、相手は彼の愛嬌のある様子を見て咲ってしまう。実は、その老婆は公主の母であり、国王は冗談で試していたのだ。李騰雲(りとううん)と世子(せし)は、緊張せずに済んでほっとする。
そして、本当の公主が現れると、その美しさに皆が驚嘆する。
春家(しゅんけ)
春家(しゅんけ)では、夕食時に春可霊(しゅんかれい)の話題で盛り上がる。家族は羨ましがったり、祝福したりする。春錦栄(しゅんきんえい)は、世子(せし)との未来に胸を膨らませる。
しかし、突然の出来事が平穏を破る。宦官が兵士を連れて春可霊(しゅんかれい)を探しにやってくる。凌王(りょうおう)府にも捜索が及ぶが、春錦栄(しゅんきんえい)は機転を利かせて、王府との関係を否定する。
実は、春可霊(しゅんかれい)と四皇子(しこうし)は、カジノの三兄弟の罠に落ちて意識を失っていた。郭振生(かくしんせい)は学識で兵士に近づこうとするが、相手にされない。春家(しゅんけ)の人々は焦り、郭振生は下剤を使うことを提案するが、それも効果がなく、逆に警告されてしまう。
兵士の注意を逸らすため、春家(しゅんけ)の人々は複数の隠れ場所があると嘘をつき、その隙に逃げ出す。しかし、外には多くの兵士がいて、結局全員が牢屋に入れられてしまう。
凌王(りょうおう)府(りょうおうふ)
世子(せし)は、春可霊(しゅんかれい)と四皇子が失踪した真相を知り、二人が駆け落ちしたと思い込んでしまう。彼は慌てて牢屋に押し入り、春家(しゅんけ)の人々に真相を告げる。
一方、四皇子は目を覚まし、カジノの三兄弟が凶器を研いでいるのを見る。しかし、それは実は治療の準備だった。
牢屋では、春家(しゅんけ)の人々が心配そうにしている。食事も質素で、さらに不安が増す。しかし、杜如玉(とじょぎょく)が励まし、一緒に乗り越えようと説得する。
凌王(りょうおう)府(りょうおうふ)
世子(せし)は、王府で焦りながらも、カジノの三兄弟の令牌の手がかりを得て、直接乗り込む。四皇子が危険にさらされていると思い込み、怒りを爆発させるが、すぐに製止され、カジノの三兄弟が実は命の恩人だったことを知る。
春可霊(しゅんかれい)は、家族が苦しんでいることを知り、急いで帰るが、途中でも牢屋に入れられてしまう。彼女は家族に、逃げ出したことや苦しんでいることを告白する。宮中の規則が怖くて逃げ出したが、家族に迷惑をかけてしまったのだ。
四皇子は目を覚ますと、春可霊(しゅんかれい)を擁護し、太后に情けを請う。しかし、太后は四皇子が怪我をしたことで、春可霊(しゅんかれい)に不信感を抱いており、許そうとはしない。
こうして、誤解と冒険から始まった騒動は、春家(しゅんけ)と皇室を結びつけ、春可霊(しゅんかれい)と四皇子の運命は、この騒動の中で静かに交錯し、未来は未知数と挑戦に満ちている。
第23話の感想
第23話は、春可霊(しゅんかれい)と四皇子の逃避行、そして春家(しゅんけ)の危機を描いた、波乱に満ちたエピソードでした。
春可霊(しゅんかれい)と四皇子の逃避行は、宮中の規則への恐怖から始まったものでしたが、結果的に多くの困難に巻き込まれてしまいました。しかし、この経験を通して、二人はお互いをより深く理解し、絆を深めたと言えるでしょう。
一方、春家(しゅんけ)の人々は、春可霊(しゅんかれい)の失踪によって大きな危機に陥りました。しかし、家族の絆の強さによって、困難を乗り越えようとする姿が印象的でした。
特に、杜如玉(とじょぎょく)の冷静さと勇気は、春家(しゅんけ)の人々を支える大きな力となっていました。また、郭振生の機転と行動力も、危機を脱する上で重要な役割を果たしました。
つづく